パンクラチウム
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(パンクラチューム属から転送)
パンクラチウム | ||||||||||||||||||||||||
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パンクラチウム・マリティマム
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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下位分類群 | ||||||||||||||||||||||||
本文参照 |
パンクラチウムはヒガンバナ科に含まれる球根植物の一つ。またはパンクラチウム属に含まれる植物の総称。パンクラティウム、パンクラチュームとも呼ばれる[1]。
特徴
[編集]原産地はスリランカのセイロン島だが、地中海沿岸地域にも帰化している。17世紀、ヨーロッパが香辛料を求め航海中に発見された花だとされている。わが国には昭和初期頃に渡来した花である。開花期は初夏にかけてであり、花色は白色のみで、芳香性がある。耐寒性に乏しいため、日本では越冬対策(霜よけ)等を行わないと枯死してしまう。暑さには比較的強いが、高温多湿の気候には弱く、常緑性であるが落葉してしまう場合もある。繁殖方法として、無性生殖の株分け、分球で増やせる。実生でも可能だが、開花まで3~4年を要する[2][3]。
名称について
[編集]名称の由来として、ディオスコリデスが、ある球根植物に用いたギリシャ古名の「 pankration」に由来する。pan(全て)+ kratus(力)の合成語で、薬効があると考えられたことにちなむ。
種小名のMaritimumは、「海浜性の、海岸性の」という意味があり、海の沿岸に自生していたことにちなむ[4]。
種
[編集]ここでは有名な種を掲載する。出典元はこちら。
- パンクラチウム・アラビカム (Pancratium arabicum)
- パンクラチウム・イリーリカム (Pancratium illyricum)
- パンクラチウム・カナリエンス (Pancratium canariense)
- パンクラチウム・シッケンベルゲリ(Pancratium sickenbergeri)
- パンクラチウム・ゼイラニカム (Pancratium zeylanicum)
- パンクラチウム・パルブム (Pancratium parvum)
- パンクラチウム・フェティドゥム(Pancratium foetidum)
- パンクラチウム・マリティマム (Pancratium maritimum)
- パンクラチウム・マキシマム (Pancratium maximum)
ギャラリー
[編集]-
パルブム種
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ゼイラニカム種
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シッケンベルゲリ種
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カナリエンス種
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イリーリカム種
脚注
[編集]- ^ “パンクラチウム マリティマムの種10粒 Pancratium maritimum”. tipwell ~世界の珍しい植物をお届け~. 2024年11月24日閲覧。
- ^ “パンクラチウム マリティマムの種10粒 Pancratium maritimum”. tipwell ~世界の珍しい植物をお届け~. 2024年11月24日閲覧。
- ^ “パンクラチウムの育て方 | 色々な育て方の情報 育て方ボックス”. www.sodatekata-box.jp. 2024年11月24日閲覧。
- ^ “パンクラチウム・マリティムン Pancratium maritimum - The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花”. goo blog. 2024年11月24日閲覧。