1,2-ジメトキシベンゼン
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1,2-ジメトキシベンゼン | |
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1,2-ジメトキシベンゼン | |
別称 ベラトロール o-ジメトキシベンゼン ピロカテコールジメチルエーテル | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 91-16-7 |
ChemSpider | 13861009 |
UNII | 61WJZ2Q41I |
ChEBI | |
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特性 | |
化学式 | C8H10O2 |
モル質量 | 138.16 g mol−1 |
外観 | 無色の粘性液体ないし結晶[1] |
匂い | 甘いクリーム様香気 |
密度 | 1.084 g/cm3 |
融点 |
22-23 °C |
沸点 |
206-207 °C |
危険性 | |
NFPA 704 | |
引火点 | 87℃[1] |
関連する物質 | |
関連物質 | 1,3-ジメトキシベンゼン 1,4-ジメトキシベンゼン グアイアコール(カテコールのモノメチル誘導体) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
1,2-ジメトキシベンゼン(英:1,2-Dimethoxybenzene、別称:ベラトロール(veratrole))とは、C6H4(OCH3)2の化学式をもつ有機化合物であり、カテコールのジメチルエーテル体である。 全ての有機溶媒には溶けやすいが、水に対してはわずかにしか溶けない。他の芳香族化合物を合成するための原料として使われる。 ベラトロールは比較的電子豊富であるため容易に求電子置換反応を行う。[2]
香料
[編集]甘いクリーム様の香気を持ち、希釈するとバニリン用の香気となる。オーデコロン用調合香料の保留剤として用いられるほか、ナッツ系・バニラ系のフレーバーとしても利用される[1]。
製法
[編集]カテコールまたはグアイアコールを硫酸ジメチルでメチル化する[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c d 『合成香料 化学と商品知識』p141
- ^ Janssen, D. E.; Wilson, C. V. (1963). "4-Iodoveratrole". Organic Syntheses (英語).; Collective Volume, vol. 4, p. 547
参考文献
[編集]- Merck Index, 11th Edition, 9857.
- 印藤元一『合成香料 化学と商品知識』化学工業日報社、2005年。ISBN 4-87326-460-X。