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バゴ (競走馬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バゴ
ニアルコス・ファミリーの勝負服
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 2001年2月3日
Nashwan
Moonlight's Box
母の父 Nureyev
生国 フランスの旗 フランス
生産者 Famille Niarchos
馬主 Famille Niarchos
調教師 Jonathan E.Pease(フランス)
競走成績
生涯成績 16戦8勝
獲得賞金 1,739,186ユーロ
127,985ポンド
WTRR L126 / 2004年[1]
L124 / 2005年[2]
勝ち鞍
G1 クリテリウム国際 2003年
G1 ジャンプラ賞 2004年
G1 パリ大賞 2004年
G1 凱旋門賞 2004年
G1 ガネー賞 2005年
G3 シェーヌ賞 2003年
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バゴBago2001年2月3日 - )はフランス競走馬種牡馬

主な勝ち鞍は2003年クリテリウムアンテルナシオナル2004年ジャンプラ賞パリ大賞凱旋門賞2005年ガネー賞。馬名の意味は、ミャンマー都市名主戦騎手はデビューしてから一貫してティエリ・ジレであった。

戦績

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2歳・3歳時

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2003年8月のデビュー戦で勝利すると、6馬身差で勝利したクリテリウム・アンテルナシオナル (G1) を含む4連勝(すべて1600mのレース)で、翌年のクラシック戦線の有力馬と目されるようになる。

しかし翌2004年はクラシックには出走せずジャンプラ賞 (G1) から始動し、ここを勝利。次に出走したパリ大賞典 (G1) も勝利し、デビューからG1レース3勝を含む6連勝を達成する。ここで陣営はイギリスで8月に行われるインターナショナルステークス (G1) に出走することにしたが、初めての国外レースでは3着に敗れて連勝はストップした。ここまでマイルから中距離路線を中心に使われてきたバゴだが、フランスに帰国すると、凱旋門賞 (G1) に出走するため、そのプレップレースであるニエル賞 (G2) に出走し3着となる。迎えた凱旋門賞では5番人気にとどまったが、レースでは抜け出したチェリーミックスを差し切り優勝。この年のカルティエ賞最優秀3歳牡馬に選ばれた。このあと引退と種牡馬入りが検討されたが、翌年も現役を続行することとなった。

古馬時代

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2005年ガネー賞 (G1) から始動し、ここでも危なげなく勝利する。しかしタタソールズゴールドカップ (G1) を惜敗すると、サンクルー大賞 (G1) ではアルカセットに完敗し3着。続くキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス (G1) でも3着どまり、連覇を狙った凱旋門賞でも3着と、大崩れはしないものの勝ちきれないレースが続く。

その後アメリカに遠征し、ブリーダーズカップ・ターフ (G1) に出走するも4着。引退レースとして出走したジャパンカップ (G1) ではアルカセットの激走を尻目に8着と大敗し、生涯で初めて掲示板(5着以内)を外した。

競走成績

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出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2003.08.05 ドーヴィル ブルジェブス賞 芝1600m 1着 T.ジレ 2馬身 (Marnix)
2003.09.02 ロンシャン エーグル賞 芝1600m 1着 T.ジレ 2馬身 (Joursanvault)
2003.09.20 ロンシャン シェーヌ賞 G3 芝1600m 1着 T.ジレ 1 1/2馬身 Valixir
2003.11.01 サンクルー クリテリウム国際 G1 芝1600m 1着 T.ジレ 6馬身 (Top Seed)
2004.06.06 シャンティ ジャンプラ賞 G1 芝1800m 1着 T.ジレ 3馬身 (Cacique)
2004.06.27 ロンシャン パリ大賞典 G1 芝2000m 1着 T.ジレ 1/2馬身 (Cacique)
2004.08.17 ヨーク 英国際S G1 芝10f88y 3着 T.ジレ 1 1/2馬身 Sulamani
2004.09.12 ロンシャン ニエル賞 G2 芝2400m 3着 T.ジレ 1馬身 Valixir
2004.10.03 ロンシャン 凱旋門賞 G1 芝2400m 1着 T.ジレ 1/2馬身 (Cherry Mix)
2005.04.24 ロンシャン ガネー賞 G1 芝2100m 1着 T.ジレ 1 1/2馬身 (Reefscape)
2005.05.22 カラ タタソルズ金杯 G1 芝10f110y 2着 T.ジレ 3/4馬身 Grey Swallow
2005.06.26 サンクルー サンクルー大賞 G1 芝2400m 3着 T.ジレ 4馬身 Alkaased
2005.07.23 ニューベリー KGVI&QEDS G1 芝12f5y 3着 T.ジレ 1 1/4馬身 Azamour
2005.10.02 ロンシャン 凱旋門賞 G1 芝2400m 3着 T.ジレ 3 1/2馬身 Hurricane Run
2005.10.29 ベルモントパーク BCターフ G1 芝12f 4着 T.ジレ 2 3/4馬身 Shirocco
2005.11.27 東京 ジャパンC GI 芝2400m 8着 T.ジレ 0.7秒 アルカセット

種牡馬成績

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引退後は日本にて種牡馬となり、日本軽種馬協会静内種馬場に繋養されていたが、2008年の種付けシーズン終了後に胆振種馬場へ移動、2009年の種付けシーズン終了後に静内種馬場に戻った。

初年度産駒から、菊花賞を制したビッグウィークフラワーカップを制し桜花賞でも2着に好走したオウケンサクラを送り出した。後年の産駒にはグランプリ3連覇を果たすクロノジェネシス[3]がいる。

2024年10月26日に種牡馬を引退し、功労馬となることが発表された[4]

主な産駒

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グレード制重賞優勝馬

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太字はGI競走

ビッグウィーク(2007年産)
クロノジェネシス(2016年産)

地方重賞優勝馬

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母父としての主な産駒

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血統表

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バゴ血統ブラッシンググルーム系ナスルーラ系) / Natalma 4×5=9.38%、Nearco 5×5=6.25%、Native Dancer 5×5=6.25%) (血統表の出典)

Nashwan
1986 栗毛 アメリカ
父の父
Blushing Groom
1974 栗毛 フランス
Red God Nasrullah
Spring Run
Runaway Bride Wild Risk
Aimée
父の母
Height of Fashion
1979 鹿毛 フランス
Bustino Busted
Ship Yard
Highclere Queen's Hussar
Highlight

Moonlight's Box
1996 鹿毛 アメリカ
Nureyev
1977 鹿毛 アメリカ
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Special Forli
Thong
母の母
Coup de Genie
1991 鹿毛 アメリカ
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Coup de Folie Halo
Raise the Standard FNo.2-d

脚注

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  1. ^ World Thoroughbred Racehorse Rankings”. IFHA. 2024年8月28日閲覧。
  2. ^ The 2005 World Thouroughbred Racehorse Rankings”. IFHA. 2024年8月28日閲覧。
  3. ^ グランプリ3連覇を含むG1競走4勝のクロノジェネシスが引退 ノーザンファームで繁殖入りへ”. スポーツ報知. 報知新聞社 (2021年12月28日). 2023年11月4日閲覧。
  4. ^ 04年凱旋門賞バゴが種牡馬引退「功労馬として余生を過ごします」代表産駒クロノジェネシスなど”. 日刊スポーツ. 2024年10月26日閲覧。
  5. ^ タガノファジョーロ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年11月12日閲覧。

外部リンク

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