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上海ハイロンソフトウェア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハイロンから転送)
上海ハイロンソフトウェア株式会社
SHANGHAI HYRON SOFTWARE CO., LTD
本社ビル
本社ビル
種類 株式会社
略称 HYRON
本社所在地 中華人民共和国の旗 中国
200233
中華人民共和国上海市徐匯区宜山路700号 2号ビル
設立 1989年4月
業種 情報・通信業
事業内容 ソフトウェア開発
代表者
資本金 3億人民元(2021年8月現在)
従業員数 グループ全体 3500名(2021年8月現在)
決算期 12月31日
主要株主 包叔平
主要子会社
  • 日本海隆
  • 江蘇海隆軟件技術有限公司
  • 上海海隆華鐘信息技術有限公司
  • 海隆軟件(昆山)有限公司
  • 上海海隆信技软件有限公司
  • 海隆软件(无锡)有限公司
  • 海隆行建网络科技(昆山)有限公司
  • 上海海隆MTI情報技術有限公司
  • 海隆网迅科技(北京)有限公司
  • 株式会社海隆一創
  • 株式会社フューチャーナビゲータ
  • 上海海隆軟件有限公司南通分公司
  • 上海海隆信技软件有限公司杭州分公司
外部リンク www.hyron.com ウィキデータを編集
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上海ハイロンソフトウェア株式会社(シャンハイハイロンソフトウェア)は、中華人民共和国上海市に本社を置くソフトウェア開発企業である[1]

董事長の包叔平(博士)が国費留学生として中国から京都大学へ留学の後、オムロンに就職したことがきっかけとなり、オムロンの支援を受けて上海中立計算機有限公司として設立した[要出典]

上海中立計算機時代の上海ハイロンでは、オムロン向けのIT研究を行っていたが、2001年から「オフショア開発事業」を柱に変更し、低単価でのプログラム開発を行ってきた[2]。近年はコンサルティング、クラウド等を使ったインフラの構築、ソフトウェアの設計・開発、保守までを一貫で行っており、実質的にSIerとなっている[要出典]

沿革

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  • 1989年 - 上海中立計算機有限公司として設立[2]
  • 1993年 - 上海欧姆龍計算機有限公司と社名変更
  • 2000年 - 中国国内の合資有限公司へ組織変更
  • 2001年 - 上海市人民政府の批准を受け、上海交大欧姆龍軟件股分有限公司となる
  • 2004年 - 国内のA株上場に関する基準をクリア
  • 2004年 - 上海交大海隆軟件股分有限公司(上海交大ハイロンソフトウェア株式会社)と社名変更
  • 2007年 - 上海海隆軟件股分有限公司(上海ハイロンソフトウェア株式会社)と社名変更
  • 2007年 - 中国深圳証券取引所上場[3][4]
  • 2010年 - 上海市宜山路にハイロングループを集約した本社ビル竣工
  • 2017年 - 組織改編により研究開発専門部署やSIerとしてのコンサルティング・上流業務担当部署を設置[5]
  • 2019年 - 野村総合研究所より上海思明、無錫智明の両社を買収[6]

事業内容

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システム開発事業

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銀行系システム開発
大手都市銀行向けに、コンサルティングからシステムの設計・構築、運用まで一貫したサービスを提供している。
一部金融機関向けには、専用のフレームワークを構築し、提供している。
証券系システム開発
ネット証券を中心に、取引・投資情報・経営情報などのシステムを、コンサルティング・設計・構築、運用まで、一貫したサービスとして提供している。
生命保険系システム開発
多くの生命保険会社向けに、コンサルティングからシステムの設計・構築、運用まで、一貫したサービスを提供している。
また、一部の生命保険会社では、webから、基幹系、派生までほぼ全てのシステムを構築・保守している。
損害保険系システム開発
大手損害保険会社向けに、コンサルティングからシステムの設計・構築、運用まで、一貫したサービスを提供している。
一部の損害保険会社では、webから、基幹系、派生までほぼ全てのシステムを構築・保守している。
モバイルシステム開発
コンテンツ事業会社向けにモバイルコンテンツ、モバイルサイトのUI/UX設計から設計・構築、運用まで、一貫したサービスを提供している。
組み込みシステム開発
交通機関向け券売システム、自動改札システムなどのオフショアでの実機開発や視覚センサー、監視カメラ、自動車制御システムなどの設計・構築を行っている。
AI・ビッグデータ・Fintech技術の研究開発
  • AIやディープラーニングを使い保険契約審査業務を自動化したシステムの設計・開発
  • AIやディープラーニングを使いライフプラン設計最適化などを行うシステムの設計・開発
  • 顔識別機能などを使った遠隔地口座開設システムの設計・開発
  • AIとビッグデータを使った、少額与信システムの信用格付分析機能の設計・開発
などの研究開発・実用化を行っている。

脚注

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  1. ^ 上海ハイロンソフトウェア株式会社(日本語)
  2. ^ a b 沿革”. hyron.com (2019年12月6日). 2019年12月6日閲覧。
  3. ^ 海隆软件首次公开发行股票招股说明书摘要”. qccdata.qichacha.com (2007年11月9日). 2019年12月6日閲覧。
  4. ^ 海隆软件在深圳交易所顺利上市”. hyron.com (2007年12月12日). 2019年12月6日閲覧。
  5. ^ 上海ハイロンソフトウェアの包董事長、「日本向けのオフショア開発はまだ伸びる」”. BCN (2019年12月6日). 2019年12月6日閲覧。
  6. ^ ハイロンが上海志明軟件、無錫智明創発を買収”. hyron.com (2019年1月22日). 2019年12月6日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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