ティモールブンチョウ
表示
(チモールブンチョウから転送)
ティモールブンチョウ | |||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ティモールブンチョウ Padda fuscata
| |||||||||||||||||||||||||||
保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
NEAR THREATENED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Padda fuscata (Vieillot, 1807) | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ティモールブンチョウ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Timor sparrow |
ティモールブンチョウ(チモールブンチョウとも、Padda fuscata)は、カエデチョウ科ブンチョウ属に分類される鳥類である。
分布
[編集]生息環境の破壊や販売用の乱獲が原因で個体数が急減し、2016年にはレッドリストでの準絶滅危惧に指定されている[1]。
形態
[編集]全長はおよそ14cm前後で、ブンチョウよりも小型。全体的に濃い茶色であり、腹部は白い。頬毛は近縁種であるブンチョウと同様に白い。嘴は銀青色である。
そのため、しばしばブンチョウをグレースケール化したような色と形容される。
性的二形は見られず、見た目によって雌雄を判別することは困難。
かつてはブンチョウと同じだと考えられていたが、別種であることが判り分類された。
生態
[編集]やぶの点在する低地や草地に生息し、主に植物の種子を主食としている。
雌は5個前後の卵を産み、それらは2週間ほどで孵化する。ブンチョウなどと同じように、雌雄ともに雛を養う。
近縁種であるブンチョウとの異種交配に成功した事例がある[3]。
人間との関わり
[編集]ごくまれに飼育用に輸入されるが、見かける機会は殆どない。
ストレスに弱く、飼育難易度は高い。また人為的な繁殖も試みられているが成功例が少なく、実用的なペットとなるには至っていない。
脚注
[編集]- ^ a b BirdLife International (2016). “Lonchura fuscata”. IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T22728596A94991217. doi:10.2305/IUCN.UK.2016-3.RLTS.T22728596A94991217.en 2023年10月15日閲覧。.
- ^ “[Timor Dusky Sparrow チモール文鳥とは]”. www.timor-sparrow.net. 2023年9月5日閲覧。
- ^ “[Timor Dusky Sparrow My birds (java sparrow)]”. www.timor-sparrow.net. 2023年9月5日閲覧。