コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

家の裏でマンボウが死んでるP

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タカハシヨウから転送)
家の裏でマンボウが死んでるP
活動期間 2009年 -
レーベル SPEEDSTAR RECORDS
2012年 - 2020年
事務所 ビクターミュージックアーツ
2013年 - 2020年
公式サイト 家の裏でマンボウが死んでるP/ manbo-p Official Website
メンバー タカハシヨウ(音楽)
竜宮ツカサ(イラスト)
著名使用楽器
VOCALOID
BUMP OF CHICKEN
the pillows
家の裏でマンボウが死んでるP
YouTube
チャンネル
ジャンル 音楽
登録者数 24.9万人
総再生回数 45,690,794 回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年11月1日時点。
テンプレートを表示

家の裏でマンボウが死んでるP(いえのうらでマンボウがしんでるピー)は、日本の姉弟音楽ユニットSPEEDSTAR RECORDSに所属していた。2023年現在、フリーランスで活動している。

メンバー

[編集]
タカハシ ヨウ
音楽担当。
竜宮 ツカサ(りゅうぐう ツカサ)
イラスト担当。タカハシヨウの実姉。

来歴

[編集]

2009年[1]7月12日[2]、タカハシヨウが「家の裏でマンボウが死んでるP」を名乗ってニコニコ動画に「家の裏でマンボウが死んでる」を投稿する。この曲を投稿するにあたってタカハシは竜宮ツカサにイラストを依頼し[3]、以後、タカハシが音楽、竜宮がイラストを担当する形で動画投稿サイトを中心に活動するようになる[4]

2012年2月7日ニコニコ生放送の配信中にメジャー・デビューすることを発表し[5]4月25日SPEEDSTAR RECORDSからデビューアルバム『My Colorful Confuse』を発売した。なお、活動当初、「家の裏でマンボウが死んでるP」はタカハシヨウの個人名義であり[1]、竜宮ツカサは「マンボウの姉」としてタカハシの曲のイラストを手がけていたが、メジャー・デビューを機に竜宮がアートワーク担当の絵師としてメンバーに加わり[1]、「家の裏でマンボウが死んでるP」はタカハシと竜宮のユニット名義に変更された[6]

その後、2012年7月12日に、七夕伝説を背景にした3部作「星のとなりの空け者」をニコニコ動画に投稿する[2]

音楽活動以外にも活動範囲を広げ、2013年1月から『ガンガンONLINE』にて原作: タカハシヨウ 作画: 竜宮ツカサによる漫画「浮かれバケモノの朗らかな破綻」の連載を開始。同時に漫画のテーマソングをニコニコ動画にアップ。

2013年1月9日に講談社BOXからタカハシヨウが書いた小説版「クワガタにチョップしたらタイムスリップした」が発売(イラストは竜宮ツカサ)。

2020年4月にタカハシヨウがtwitterにてビクターミュージックアーツを退所したことを報告した[7]

音楽性

[編集]

一風変わったタイトル[8]と、そのタイトルからは想像できない結末を見せる独特の詞世界[9]で人気を集める。投稿動画1作目である「家の裏でマンボウが死んでる」は50万以上の再生回数を記録し、投稿動画の総再生回数も500万回を超える[10]

楽曲とイラストの制作については、まずタカハシがタイトルと歌詞を作り、それを受けて竜宮がイラストを作成する。そして竜宮がイラストを描く間にタカハシが作編曲を行い、最後に2人の作業を合わせて作品を完成させるという手法を取っている[3]

タカハシは、自分が影響を受けた音楽家としてBUMP OF CHICKENthe pillowsを挙げている[11]。また、タイトルや楽曲のストーリーについては『劇場版 クレヨンしんちゃん』の影響を受けているとも発言している[1]

ディスコグラフィー

[編集]

アルバム

[編集]
発売日 タイトル 規格品番
1st 2012年4月25日 My Colorful Confuse VIZL-468(初回限定盤)
VICL-63861(通常盤)

楽曲提供・参加作品

[編集]
  • 『EXIT TUNES PRESENTS GUMitive from Megpoid(Vocaloid)』(EXIT TUNES、2011年9月7日発売)
    • 「クワガタにチョップしたらタイムスリップした」を提供
  • 『EXIT TUNES PRESENTS Supernova6』(EXIT TUNES、2011年9月21日発売)
    • 「おでこに生えたビワの性格が悪い」を提供
  • 『EXIT TUNES PRESENTS 煌千紫万紅大雅宴 feat.神威がくぽ』(EXIT TUNES、2011年10月5日発売)
    • 「先週、肝臓が腎臓にフラれたらしい」を提供
  • 『V love 25〜Aperios〜』(BinaryMixx Records、2011年11月16日発売)
    • 「クワガタにチョップしたらタイムスリップした」を提供
  • 『EXIT TUNES PRESENTS GUMish from Megpoid(Vocaloid)』(EXIT TUNES、2011年12月21日発売)
    • 「キッチンでカッパがタニシ茹でてる」を提供
  • 『VOCALO APPEND feat.初音ミク』(FARM RECORDS、2012年1月11日発売)
    • 「消火器がダンディーで気が利く場合」を提供
  • 『JAZZIN' FOR VOCALOID 〜covers〜』(FARM RECORDS、2012年2月15日発売)
    • MAKKIによる「粘着系男子の15年ネチネチ」を収録
  • 『Happy Party☆彡 - VOCALOID(tm)3 Megpoid(GUMI) -』(ヤマハミュージックコミュニケーションズ、2012年3月14日発売)
    • 「クワガタにチョップしたらタイムスリップした」を提供[12]
  • 『しんがー・そんぐ・らいてぃんぐ(LOiD-03)』(ビクターエンタテインメント、2012年3月28日発売)
    • タカハシヨウによる「クワガタにチョップしたらタイムスリップした」を収録
  • 『伊東健人の「俺がMCすることになった番組、ラノベにMVつけるとか言ってるんだが!?」』(KADOKAWA、2022年3月17日放送)
    • 「【朗報】俺の許嫁になった地味子、家では可愛いしかない。」のイメージ曲『笑顔を結ぶ花』を提供。作詞:氷高悠、イラスト:たん旦[13]

イラスト・動画提供作品

[編集]
  • 『100%GUMI宣言!-Megpoid VIDEO CLIP COLLECTION + LIVE [DVD]』(エイベックス・マーケティング、2012年3月14日発売)
    • 「クワガタにチョップしたらタイムスリップした」PVを収録
  • 『Counteraction -V-Rock covered Visual Anime songs Compilation-』(ビクターエンタテインメント、2012年5月23日発売)
    • ジャケットイラスト提供[14]

関連書籍

[編集]

漫画

[編集]

小説

[編集]

出演番組

[編集]

ラジオ

[編集]
  • 家の中で生きてるラジオ(2013年4月 FM横浜およびニコニコ生放送)(タカハシヨウのみ)
  • wktkの枠(2012年5月、JFN系11局およびニコニコ生放送) - 期間限定コーナー担当(タカハシヨウのみ)
  • 真夜中のbayfmでマンボウが死んでるP(2012年5月、bayfm

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d 成松哲. “人気ボカロPがユニットに進化、知られざる姉弟関係を暴く”. ナタリー. ナターシャ. p. 1. 2012年5月10日閲覧。
  2. ^ a b 家の裏でマンボウが死んでるP、前代未聞の新曲3曲同時アップ!”. リスアニ!WEB. エムオン・エンタテインメント (2012年7月13日). 2013年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月5日閲覧。
  3. ^ a b 成松哲. “人気ボカロPがユニットに進化、知られざる姉弟関係を暴く”. ナタリー. ナターシャ. p. 2. 2012年5月10日閲覧。
  4. ^ 「ボカロが歌う錯乱、仰天、感動の物語。家の裏でマンボウが死んでるP、デビュー!」『ROCKIN'ON JAPAN 2012年 5月号』2012年、237頁。 
  5. ^ 家の裏でマンボウが死んでるPがSPEEDSTAR RECORDSからデビュー決定”. BARKS. グローバル・プラス (2012年2月8日). 2012年5月10日閲覧。
  6. ^ 姉弟インタビューで暴く家の裏でマンボウが死んでるPの秘密”. ナタリー. ナターシャ (2012年4月20日). 2012年5月10日閲覧。
  7. ^ @takahashi_manbo (2020年4月2日). "遅くなりましたがご報告です。…". X(旧Twitter)より2023年2月5日閲覧
  8. ^ ニコ動発の人気ボカロP、家の裏でマンボウが死んでるPがメジャー・デビュー”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード (2012年2月8日). 2012年5月10日閲覧。
  9. ^ 【家の裏でマンボウが死んでるP】インタビュー”. HMV ONLINE. ローソンHMVエンタテイメント (2012年4月11日). 2012年5月10日閲覧。
  10. ^ 「ニコ動で活動してきた部分の集大成」『週刊アスキー 2012年5月22日号』2012年5月、136頁。 
  11. ^ ニコ動アーティストに訊く”. ナタリー. ナターシャ (2012年2月22日). 2012年5月10日閲覧。
  12. ^ ボカロコンピ2枚同時発売記念イベントでコスプレ大会”. ナタリー. ナターシャ (2012年4月5日). 2012年5月10日閲覧。
  13. ^ jimikawaの2022年3月17日のツイート2023年6月13日閲覧。
  14. ^ 名曲満載!V系アニソンカバー集にギルド、AYABIE、νら”. ナタリー. ナターシャ (2012年4月17日). 2012年5月10日閲覧。

外部リンク

[編集]