ベレッタ GLX160
ベレッタGLX160 Beretta GRX160 | |
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GLX160を装着したARX160 | |
種類 | 小銃装着用グレネードランチャー |
原開発国 | イタリア |
運用史 | |
配備期間 | 2009年- |
配備先 | 使用国を参照 |
関連戦争・紛争 | |
開発史 | |
開発者 | ベレッタ |
開発期間 | 2001年-2008年 |
製造業者 | ベレッタ |
派生型 | ベレッタGLX160A1 |
諸元 | |
重量 |
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全長 |
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銃身長 |
280mm GLX160A1:243mm |
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弾丸 | 40mmグレネード |
口径 | 40mm |
銃砲身 | 1本,ライフリング付き、アルミニウム合金製、光沢対腐蝕表面処理仕上げ、GLX160A1の銃口部取付用保護環、中折式スライド装填機構 |
作動方式 | |
発射速度 | 毎分12発 |
初速 | 75.89mm/s |
最大射程 | 625m |
装填方式 | 手動・後装式 |
ベレッタGLX160は、ベレッタが2000年代にARX160アサルトライフル等と合わせて開発した、単発式40mmアンダーマウントグレネードランチャーである。イタリア軍の「将来歩兵」(イタリア語: Soldato Futuro)計画の一環として開発された。
歴史
[編集]2013年2月、アルゼンチン軍がARX160アサルトライフルとGLX160グレネードランチャーを受領し、特殊部隊による評価が行われた[1]。
特徴
[編集]ベレッタGLX160はアンダーマウントグレネードランチャーとして、ARX160アサルトライフルやベレッタARX-200バトルライフル等のハンドガード下部に装着できる。AR70/90やM16といった旧式銃にも装着可能である。後付けのピストルグリップと伸縮式ストックを取り付けて、スタンドアローン型の肩撃ち式グレネードランチャーに変換することもできる[2]。
小銃への装着時には、M203と同様にトリガーが小銃の弾倉の前に位置することになるので、射撃時にはグリップの代わりに弾倉を握ることになる。機構的には、弾薬を装填するためのスライドバレルと後部の発射機構に分かれている。バレルはスライド式であり、バレルカバー後部のロックボタンを押してバレルを前進させ、バレルを回してロックを解除すると、バレル後部から弾薬を装填できる。またバレル側のレール内にあるロックを解除するとバレルを完全にレールから分離させることが可能であり、レールの可動域を上回る長さの弾薬にも対応できる。
取り外し可能な距離計目盛り付き照準器が付属する。
派生型
[編集]派生型として、短銃身版のベレッタGLX160A1がある。日本の防衛省が20式5.56mm小銃の採用を発表した際に合わせて展示されたが[3]、2022年時点では制式採用されたかは不明である[4]。
使用国
[編集]出典
[編集]- ^ Argentinean Special Forces Evaluating Beretta ARX 160 アーカイブ 2018年8月16日 - ウェイバックマシン - Thefirearmblog.com, February 5, 2013
- ^ “GLX160 - standalone” (英語). Beretta Defense. 2022年9月1日閲覧。
- ^ a b “FIRST LOOK: Japan’s New Type 20 Rifle -” (英語). The Firearm Blog (2020年5月18日). 2022年9月1日閲覧。
- ^ a b “【記者会見】防衛大臣”. www.mod.go.jp. 2022年9月1日閲覧。
- ^ “http://www.flpdifesa.it/circolari/2009/maggio/direttiva_logistica-2009.pdf”. 2022年9月1日閲覧。
- ^ Beretta ARX 160 in Turkmenistan アーカイブ 2014年12月21日 - ウェイバックマシン - Thefirearmblog.com, February 27, 2013
- ^ “Italia: ecco le armi esportate da Berlusconi a dittatori e regimi autoritari”. web.archive.org (2014年6月10日). 2022年9月1日閲覧。