ニューコメン子爵
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(ニューコメン男爵から転送)
ニューコメン子爵(ニューコメンししゃく、英: Viscount Newcomen)は、アイルランド貴族の爵位。1803年に創設され、1825年に廃絶した。
歴史
[編集]アイルランド王国出身の銀行家でアイルランド庶民院議員でもあるウィリアム・グリードウ=ニューコメン(1740?–1807)は1781年11月16日にロングフォード県キャリックグラスの準男爵に叙された[1][2]。ウィリアムが1800年合同法を支持した功績により[3]、妻シャーロット・グリードウ=ニューコメン(c.1747–1817)が1800年7月31日にアイルランド貴族であるロングフォード県におけるモスタウンのニューコメン女男爵に叙された[4][5]。連合王国庶民院議員となったウィリアムが1802年イギリス総選挙とともに退任することに同意すると[3]、シャーロットは1803年2月11日にアイルランド貴族であるニューコメン女子爵に叙された[4][6]。
2人の息子で爵位を継承したトマス・グリードウ=ニューコメン(1776–1825)も父と同じく連合王国庶民院議員と銀行家になったが、1825年に生涯未婚のまま死去すると、後継者がおらず爵位がすべて廃絶した[4]。
(キャリックグラスの)グリードウ=ニューコメン準男爵(1781年)
[編集]- 初代準男爵サー・ウィリアム・グリードウ=ニューコメン(1740年? – 1807年)
- 第2代準男爵サー・トマス・グリードウ=ニューコメン(1776年 – 1825年)
- 1817年、ニューコメン子爵位を継承
ニューコメン子爵(1803年)
[編集]- 初代ニューコメン女子爵シャーロット・グリードウ=ニューコメン(1747年ごろ – 1817年)
- 第2代ニューコメン子爵トマス・グリードウ=ニューコメン(1776年 – 1825年)
出典
[編集]- ^ Cokayne 1900, p. 402.
- ^ "No. 12231". The London Gazette (英語). 6 October 1781. p. 1.
- ^ a b Aspinall 1986.
- ^ a b c Cokayne, Doubleday & Howard de Walden 1936, p. 538.
- ^ "No. 15281". The London Gazette (英語). 2 August 1800. p. 890.
- ^ "No. 15561". The London Gazette (英語). 22 February 1803. p. 205.
参考文献
[編集]- Aspinall, Arthur (1986). "GLEADOWE NEWCOMEN, Sir William, 1st Bt. (?1740-1807), of Killester, co. Dublin.". In Thorne, R. G. (ed.). The House of Commons 1790-1820 (英語). The History of Parliament Trust. 2024年3月16日閲覧。
- Cokayne, George Edward, ed. (1900). The Complete Baronetage (1707–1800) (英語). Vol. 5. Exeter: William Pollard & Co. p. 402.
- Cokayne, George Edward; Doubleday, Herbert Arthur; Howard de Walden, Thomas, eds. (1936). The Complete Peerage, or a history of the House of Lords and all its members from the earliest times (Moels to Nuneham) (英語). Vol. 9 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press. pp. 537–538.