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スマキエー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スマキエー (Sumaghiyyeh)
別名 スマギエー
種類 シチュー
発祥地 アラブ世界
地域 パレスチナガザ地区
主な材料 スマック、炒めたフダンソウ、煮込んだ牛肉、ヒヨコマメ
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スマキエーまたはスマギエー Sumaghiyyeh (アラビア語: السماقية‎) は、古くから特別な日に出されるガザシティ発祥のパレスチナ料理英語版。 香辛料のスマックが料理名の由来である。[1] 伝統的なアラブ料理英語版のひとつで、11世紀にはすでにAbū al-Muṭahhar al-Azdī著の『Ḥikāyat Abū al-Qāsim』(街中のパーティーに押しかける主人公の物語) の中に、他の料理と並んで登場している。[2]15世紀の料理本 (Kitāb al-Ṭibāḫa) で、著者Ibn al-Mubarradが調理法を紹介している。

最初にスマックを挽いた粉を水に浸し、次にタヒニ (胡麻のペースト) と混ぜる。さらに水を加えて、とろみをつけるための小麦粉を入れる。刻んだフダンソウソテーし、ことこと煮込んだ牛肉を細切れにしたもの、ヒヨコマメとともに、混ぜあわせたペーストに加えて火にかける。オリーブオイルで揚げたニンニクとディルシード、トウガラシで風味づけし、それぞれの器に注いで冷やす。ピタパンですくって口に運ぶ。[1]

References

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  1. ^ a b The Foods of Gaza al-Haddad, Laila, This week in Palestine. Turbo Computers & Software Co. Ltd. June 2006, Accessed on 2008-01-07.
  2. ^ Geert Jan van Gelder, God's Banquet (New York: Columbia University Press, 2000) p. 76



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