おおぐま座ミュー星
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おおぐま座μ星[1] Mu Ursae Majoris | ||
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星座 | おおぐま座 | |
見かけの等級 (mv) | 3.05[1] | |
分類 | 分光連星[1] | |
位置 元期:J2000.0[1] | ||
赤経 (RA, α) | 10h 22m 19.73976s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | +41° 29′ 58.2691″[1] | |
赤方偏移 | -0.000071[1] | |
視線速度 (Rv) | -21.30km/s[1] | |
固有運動 (μ) | 赤経: -81.47 ミリ秒/年[1] 赤緯: 35.34 ミリ秒/年[1] | |
年周視差 (π) | 14.16 ± 0.54ミリ秒[1] (誤差3.8%) | |
距離 | 230 ± 9 光年[注 1] (71 ± 3 パーセク[注 1]) | |
絶対等級 (MV) | -1.2[注 2] | |
物理的性質 | ||
スペクトル分類 | M0III [1] | |
色指数 (B-V) | +1.59[2] | |
色指数 (U-B) | +1.89[2] | |
他のカタログでの名称 | ||
タニア・アウストラリス[3], Tania Australis[4], おおぐま座34番星[1] BD +42 2115[1] FK5 386[1], HD 89758[1] HIP 50801[1], HR 4069[1] SAO 43310[1] |
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おおぐま座μ星(おおぐまざミューせい、μ UMa / μ Ursae Majoris)は、おおぐま座の恒星で3等星。
概要
[編集]おおぐま座μ星は赤色巨星で、AAVSO(アメリカ変光星観測者協会)によれば変光の疑いがある星とされている[5]。AAVSOでは明るさは+2.99から+3.33まで変化すると疑われており、食変光星でないかと考えられている[5]。そのためNSV(疑変光星カタログ)の4829番に登録されている[5]。
分光学的に、1.5天文単位離れたところに230日の周期で公転する伴星を持つ二重星であることが明らかとなった。
名称
[編集]「南の二番目の足あと」[3]という意味のタニア・アウストラリス[3](Tania Australis[6])という固有名を持つ。Taniaとは、アラビア語で「二度目(の跳躍)」を意味し、これにラテン語で「南」を表す言葉をつなげたものである。2016年7月20日、国際天文学連合の恒星の固有名に関するワーキンググループは、この名称を固有名として承認した[4]。
Alkafzah Australis、El Phekrahという名前は、アラビア語で「(二番目の)脊椎骨」という意味である[7]。中国では、おおぐま座λ星とともに「中央の要人」を表すChung Tae(中台)と呼ばれている[8]。Alkafzah al Thaniyahとも。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s “SIMBAD Astronomical Database”. Results for mu. UMa. 2015年9月28日閲覧。
- ^ a b 輝星星表第5版
- ^ a b c 原恵『星座の神話 - 星座史と星名の意味』(新装改訂)恒星社厚生閣、1996年6月30日、105頁。ISBN 978-4-7699-0825-8。
- ^ a b “IAU Catalog of Star Names”. 国際天文学連合. 2016年8月31日閲覧。
- ^ a b c VSX : Detail for NSV4829 - アメリカ変光星観測者協会公式サイト内のページ。
- ^ Piazzi, G., The Palermo Catalogue, Palermo, 1814.
- ^ Burritt, E. H., Atlas, Designed to Illustrate the Geography of the Heavens, New York, 1835.
- ^ Allen, Richard Hinckley (1899). Star-Names and Their Meanings. New York: G. E. Stechert. p. 443