ビッグリボン
ビッグリボン | ||||||
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2023年 エリザベス女王杯出走時 | ||||||
欧字表記 | Big Ribbon[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牝[1] | |||||
毛色 | 鹿毛[1] | |||||
生誕 | 2018年3月5日(6歳)[1] | |||||
抹消日 | 2024年1月14日[2] | |||||
父 | ルーラーシップ[1] | |||||
母 | ブリッツフィナーレ[1] | |||||
母の父 | ディープインパクト[1] | |||||
生国 | 日本(北海道日高町)[1] | |||||
生産者 | 下河辺牧場[1] | |||||
馬主 | 石川達絵[1] | |||||
調教師 | 中内田充正(栗東)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 12戦5勝[1] | |||||
獲得賞金 | 1億1689万2000円[1] | |||||
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ビッグリボン(欧字名:Big Ribbon、2018年3月5日 - )は、日本の競走馬[1]。2023年のマーメイドステークスの勝ち馬である。
馬名の意味は、誰よりも大きな結果を結べるように[2]。
経歴
[編集]3歳(2021年)
[編集]2月7日小倉芝2000mの3歳新馬戦に1番人気で出走。好スタートから先手を取り、1000m通過64秒4のスローペースで逃げると直線で後続に4馬身突き離して圧勝した[3]。3月13日中山芝2000mの3歳1勝クラスでは不良馬場に泣き6着に敗れるも、4月11日の忘れな草賞では中団後方追走から直線懸命に追い込んで3着に入った[4]。8か月休養の後、12月4日の栄特別では中団追走から徐々にポジションを上げると、最後の直線で抜け出して2勝目をマークした[5]。
4歳(2022年)
[編集]1月15日の渥美特別では中団のやや後ろからレースを進め、最後の直線で各馬をまとめてかわして先頭に立つと後続に4馬身差をつけ圧勝する[6]。3月6日の湾岸ステークスでは中団追走も直線で伸びを欠いて6着に終わり、休養に入ることになった。12月25日のサンタクロースステークスでは道中3番手追走から鋭く脚を伸ばすと最後はアナゴサンとアウスヴァールとの競り合いをハナ差で制して4勝目を挙げた[7]。
5歳(2023年)
[編集]2月5日の関門橋ステークスでは中団からしぶとく脚を伸ばしたが3着[8]。続く4月22日の福島牝馬ステークスでは後方待機策から最後の直線で追い込んできたがステラリアのハナ差2着と惜敗する[9]。6月18日に行われたマーメイドステークスでは中団のやや後ろからレースを進め、直線で鋭く脚を伸ばして先頭に立つと、追いすがるウインマイティーの追撃を振り切り勝利。重賞初制覇を果たした[10]。秋に入り、10月9日の京都大賞典は好位中団で脚を溜めるも直線で伸びを欠いて8着、GI初挑戦となった11月12日のエリザベス女王杯は終始後方追走のまま11着と大敗を喫した。翌2024年1月14日をもって、JRAとしての競走馬登録を抹消され、現役を引退した。引退後は生まれ故郷の下河辺牧場で繁殖牝馬となる[11]。
競走成績
[編集]以下の内容は、JBISサーチ[12]およびnetkeiba.com[13]の情報に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2021. 2. 7 | 小倉 | 3歳新馬 | 芝2000m(良) | 8 | 3 | 3 | 1.9 (1人) | 1着 | 2:04.3(35.5) | -0.7 | 西村淳也 | 54 | (ピエドラアギーラ) | 494 | |
3.13 | 中山 | 3歳1勝クラス | 芝2000m(不) | 11 | 7 | 9 | 4.4 (3人) | 6着 | 2:09.8(38.9) | 1.6 | 福永祐一 | 54 | ヴァイスメテオール | 490 | |
4.11 | 阪神 | 忘れな草賞 | L | 芝2000m(良) | 11 | 7 | 9 | 7.2 (4人) | 3着 | 1:58.3(34.5) | 0.3 | 川田将雅 | 54 | ステラリア | 484 |
12. 4 | 中京 | 栄特別 | 1勝 | 芝2000m(良) | 18 | 8 | 18 | 2.8 (1人) | 1着 | 2:00.9(35.2) | -0.1 | 西村淳也 | 54 | (テリオスマナ) | 506 |
2022. 1.15 | 中京 | 渥美特別 | 2勝 | 芝2000m(良) | 10 | 3 | 3 | 1.8 (1人) | 1着 | 2:00.1(34.4) | -0.7 | 川田将雅 | 54 | (ノースザワールド) | 496 |
3. 6 | 中山 | 湾岸S | 3勝 | 芝2200m(良) | 16 | 5 | 9 | 2.0 (1人) | 6着 | 2:12.9(35.8) | 0.5 | 川田将雅 | 54 | キングオブドラゴン | 496 |
12.25 | 阪神 | サンタクロースS | 3勝 | 芝2000m(良) | 13 | 2 | 2 | 3.8 (1人) | 1着 | 2:00.2(35.2) | 0.0 | D.イーガン | 55 | (アナゴサン) | 512 |
2023. 2. 5 | 小倉 | 関門橋S | OP | 芝2000m(良) | 15 | 7 | 12 | 3.5 (2人) | 3着 | 1:58.4(35.7) | 0.5 | 西村淳也 | 55 | ディープモンスター | 502 |
4.22 | 福島 | 福島牝馬S | GIII | 芝1800m(良) | 15 | 5 | 9 | 5.0 (2人) | 2着 | 1:47.9(34.5) | 0.0 | 西村淳也 | 55 | ステラリア | 500 |
6.18 | 阪神 | マーメイドS | GIII | 芝2000m(良) | 13 | 4 | 4 | 3.7 (1人) | 1着 | 1:58.5(36.2) | -0.1 | 西村淳也 | 55 | (ウインマイティー) | 500 |
10. 9 | 京都 | 京都大賞典 | GII | 芝2400m(重) | 14 | 6 | 9 | 15.6 (7人) | 8着 | 2:26.2(36.1) | 0.9 | 西村淳也 | 55 | プラダリア | 504 |
11.12 | 京都 | エリザベス女王杯 | GI | 芝2200m(良) | 15 | 8 | 15 | 42.7(11人) | 11着 | 2:13.2(34.3) | 0.6 | 西村淳也 | 56 | ブレイディヴェーグ | 500 |
血統表
[編集]ビッグリボンの血統 | (血統表の出典) | |||
父系 | キングマンボ系 |
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父 ルーラーシップ 2007 鹿毛 |
父の父 キングカメハメハ2001 鹿毛 |
Kingmambo | Mr. Prospector | |
Miesque | ||||
*マンファス | *ラストタイクーン | |||
Pilot Bird | ||||
父の母 エアグルーヴ1993 鹿毛 |
*トニービン | *カンパラ | ||
Severn Bridge | ||||
ダイナカール | *ノーザンテースト | |||
シャダイフェザー | ||||
母 ブリッツフィナーレ 2008 鹿毛 |
ディープインパクト 2002 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
*ウインドインハーヘア | Alzao | |||
Burghclere | ||||
母の母 ロンドンブリッジ1995 栗毛 |
*ドクターデヴィアス | Ahonoora | ||
Rose of Jericho | ||||
*オールフォーロンドン | Danzig | |||
Full Card | ||||
母系(F-No.) | (FN:22-b) | |||
5代内の近親交配 | Northern Dancer S5×M5 = 6.25% |
- 全兄キセキは2017年菊花賞優勝馬。
- 2代母ロンドンブリッジは1997年ファンタジーステークス勝ち馬で、1998年桜花賞2着の実績を持つ。母の半姉に2004年オークス馬のダイワエルシエーロ、母の全弟に中京記念を勝ったグレーターロンドンがいる。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ビッグリボン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年10月9日閲覧。
- ^ a b “競走馬情報 - ビッグリボン”. 日本中央競馬会. 2024年2月25日閲覧。
- ^ キセキ全妹ビッグリボン4馬身差圧勝/新馬戦日刊スポーツ、2021年2月7日配信・閲覧
- ^ 【忘れな草賞】2番人気ステラリアが中団から差し切って2勝目サンケイスポーツ、2021年4月11日配信・閲覧
- ^ 【栄特別】(中京) 早目にポジションを押し上げたビッグリボンが差し切り勝ちnetkeiba.com、2021年12月4日配信・閲覧
- ^ 【渥美特別】(中京) ビッグリボンが直線鋭く差し切り4馬身差の圧勝netkeiba.com、2022年1月15日配信・閲覧
- ^ 【サンタクロースSレース後コメント】ビッグリボン D.イーガン騎手らnetkeiba.com、2022年12月25日配信・閲覧
- ^ 【関門橋S】ディープモンスターが直線インから鋭く伸びて約2年ぶりのVサンケイスポーツ、2023年2月5日配信・閲覧
- ^ 【福島牝馬S結果】ステラリアが約1年ぶりの休み明けを勝利netkeiba.com、2023年4月22日配信・閲覧
- ^ 菊花賞馬キセキの妹ビッグリボン、うれしい重賞初制覇/マーメイドS日刊スポーツ、2023年6月18日配信・閲覧
- ^ “ビッグリボンの競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2024年1月14日). 2024年1月14日閲覧。
- ^ “ビッグリボン 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年6月19日閲覧。
- ^ “ビッグリボンの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年6月19日閲覧。