Starfield (ゲーム)
ジャンル | アクションRPG |
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対応機種 |
Microsoft Windows Xbox Series X/S |
開発元 | Bethesda Game Studios |
発売元 | ベセスダ・ソフトワークス |
ディレクター | トッド・ハワード[1] |
デザイナー | エミル・パグリアーロ[1] |
音楽 | イノン・ズール[2] |
美術 | イシュトヴァン・ペリー[1] |
人数 | シングルプレイヤー |
発売日 | 2023年9月6日[3] |
対象年齢 | CERO:Z(18才以上のみ対象) |
コンテンツアイコン | CERO:犯罪・暴力 |
エンジン | Creation Engine 2[4] |
動作環境 | ||||||||||||||||||||||||
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『Starfield』(スターフィールド)は、ベセスダ・ソフトワークスより2023年9月6日に発売されたゲームソフト。ジャンルはオープンワールド型のアクションロールプレイングゲーム。対応プラットフォームはMicrosoft WindowsおよびXbox Series X/S。
概要
[編集]The Elder ScrollsやFallout シリーズで知られるBethesda Game Studiosが、25年ぶりに手掛ける完全新規タイトル。人類が太陽系外に進出した西暦2330年を舞台に、プレイヤーは宇宙探検家集団「コンステレーション」の一員として広大な宇宙を冒険する[6]。
開発
[編集]本作のディレクターであるトッド・ハワードは、これまでに様々なゲームを制作してきた中で、しばしば「宇宙のゲーム」について考えていたという[7]。開発が始まった正確な時期については明かされていないものの、2013年には「Starfield」という名称を商標登録している[8]。
ハワードはIGNのインタビューで、Xbox Series X/S版はいずれも30fpsに固定されると語った[9]。画質とパフォーマンスのどちらを優先するか選択できるゲームが増えている中、この仕様はゲーマーの間で議論を呼ぶこととなった[10]。
PC版では、AMDが本作の「独占的パートナー」となる。Ryzen 7000シリーズとRadeon RX 7000シリーズに最適化され、PCとXbox Series X/Sの両方で優れたパフォーマンスが得られるとしている[11]。後日、アップデートでDLSSへの対応が予定されている。
マイクロソフトのXbox部門責任者であるフィル・スペンサーは、同社がベセスダ・ソフトワークスの親会社ゼニマックス・メディアを買収した理由の一つに、本作の存在を挙げている。ソニーはDEATHLOOPやGhostwire: Tokyoと同様に、本作でもXbox版の発売を遅らせることを条件に報酬を支払うよう交渉していたという[12]。もっとも、マイクロソフトもライズ オブ ザ トゥームレイダー[13]やPUBG[14]、S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl[15]、ARK 2[16]などで同様の契約を結んでおり、このような交渉は珍しいものではない。
登場人物
[編集]- 主人公
- 炭鉱の仕事に就いていたある日、採掘場で偶然見つけたアーティファクトに触れたことで宇宙を巡る旅に出る。
- 宇宙に散らばった全てのアーティファクトを集め「ユニティ」に辿り着くことを目的とする。
- 出自などはプレイヤーが決められ、金を払えば指名手配といったマイナス特性を解消することもできる。出自によっては両親が出てくることもある。
- 2周目以降
- ユニティに辿り着き「スターボーン」として生まれ変わる。並行世界の宇宙でもう一度ユニティに辿り着く旅に出る。
- コンステレーションのメンバーに自分がスターボーンであることを明かすとメインシナリオをスキップさせ、アーティファクトのみを集めることも可能。それ以外では周回ごとに何かしらの変化がある。
コンステレーション
[編集]- バレット
- 声 - 岩崎ひろし[17]
- 主人公が最初に会うコンステレーションのメンバー。元UC所属の物理学者。最初の宇宙船の所有者。同性愛者。
- サラ・モーガン
- 声 - 田村睦心[17]
- コンステレーション議長代理。UC海軍に航海士として所属していた経験もある元軍人。
- ウォルター・ストラウド
- コンステレーションのメンバー兼パトロン。宇宙船造船企業の大手ストラウド・エクランドのCEO。
- ウラジミール・サール
- 元海賊で紅の艦隊に所属していたこともある。普段は宇宙ステーション「アイ」で観測している。
- マッテオ・カトリ
- 声 - 櫻井トオル
- 神学者。有人星系外に知的生命体が存在していることを主張する。
- ノエル
- 声 - 伊藤静
- サラの弟子。
- サム・コー
- 声 - 小山剛志
- 宇宙を旅するカウボーイ。アキラ・シティの開拓者ならびに自由恒星同盟の発足に貢献した英雄ソロモン・コーの末裔。
- コラ・コー
- 声‐青木瑠璃子
- サムの娘。
- アンドレヤ
- 声 - 恒松あゆみ
- ヴァスコ
コロニー連合
[編集]UCバンガード
[編集]レッドデビル
[編集]自由恒星同盟
[編集]自由恒星レンジャー
[編集]覚醒者
[編集]紅の艦隊
[編集]企業
[編集]ホープテック
[編集]リュウジン・インダストリー
[編集]スターボーン
[編集]- ハンター
- 主人公の前に現れる享楽的なスターボーン。
- エミッサリー
- 声 - 岩崎ひろし、田村睦心、小山剛志、恒松あゆみ他
- 主人公の前に現れる穏健派のスターボーン。
- 正体は並行世界の宇宙でスターボーンとなったコンステレーションのメンバーだが、誰になるかは周回によって異なる。
用語
[編集]- グラヴ・ドライブ
- 本作におけるワープ航法を実現するために必要となるワープ用エンジンの名称。正式名称はグラヴィティ・ドライブ。22世紀後半に完成。航行距離は宇宙船に搭載するヘリウムタンクの容量とグラヴ・ドライブの性能によって決まる。
- 終盤でコンステレーションのメンバーはグラヴ・ドライブの開発によって地球が滅びることになったことを知る。
- コロニー連合
- アルファ・ケンタウリを中心とする星間国家。首都はニューアトランティス。
- 自由恒星同盟
- シャイアン・ヴォライ・ナリオンからなる惑星同盟。首都はシャイアンにあるアキラシティ。その成り立ちから自由と独立を尊重しコロニー連合とは対立関係にある。
- コロニー戦争
- 本編開始の23年前にあたる2307年に自由恒星同盟がルナラ星系惑星ヴェスタの進出したことから始まる星間国家間戦争。
評価
[編集]Metacriticで、評価「88」を獲得した[18]。Xbox/PC合計で全世界同時プレイヤー数100万人を達成した[19]。発売2日目で、累計600万人のプレイヤーを達成した[20]。9月16日にプレイヤー数が1000万に到達したと発表。これはベセスダのゲーム史上最速のプレイヤー数ベースである。
TYPE-MOON StudioBBの新納一哉はHDDにインストールをして動作しないと不満を漏らした。上記にある通り最低動作環境でもSSDへのインストールが必須となっている。
出典
[編集]- ^ a b c “ベセスダ新作『スターフィールド』トッド・ハワードら開発陣の中枢が没入感を深める派閥の選択や宇宙の冒険を語るトレーラーが公開!”. ファミ通.com (2022年3月17日). 2023年6月28日閲覧。
- ^ “『Starfield』の楽曲は、惑星へ出発し帰還するという巡りめぐる旅をイメージしている”. IGN Japan (2022年4月27日). 2023年6月28日閲覧。
- ^ “「Starfield」発売日が9月6日に決定!”. GAME Watch (2023年3月9日). 2023年3月9日閲覧。
- ^ “シリーズ最新作「The Elder Scrolls VI」の開発はまだデザイン段階、Todd Howard氏が“Creation Engine 2”との関係を含む最新の進捗を報告”. doope! (2021年6月30日). 2023年6月28日閲覧。
- ^ “「Starfield」推奨グラボはRTX 2080!メモリは16GB必須などPC版の動作環境公開”. GAME Watch (2023年6月13日). 2023年6月27日閲覧。
- ^ “『Starfield』開発者により“同作にない要素”がいろいろ明かされる。宇宙生物に乗れない、地上ビークルもない、でもジェットパックで快適”. AUTOMATON (2023年6月23日). 2023年6月28日閲覧。
- ^ “期待のオープンワールド『Starfield』惑星表面は自動生成、変な形の宇宙船を作ることもできる、そして目指すは“NASAパンク”!?壮大過ぎる新情報の数々”. Game*Spark (2023年6月12日). 2023年6月28日閲覧。
- ^ “スターフィールド、少なくとも6年前から開発されていたことが明らかに”. NME Japan Gaming (2022年1月19日). 2023年6月28日閲覧。
- ^ “『Starfield』Xbox Series X/S版のフレームレートは30fps固定になる”. IGN JAPAN (2023年6月12日). 2023年6月28日閲覧。
- ^ “『Starfield』Xbox Series X/S版はなぜ上限30fpsなのか、専門家たちが理由を推測。ヒントは「サンドイッチ」にありか”. AUTOMATON (2023年6月16日). 2023年6月28日閲覧。
- ^ “「Starfield」のPC版について,AMDが「独占的パートナー」を発表。RyzenとRadeonに最適化し,PCとXboxで優れたパフォーマンスを発揮”. 4gamer.net (2023年6月28日). 2023年6月28日閲覧。
- ^ “『Starfield』のPlayStation独占を阻止するため。MS幹部がベセスダ買収の動機を明かす”. TechnoEdge (2023年6月24日). 2023年6月28日閲覧。
- ^ “『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』のXbox時限独占は、 約110億円で獲得されていた可能性。スクエニ元スタッフが言及”. AUTOMATON (2021年9月1日). 2023年9月1日閲覧。
- ^ “『PUBG』Xbox One版のパブリッシャーがMicrosoftに決定。PC版は800万セールス突破”. AUTOMATON (2017年8月21日). 2023年6月28日閲覧。
- ^ “チェルノブイリ・サバイバルFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2』のXbox Series X/S版は、3か月間の時限独占か。裁判資料にて記載が見つかる”. AUTOMATON (2021年5月3日). 2023年9月1日閲覧。
- ^ “恐竜サバイバル続編『ARK II』、コンソールローンチはXbox Series X|S独占に―PC版の存在も明らかに【UPDATE】”. Game*Spark (2020年12月11日). 2023年9月1日閲覧。
- ^ a b “大型SFオープンワールドRPG『Starfield』リリース間近、主要キャラクターの紹介ポスト!日本語声優も公開―先行アクセスは9月1日午前9時”. GameSpark. 2023年9月7日閲覧。
- ^ “Starfield for PC Reviews - Metacritic”. Metacritic. 2023年9月1日閲覧。
- ^ “『Starfield』がXbox/PC合計で全世界同時プレイヤー数100万人を達成。大いなる宇宙進出時代の幕開け”. ファミ通. 2023年9月7日閲覧。
- ^ “『Starfield』が発売2日で累計600万プレイヤーを達成。ベセスダ史上最大のローンチに”. ファミ通. 2023年9月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- Starfield - Steam
- Starfield (@starfieldgame) - X(旧Twitter)