コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ブルー・スエード・シューズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ブルー・スエード・シューズ
Blue Suede Shoes」
カール・パーキンスシングル
A面 ブルー・スエード・シューズ
B面 ハニー・ドント
リリース
規格 シングル
録音 1955年12月19日
ジャンル ロカビリー
時間
レーベル サン・レコード
作詞・作曲 カール・パーキンス
プロデュース サム・フィリップス
チャート最高順位
2位(US)
カール・パーキンス シングル 年表
ゴーン・ゴーン・ゴーンブルー・スエード・シューズテネシー
テンプレートを表示

ブルー・スエード・シューズ」 (Blue Suede Shoes) は、1956年に発売されたカール・パーキンスのシングル。ロカビリー、ロックンロールのスタンダード曲として、多数のアーティストにカバーされている。

制作の経緯

[編集]

パーキンスの盟友ジョニー・キャッシュがコンサートをしている時、あるカップルがダンスをしている際に、男性が女性に「俺のスエード靴を踏むなよ。」と冗談混じりに警告しているのを見た。このエピソードを元にパーキンスに曲を作ってほしいと頼んだが、パーキンスは「靴の歌なんてとても書けない。」と一旦断った。

しかし後日、パーキンスが同様にコンサートをしている時、カップルの男性が女性に「俺のスエード靴を踏むな!」と言っているのを見て、インスピレーションを受けた。家に帰ったパーキンスは、15分足らずで「ブルー・スエード・シューズ」[注釈 1]を書き上げたのである。

発売

[編集]

1956年1月、シングルA面として発表。発売当初、地元のラジオ局はB面の「ハニー・ドント」を放送していた。しかし、あるラジオ局が「ブルー・スエード・シューズ」を放送すると、人気が爆発した。

そして 「ペリー・コモ・ショウ」の出演が決まり、ついにテレビ進出が決定するも、道中で大事故に遭い、怪我を負ってしまう。

エルヴィス・プレスリーが「ハウンド・ドッグ」の次のシングル曲としてカバーする。更に「ミルトン・バール・ショウ」でも披露し、大盛況をおこす。これにより、世間の「ブルー・スエード・シューズ」のイメージがプレスリーで完全に定着し、ヒット当時事故で入院していたパーキンスに復活の余地は無かった。

功績

[編集]

「ブルー・スエード・シューズ」は、「ロックンロールを形づけた500の曲」として、「マッチボックス」と共に選ばれた。また、「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」にも選ばれた。

また、チャック・ベリーの曲、「ロール・オーバー・ベートーヴェン」の歌詞の中にもこの曲の名前が出ている。

エディ・コクランビル・ヘイリーデイヴ・クラーク・ファイヴ等、多数のアーティストにカバーされている。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ この曲を書いた時、スエードのスペルが思い出せなかったのでsuedeの部分をswadeとした。

出典

[編集]

関連項目

[編集]