ソンガイ族
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ソンガイ族(ソンガイぞく、Songhai)はニジェール川の中流でマリ共和国東部やニジェール共和国南西部に居住する部族。ソンライ族、ソンゴイ族とも呼ばれる。主にニジェール南西部に居住するジェルマ人とは近縁関係にあり、言語・文化も共通しているため、総称してジェルマ・ソンガイ人と呼ばれることもある[1]。
言語
[編集]歴史
[編集]1464年にソンガイ帝国を建国し、トンブクトゥを中心としてイスラムの文化が繁栄した。
文化
[編集]ミレット、稲、麦、コーラなどの栽培のほか、牛、羊、ヤギ、ラクダ、ロバなどの飼育を行い、生活の基礎としている。そのほかニジェール川での漁撈も盛んである。
社会的にはアラブとの混血であるアルマと呼ばれる貴族階級と、スーダンニグロ系のガビビ(英: gabibi)と呼ばれる農民、ソルコ(英: Sorko)と呼ばれる漁民とで階層社会を形成している。そのほか、工芸職人のカースト制度が取り入れられており、鍛冶、皮革工芸、織物工芸などが盛んにおこなわれ、交易品として使用されている。
脚注
[編集]- ^ 「ニジェール 独立50年の全体像」p23-24 小倉信雄・久保環著 東京図書出版 2013年5月23日初版発行