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ダグ・クリスティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダグ・クリスティーから転送)
ダグ・クリスティ
Doug Christie
サクラメント・キングス AC
ポジション SG/PG
役職 アシスタントコーチ
シュート 右手
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1970-05-09) 1970年5月9日(54歳)
出身地 ワシントン州シアトル
身長(現役時) 198cm (6 ft 6 in)
体重(現役時) 91kg (201 lb)
キャリア情報
出身 ペパーダイン大学
ドラフト 1992年 1巡目 17位  SEA 
選手経歴
1993-1994
1994-1996
1996-2000
2000-2005
2005
2005
2007
ロサンゼルス・レイカーズ
ニューヨーク・ニックス
トロント・ラプターズ
サクラメント・キングス
オーランド・マジック
ダラス・マーベリックス
ロサンゼルス・クリッパーズ
指導者経歴
2021- サクラメント・キングス (AC)
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

ダグ・クリスティDoug Christie)ことダグラス・デール・クリスティDouglas Dale Christie1970年5月9日 - )はアメリカ合衆国ワシントン州シアトル出身のバスケットボール選手。NBAサクラメント・キングスなどで活躍し、現在はアシスタントコーチを務めている。身長198cm、体重91kg。主なポジションはシューティングガード

経歴

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1992年のNBAドラフトで地元のシアトル・スーパーソニックスから全体17位で指名される。しかし契約交渉が難航し、結局シアトルでは一度もプレーすることなくロサンゼルス・レイカーズに放出された。レイカーズでは出場時間に恵まれず、翌シーズンにニューヨーク・ニックスに放出されたが、イースタン屈指の強豪であったスター揃いのニックスでもやはり出場時間には恵まれず、シーズン途中で新設された直後のトロント・ラプターズへ放出された。

控えガードとしての起用が続いたクリスティであったが、1998年にチームがチームの若手司令塔デーモン・スタウダマイアーをトレードで放出すると、クリスティは先発ポイントガードとして起用されるようになった。198cmとポイントガードとしてはかなり大柄なクリスティではあったが、当時はNBA全体でもロン・ハーパーのような守備型ポイントガードが好まれた時代であった。2000年、再びトレードによってサクラメント・キングスに移籍した。

クリスティの才能はキングスにて開花。先発シューティングガードの地位を掴み、リーグを代表するディフェンダーに成長を遂げ、初めてNBAオール・ディフェンシブの2ndチームに名を連ねることになった。また、この時期は3ポイントシュートの精度も向上し、リーグ屈指のシューターとして名を知られるようにもなった。この時期のキングスにはクリス・ウェバーブラデ・ディバッツペジャ・ストヤコビッチマイク・ビビーなどの才能ある選手が揃い、西部屈指の強豪チームとなっており、クリスティのキャリアの絶頂期でもあった。

2005年1月、クリスティはカッティーノ・モブリーとのトレードでオーランド・マジックに移籍[1]。しかしクリスティはこのトレードに不満で数試合出場したのみでオーランドから放出された。翌シーズンは優勝を目指すダラス・マーベリックスと1年契約を結んだが、出場試合には恵まれず、2006年12月に解雇。2007年、ロサンゼルス・クリッパーズと10日間契約を結んだが[2]、それ以降契約を更新することはできなかった[3]

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  リーグリーダー

レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1992–93 LAL 23 0 14.4 .425 .167 .758 2.2 2.3 1.0 .2 6.2
1993–94 65 34 23.3 .434 .328 .697 3.6 2.1 1.4 .4 10.3
1994–95 NYK 12 0 6.6 .227 .143 .800 1.1 .7 .2 .1 1.3
1995–96 23 0 9.5 .479 .526 .591 1.5 1.1 .5 .1 4.0
TOR 32 17 25.6 .436 .414 .789 3.8 2.9 1.8 .5 10.1
1996–97 81 81 38.6 .417 .384 .775 5.3 3.9 2.5 .6 14.5
1997–98 78 78 37.7 .428 .326 .829 5.2 3.6 2.4 .7 16.5
1998–99 50* 50* 35.4 .388 .304 .841 4.1 3.7 2.3 .5 15.2
1999–00 73 73 31.0 .407 .360 .843 3.9 4.4 1.4 .6 12.4
2000–01 SAC 81 81 36.3 .395 .376 .897 4.4 3.6 2.3 .6 12.3
2001–02 81 81 34.5 .460 .352 .851 4.6 4.2 2.0 .3 12.0
2002–03 80 80 33.9 .479 .395 .810 4.3 4.7 2.3 .5 9.4
2003–04 82 82 33.9 .461 .345 .860 4.0 4.2 1.8 .5 10.1
2004–05 31 31 32.1 .407 .256 .893 4.0 4.9 1.4 .4 7.3
ORL 21 13 25.2 .367 .217 .909 2.6 2.2 1.8 .2 5.7
2005–06 DAL 7 7 26.4 .346 .000 .667 1.9 2.0 1.3 .1 3.7
2006–07 LAC 7 0 11.7 .294 .167 .667 1.6 1.1 .4 .1 1.9
Career 827 708 31.5 .426 .354 .821 4.1 3.6 1.9 .5 11.2
  • 1998-99シーズンは50試合で打ち切り

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1993 LAL 5 0 7.8 .364 .333 --- .8 1.2 .4 .4 1.8
1993 NYK 2 0 3.0 .000 --- --- .0 .0 .0 .0 .0
2000 TOR 3 1 20.3 .231 .375 .500 1.7 2.0 1.3 .3 4.0
2001 SAC 8 8 38.0 .368 .294 .828 4.4 3.3 2.5 1.1 9.9
2002 16 16 40.3 .409 .266 .800 5.8 4.9 2.1 .6 11.1
2003 12 12 31.8 .374 .250 .935 6.2 4.6 1.0 .3 9.1
2004 12 12 38.4 .397 .394 .854 6.2 3.9 1.8 .4 13.8
Career 58 49 32.7 .382 .302 .832 4.9 3.8 1.6 .5 9.5

人物

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  • リーグを代表するディフェンダーであり、オールディフェンシブ1stチームに1度、2ndチームに3度選出されている。相手エースとマッチアップし、得点を封じ込めるエースキラーとして活躍した。また、ボールハンドリングやパスセンスにも優れており、状況に応じてポイントガードを務めることもあった。シュートタッチも良く、3ポイントシュートの名手としても知られていた。
  • 2009年2月、サクラメント・キングス時代のチームメイト、クリス・ウェバーの永久欠番の式典に出席した際には涙を流す様子が放送された。
  • 恐妻家として知られている。

脚注

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  1. ^ Magic, Kings swap Mobley, Christie”. insidehoops.com (2005年1月10日). 2012年3月23日閲覧。
  2. ^ Clippers sign guard Christie to 10-day contract”. ESPN (2007年2月1日). 2012年3月23日閲覧。
  3. ^ Doug and Jackie Christie's 13th Wedding is Sure to Make Seattle Forget All About Losing their NBA Team”. laist.com (2008年7月5日). 2012年3月23日閲覧。

外部リンク

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