ブロダヴィス
ブロダヴィス | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Brodavis Martin et al., 2012 | ||||||||||||||||||||||||
タイプ種 | ||||||||||||||||||||||||
Brodavis americanus Martin et al., 2012 | ||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||
ブロダヴィス(学名 : Brodavis)は、は、北アメリカとアジアの後期白亜紀(おそらくカンパニアンとマーストリヒチアン)に生息していた淡水産のヘスペロルニス類の鳥類の属。2012年に Larry D. Martin、エフゲニー・クロチキン、Tim T. Tokaryk によって記載・命名され、ブロダヴィス科に割り当てられた。ブロダヴィスには4種が記載されている。
タイプ種である B. americanus は、カナダのマーストリヒチアンのフレンチマン層で産出されたホロタイプ左中足骨 RSM P 2315.1 から知られている。
B. baileyi は、アメリカサウスダコタ州のマーストリヒチアンのヘルクリーク層(6680万年前から6600万年前[1])で産出されたホロタイプ左中足骨 UNSM 50665 から知られている。
B. mongoliensis は、モンゴルのマーストリヒチアンのネメグト層で産出されたホロタイプ左中足骨 PIN 4491-8 から知られている。
B. varneri は、もともと2007年に James Martin と Amanda Cordes-Person によって Baptornis の2番目の種として命名された。これは、サウスダコタ州南西部のピエール頁岩下部のカンパニアンのシャロン・スプリングス層(8150万年前から8050万年前[2])で産出されたホロタイプ左足根中足骨 SDSM 68430 に基づいています。"Baptornis" varneri は ブロダヴィスの4番目か、別の属に属する可能性がある。
ブロダヴィスは、ヘスペロルニス類の淡水での最初の記録かつ最新の記録であると考えられている。ヘスペロルニス類は前期白亜紀末までに飛翔力を失ったとされるが、ブロダヴィスの最小限の骨格肥大現象は、何らかの飛行能力があった可能性を示唆している[3]。
脚注
[編集]- ^ Longrich, N.R., Tokaryk, T. and Field, D.J. (2011). "Mass extinction of birds at the Cretaceous–Paleogene (K–Pg) boundary." Proceedings of the National Academy of Sciences, 108(37): 15253-15257. doi:10.1073/pnas.1110395108
- ^ Carpenter, K. (2003). "Vertebrate Biostratigraphy of the Smoky Hill Chalk (Niobrara Formation) and the Sharon Springs Member (Pierre Shale)." High-Resolution Approaches in Stratigraphic Paleontology, 21: 421-437. doi:10.1007/978-1-4020-9053-0
- ^ Larry D. Martin, Evgeny N. Kurochkin and Tim T. Tokaryk (2012). “A new evolutionary lineage of diving birds from the Late Cretaceous of North America and Asia”. Palaeoworld 21: 59–63. doi:10.1016/j.palwor.2012.02.005.