コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

メチルイエロー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バターイエローから転送)
メチルイエロー
識別情報
CAS登録番号 60-11-7 チェック
PubChem 6053
ChemSpider 5829 チェック
UNII A49L8E13FD チェック
EC番号 200-455-7
ChEMBL CHEMBL263116 チェック
RTECS番号 BX7350000
特性
化学式 C14H15N3
モル質量 225.29 g mol−1
外観 黄色結晶
融点

111-116 °C, 268 K, -66 °F (
分解[1])

への溶解度 13.6 mg/l
log POW 4.58
危険性
GHSピクトグラム 急性毒性(高毒性)経口・吸飲による有害性[1]
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H301, H351[1]
Pフレーズ P281, P301+310[1]
EU分類 有毒 T
主な危険性 発がん物質[2]
NFPA 704
1
2
0
Rフレーズ R25, R40
Sフレーズ S36/37, S45
許容曝露限界 OSHA規制 発がん物質[2]
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
メチルイエロー (pH指示薬)
pH 2.9以下 pH 4.0以上
2.9 4.0

メチルイエロー英語:Methyl yellow)は、一定の酸性度で色が変化する為、酸塩基指示薬として利用される化学物質である。別名:バターイエロー、C.I. 11020

pH 2.9以下で赤色、2.9から4.0までは赤から黄色に徐々に変化し、4.0以上で黄色に変化する。

発がん性

[編集]

現在は発癌物質に分類されているが、それ以前はバターイエローと呼ばれ食品に添加されていた[3][4]。摂取した場合、肝臓の腫瘍を引き起こす。

関連項目

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d Dimethyl yellow
  2. ^ a b NIOSH Pocket Guide to Chemical Hazards 0220
  3. ^ NIOSH Pocket Guide to Chemical Hazards 0220
  4. ^ Opie, E. L. (1944). “The Pathogenesis of Tumors of the Liver Produced by Butter Yellow” (pdf). The Journal of Experimental Medicine 80 (3): 231–246. doi:10.1084/jem.80.3.231. PMC 2135460. PMID 19871411. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2135460/pdf/231.pdf. 

外部リンク

[編集]