爆弾 (曖昧さ回避)
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(バクダンから転送)
兵器については爆弾を参照。その他、兵器の爆弾から連想して、「大きな衝撃を与えるもの」の比喩として用いることがある。
漫画作品
[編集]- ばくだん - 本宮ひろ志の漫画作品。
- 極道疾風伝 バクダン - かわぐちかいじの漫画作品。
- BAKUDAN - 宮下あきらの漫画作品。
- ばくだん!〜幕末男子〜 - 加瀬あつしの漫画作品。
食品
[編集]- バクダン - 第二次大戦直後の日本で違法に流通した粗悪酒。燃料用アルコールを水で希釈したものでメタノールが混入したものもあり、死者・失明者が多発した。
- 爆弾酒 - ビールとウイスキーを使ったカクテルの一種。上記バクダンとは無関係。
- バクダンおにぎり - 沖縄県糸満市のご当地おにぎり。
- ばくだん - ポン菓子、パットライスなどと呼ばれる菓子のこと。米、とうもろこしなどの穀物に圧力を加えながら100℃以上に加熱したのち、急激に大気圧に戻して膨らませた膨化食品・駄菓子の一種。圧力を下げる工程で大きな音を放つことなどから「爆弾」「爆弾あられ」と呼ぶ場合がある。
- バクダンキャンディー - 岡山県の氷菓。
- ばくだん丼 - 生マグロ、納豆、生卵、オクラなどを丼に盛った飯の上に載せた料理。単に飯を抜いた「ばくだん」を酒肴として提供する居酒屋や寿司屋などもある。
- 爆弾ハンバーグ - 株式会社フライングガーデンの看板メニュー。
- ばくだん焼 - 有限会社ウッドボーイの「ばくだん焼本舗」商標登録済商品。大きなたこ焼きの様な形状で直径8cm、重さ200g(たこ焼き8個分)。
比喩表現
[編集]爆弾は古くより戦争において多大な被害を与えるべく頻繁に使用されたため、しばしば一般語においても比喩的に用いられる。
- 心臓病などの重篤な持病の事も爆弾に比喩される。「いつ爆発して命を落とすか分からない」という意味である。スポーツ選手が肩やひざなど傷めているときにも(爆発すれば選手生命が絶たれる、という意味で)爆弾の比喩が使われる。例えば野球では、ピッチャーが肩や肘に慢性的なトラブルを抱えている時に「肩の爆弾」「肘に爆弾を抱える」などと呼ばれる。
- 石綿は継続的に吸引すると数十年後に肺癌や中皮腫などの深刻な健康被害を引き起こすため、「静かな時限爆弾」とも呼ばれる。
- Macintoshの旧Mac OSで致命的なシステムエラーが発生したときに出現する爆弾アイコンつきのダイアログ、あるいはエラーそのもののことも「爆弾」と呼ばれる。
- インターネットメールにおいて、嫌がらせや業務妨害を目的として特定の相手に大量のメールを送りつけることをメール爆弾と呼ぶことがある。多くは専用のスクリプトやウイルスを用いて、相手のメールサーバの容量をパンクさせるまで攻撃が続けられる。
- 現在はあまり使用されないが、コンピュータウイルスの中で特定の条件が満たされるまでは発動せず、満たされた場合に一気に活動を開始するタイプのものについての訳語として「論理爆弾」「情報爆弾」「ロジック爆弾」などの言葉が当てられる場合がある。
- 中央省庁の省庁間で所管する法案や政策を巡って対立した場合に、法案や政策を提出した省庁に対して対立する省庁が膨大な質問書や意見書を提出し、短期間のうちに回答を迫るものを「紙爆弾」と呼ぶ。閣議前の各省協議の段階で行われることが多い。対立する省庁の担当者を疲弊させ、閣議までに時間切れにすることを目的とする。多くの政策が他省庁と関連し「喧嘩省庁」の異名のある旧通商産業省などでしばしば見られた。
- 冬の北西太平洋などに見られる急速に発達する低気圧のことを「爆弾低気圧」と呼ぶ。
- 爆弾発言とは、本来秘匿されるべき・あるいは事前に充分検証すべき重大な情報が、予告なしに公式の場で爆弾の如くいきなり発言されてしまうことを指す。
- 株式や通貨など、価格の変動する金融商品などの相場を急激に動かす(主に暴落させる)ような大量の注文のことを爆弾、または売り爆弾と呼ぶ場合がある。
- インパクトの強いものの比喩。アルペンスキーヤーのアルベルト・トンバのニックネームが「爆弾」である[2]。
- 第二次世界大戦時にイギリス空軍が使用した4,000ポンド・8,000ポンド・12,000ポンドの大型爆弾は街の1ブロックを吹き飛ばすほどの威力からブロックバスター爆弾と呼ばれており、それになぞらえてブロックバスターには様々な用法が派生した。
脚注
[編集]- ^ 米川明彦編『日本俗語大辞典(第3版)』東京堂出版 2006年 495頁
- ^ イタリア語の話 九段アカデミー