エネルギー省 (フィリピン)
エネルギー省(英語: Department of Energy、フィリピン語:Kagawaran ng Enerhiya、DOE)は、エネルギーの探査、開発、利用、流通及び保護に関する政府の全ての計画及び活動について準備、統合、調整、監督及び規制を所管するフィリピンの行政機関である。
沿革
[編集]エネルギー省は、フェルディナンド・マルコス大統領の時代に発布された、エネルギー省(Ministry of Energy)とそれに附属する国営電力公社(National Power Corporation)及びフィリピン国営石油会社(Philippine National Oil Company)の設置を定める大統領令第1206号によって新設された。この省は、コラソン・アキノ政権で廃止された。フィデル・ラモス政権では、共和国法第7638号(1992年エネルギー省法、Department of Energy Act of 1992)によってエネルギー省(Department of Energy)が設置された。
この省は、共和国法第9136号(2001年電力産業改革法、Electric Power Industry Reform Act of 2001)や共和国法第9367号(2006年バイオ燃料法、Biofuels Act of 2006)、共和国法第9513号(2008年再生可能エネルギー法、Renewable Energy Act of 2008)等のエネルギー及び電力の関連法に基づき、更なる権限と役目が付与された。
組織
[編集]この省の長はエネルギー長官(Secretary of Energy)であり、3人の次官(Undersecretary)と3人の次官補(Assistant Secretary)が存在する。省の下には、行政部門、金融部門、情報技術及び管理部門、法務部門並びにエネルギーの調査、検査及び研究部門がある。
省は、以下の部局で構成される。
- エネルギー資源開発局(Energy Resource Development Bureau)
- エネルギー利用管理局(Energy Utilization Management Bureau)
- エネルギー政策及び計画局(Energy Policy and Planning Bureau)
- 石油産業管理局(Oil Industry Management Bureau)
- 電力産業管理局(Electric Power Industry Management Bureau)
- 再生可能エネルギー管理局(Renewable Energy Management Bureau)
以下の組織と企業が省に附属する。
- エネルギー施設の安全並びにエネルギー法及び基準の施行に関する大統領タスクフォース(Presidential Task Force on the Security of Energy Facilities and Enforcement of Energy Laws and Standards、PTF-SEFEELS)
- 国家バイオ燃料委員会(National Biofuels Board、NBB)
- 国営電力公社(National Power Corporation、NPC)
- 国営送電公社(National Transmission Corporation、TransCo)
- 国家電化庁(National Electrification Administration、NEA)
- フィリピン国営石油会社(Philippine National Oil Company、PNOC)
- 電力部門資産・負債管理公社(Power Sector Assets and Liabilities Management Corporation、PSALM Corp)
脚注
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関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- エネルギー省(英語)