CaptainSparklez
CaptainSparklez | ||||||||||||
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2018年 | ||||||||||||
人物 | ||||||||||||
生誕 |
Jordan Maron 1992年2月10日(32歳) アメリカ合衆国、カリフォルニア州ロサンゼルス | |||||||||||
出身校 | カリフォルニア大学サンタバーバラ校 | |||||||||||
職業 | ||||||||||||
YouTube | ||||||||||||
チャンネル | ||||||||||||
活動期間 | 2010年 – | |||||||||||
ジャンル | ||||||||||||
登録者数 | 1140万人 | |||||||||||
総再生回数 | 40億7000万回 | |||||||||||
関連人物 | TryHardNinja | |||||||||||
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チャンネル登録者数・総再生回数は 2023年12月10日時点。 |
CaptainSparklez(キャプテンスパークルズ)(本名:Jordan Maron(ジョーダン・マロン)、1992年2月10日 - )は、主にMinecraftの動画で知られるアメリカ合衆国のYouTuber、Twitchストリーマーである。2024年1月 現在[update]、YouTubeのメインチャンネルの登録者数は1140万人を超えている。
2010年、当時18歳だったマロンは、『コール オブ デューティ』のゲームプレイ動画を投稿するため、最初のYouTubeチャンネルを作成した。同年後半、CaptainSparklezと名付けた新チャンネルに移行し、Minecraftの動画を投稿し始めた。また、2011年にはJustin.tvでの活動を開始し、さまざまなゲームのライブストリーミングを行った。そして、Justin.tvがTwitchに統合された後も、Twitchでストリーミングを続けた。YouTubeでは、Minecraftをテーマにしたミュージックビデオや日々のゲーム実況動画を通じてファン層を築き始めた。また、規模は比較的小さいながらもTwitchでも人気があった。2011年末にはYouTuberを本業とするほどの成功を収めた。2012年初頭には、CaptainSparklezのチャンネル登録者数が100万人に到達した。またマロンは、モバイルゲーム会社やアスレジャー商品など、他の企画にも関わっている。チャンネル開設から13年が経過した2023年12月には、メインチャンネルへのMinecraftの実況動画の投稿を停止することを発表した。
マロンは、Minecraftをテーマにした楽曲や人気曲のパロディで最もよく知られている。楽曲は歌手のTryHardNinjaと協力して作成した。また、これらのアニメーションミュージックビデオは、マロンのチャンネルで最も視聴されており、2010年代初頭の一時期はYouTubeで最も視聴されたMinecraft動画であった。「DJ Got Us Fallin' in Love」のパロディである「Revenge」は、最も視聴されたMinecraftのYouTube動画を含む3つのギネス世界記録に認定された[注釈 1]。
生い立ち
[編集]ジョーダン・マロンは1992年2月10日にロサンゼルスで生まれた[‡ 1][‡ 2]。両親は結婚しておらず、彼が幼い頃に別居した。マロンの母親は後に別の男性と結婚した。マロンはほとんどの時間を母親と過ごし、4歳のときに母親とサンタバーバラに引っ越した。大学の進学前はサンタバーバラ高校に通っていた[‡ 1]。その後、カリフォルニア大学サンタバーバラ校で化学工学を専攻していたが、ビデオゲームが将来性のある職業になる可能性に気づき、1年生のときにコンピューター・サイエンスに転向した。2年生の第一四半期の後、マロンはYouTubeで十分な成果を挙げていたため中退することを決めた[‡ 1][1]。
インターネットでの経歴
[編集]マロンはゲーム実況YouTuberに刺激され、18歳の誕生日に母親にPC用キャプチャーボードを頼んだ[2]。同月の2010年2月、『コール オブ デューティ』の動画を投稿してスコアを「披露」するために、「ProsDONTtalkSHIT」と名付けた最初のYouTubeチャンネルを作成した[1][‡ 3]。チャンネルは小規模で、動画1本あたりの視聴回数は1万回程度であった。マロンは、チャンネルが成長したときに備えて、あまり下品でないユーザー名にすることにしたが、依然としてチャンネルが成長する可能性は低いと考えていた。2010年7月20日、新しいチャンネルを作成し、思い切って「CaptainSparklez」と名付けた[3][‡ 4]。彼はMinecraftが翌年インターネットで有名になる前に別のYouTuberであるSeaNannersからMinecraftを紹介された[4]。マロンは懐疑的だったが、Minecraftの動画を制作することにした[5]。そして、8月に最初のMinecraft実況動画を投稿した[6]。
マロンは両親に約束したにも関わらず、大学に入学してからYouTube動画の制作により携わるようになった[2]。また、2011年にはJustin.tvでゲーム実況のライブストリーミングを始めた。その後、Justin.tvのゲームセクションはTwitchに移行され、そこでストリーミングを続けた。マロンは動画を収益化できるようになった後、12月にYouTuberを本業として始めた[1]。そして、日々のゲーム実況動画から部分的にファン層を築き上げ[7]、2012年4月にはチャンネル登録者数が100万人に達した[8]。2013年9月、CaptainSparklezは再生回数が10億回を突破した5番目のソロゲームチャンネルとなった[6]。マロンは、2015年に芸能事務所のウィリアム・モリス・エンデバー(WME)と契約した[9]。2016年には、マロンと他の4人のYouTuberが、Minecraftのスピンオフゲーム『Minecraft: Story Mode』の第6話でMinecraftアバターの声を担当した[10]。
コンテンツ
[編集]マロンはYouTubeのMinecraftコンテンツで最もよく知られている[11]。YouTubeのメインチャンネルではゲーム実況動画が中心で、Twitchライブストリームを利用して新しいゲームを試しているが、視聴者は少ない[1][6][7]。また、他の種類のMinecraftコンテンツとしてミュージックビデオ[3]やフィットネスコンテンツ[12]などをアップロードしている。以前は、1日に1、2本の動画が投稿され[5][7]、実況動画の間により高度に制作された動画を投稿していた[1]。マロンはさらに10のチャンネルを作成した[13]。2023年12月、マロンはYouTubeのメインチャンネルでMinecraftのゲームプレイコンテンツの投稿をやめると発表した[‡ 5]。
マインクラフトソング
[編集]マロンは、自身がプロデュースし、自身のチャンネルに投稿したMinecraftをテーマにした楽曲で特に知られている。ウォール・ストリート・ジャーナルは、ファンダムにおける地位から、マロンを「the godfather of Minecraft song parodies(マインクラフトソングパロディのゴッドファーザー)」と呼んだ[14]。2010年代初頭、マロンのアニメーションミュージックビデオは、YouTubeで最も視聴されたMinecraft動画であり[15]、マロンのチャンネルで最も視聴されたビデオでもあった。楽曲の多くは、当時の人気曲のMinecraftをテーマにしたパロディであったが、マロンの制作チームはオリジナルの楽曲も作成している。アニメーションは、匿名であるBootstrap Buckarooが主導し、ボーカルはTryHardNinjaとしてネット上でビデオゲームを題材にした楽曲を制作しているIgor Gordienkoが担当している[5]。TryHardNinjaが作曲する楽曲は、ハイテンポのシンセポップと電子音楽である[16]。
2011年8月19日、マロンはアッシャーの「DJ Got Us Fallin' in Love」のMinecraftをテーマにしたパロディ音楽「Revenge」をYouTubeに投稿した。2023年 現在[update]、ミュージックビデオの再生回数は2億8,300万回を超えており、彼の最も視聴された動画となっている[‡ 6]。この曲は、クリーパーに襲われるプレイヤーの視点で歌われている[17]。同年10月、マロンは「江南スタイル」のパロディ音楽「Minecraft Style」を公開し、同じくバイラル・ビデオとなった[18][19]。タイオ・クルーズの「Dynamite」のパロディ音楽「TNT」は、2019年4月に再生回数が原曲であるイギリス版のミュージックビデオを上回った[20]。同年後半、「Revenge」は、グループチャットで歌詞を1つずつ順番に入力することに挑戦するインターネットミームとして再び注目を集めた[21]。
2012年から2022年にかけて、マロンは「Fallen Kingdomシリーズ」と呼ばれる5本の関連するMinecraftミュージックビデオを公開した[‡ 7][22]。「Fallen Kingdom」は、コールドプレイの「Viva la Vida」のパロディ音楽であり、城を失った王の視点から歌われた曲である[14]。一方、「Take Back the Night」はYouTubeでの再生回数により、ビルボードダンス/エレクトロニックソングチャートで2位となった[23]。シリーズのストーリー展開は「Find the Pieces」、「Dragonhearted」、「Rising Kingdom」と続いた[‡ 7]。2017年、マロンはプロデューサーのSeven Lionsやイレニアム、Said the Sky、歌手のHalieneとコラボして「Rush Over Me」を制作した[16]。
その他の事業
[編集]モバイルゲーム
[編集]マロンとアクティビジョンの共同創業者ハワード・マークスは、モバイルゲーム会社XREALを共同設立した。マークスは、マロンの祖母の共通の友人を通じて初めてマロンと連絡を取った。2015年5月にiOSとAndroid向けに最初のゲーム『Fortress Fury』をリリースした。本作では、プレイヤーは武器やアイテムを作り、タイルベースの2D要塞を構築して、リアルタイムマルチプレイヤーバトルで他のプレイヤーの要塞を破壊する[7][24][25]。本作は契約スタジオによって開発されたが、発売後に制作はXREAL社内に移った。スタジオは、将来性のあるモバイルEスポーツ場面向けのゲームを制作することを目指していた[1][7]。
本作のタイトルはもともと『Fortress Fallout』になる予定だった。しかし、「Fallout シリーズ」の開発元ベセスダ・ソフトワークスの親会社ゼニマックス・メディアがXREALに停止命令書を送り、ゲームの商標登録申請を取り下げ、今後の販促資料でタイトルを使用しないよう求めた。マロンや複数のメディアは、Fallout シリーズとは大きく異なるモバイルゲームが関連付けられる可能性は低いと考えていた。一方で、小規模の会社であったXREALにはゼニマックスと戦うだけの資金がなかった[25][26][27]。マロンは後に動画で、この命令書はベセスダがリリースまで秘密にしていたモバイルゲーム『Fallout Shelter』(2015年)との競合を防ぐために送られたと述べた[‡ 8]。
本作は、最初の3か月で200万回以上ダウンロードされた一方で、それに見合う収益は得られず、アメリカでiOSゲームの売上上位200位にも入らなかった。TouchArcadeのTasos Lazaridesは、これはマロンがゲーム内購入を減らしてプレイヤーに優しいゲームにしようとしたことと、競争の激しいApp Store市場によるものだと示唆したが、ガーディアンのStuart Dredgeはフォロワーの多くが子供だったためだと推測した。マロンはフォロワーにタイトル、ロゴ、アイコンアートの投票をさせていた[7][28][注釈 2]。
商品とパートナーシップ
[編集]マロンは2013年にMaker Studiosのポラリスとのパートナーシップ契約を結んだ[29]。2017年にPocketWatchと同様の契約を結んだ後、マロンは同社の株式を取得し、翌年に、Pocketwatchの最初の本『Watch This Book』に子供向けコンテンツクリエイターの一人として登場した[30][31]。
CaptainSparklezのアクションフィギュアは、2015年5月22日に発売され、Minecraftをテーマにした最初のTube Heroes商品の一部であった[32]。2020年2月、マロンはQuality Contentと呼ばれるアスレジャー衣料ブランドを立ち上げた[12]。
受賞と評価
[編集]「Revenge」は、YouTubeで最も再生回数の多いMinecraftの動画、YouTubeで最も再生回数の多いマシニマ、最も再生回数の多いビデオゲームを基にしたファンフィルムとしてギネス世界記録に認定された[33][34][35][注釈 1]。2015年、マロンとSethBlingは、 Minecraftで動作する携帯電話のデモンストレーションを行い、その様子をベライゾンのスポンサー動画として投稿した。これは、Minecraftで動作する初の携帯電話としてギネス世界記録に認定されている。クライアントサーバモデルには、ベライゾン、Blockworks、Wieden+Kennedyが開発したBoxelと呼ばれるウェブアプリケーションが使用され、携帯電話のソフトウェアをゲーム内のブロックに瞬時に変換している[36][37][38][39]。2016年、マロンはフォーブス30アンダー30のゲーム部門に選ばれ[40]、また、Shorty Awardのゲーム部門にノミネートされた[41]。
私生活
[編集]2015年10月、マロンはサンセット・ストリップにある邸宅を450万ドルで購入し、メディアの注目を集めた[42][43][44]。マロンは2023年にカリフォルニア州パサデナに移住した[45]。
出演
[編集]年 | 作品 | 役割 | 備考 | 出典 |
---|---|---|---|---|
2015 | Wonder Quest | CaptainSparklez | ウェブ・シリーズ | [46] |
2015 | 超ゲーマー伝説 ぼくらの裏ワザ青春白書 | CaptainSparklez | ゲスト | [47] |
2016 | Bad Internet | ウェブ・シリーズ | [47] | |
2016 | MatPat's Game Lab | ウェブ・シリーズ | [47] | |
2016 | Happy Wheels: The Series | スティーブン(ビジネスマン) | [48] |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f Takahashi, Dean (September 30, 2015). “Jordan 'CaptainSparklez' Maron lives the fairy tale life of getting paid to play Minecraft (interview)” (英語). VentureBeat. September 14, 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。November 4, 2022閲覧。
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一次資料
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関連文献
[編集]- “Meet CaptainSparklez”. Game On! 2018. Scholastic. (2017). pp. 26–29. ISBN 9781338189933
外部リンク
[編集]- CaptainSparklez - YouTubeチャンネル
- CaptainSparklez (@captainsparklez) - Twitch
- CaptainSparklez - SoundCloud
- CaptainSparklez - IMDb
- Google+ Hangout: The Future of Minecraft with CaptainSparklez, Block Fortress and Will Blew(タイム、2013年5月24日)