ホセ・フローレス (投手)
基本情報 | |
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国籍 | ベネズエラ |
出身地 | ボリバル州シウダ・ボリバル |
生年月日 | 1989年6月4日(35歳) |
身長 体重 |
6' 3" =約190.5 cm 250 lb =約113.4 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2005年 アマチュアFA |
初出場 | NPB / 2020年7月12日 |
最終出場 | NPB / 2021年8月17日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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ホセ・アントニオ・フローレス(Jose Antonio Flores, 1989年6月4日 - )は、ベネズエラ・ボリバル州シウダ・ボリバル出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。
MiLBでの登録名はホセ・A・フローレス(Jose A. Flores )[1]。
経歴
[編集]プロ入りとインディアンス傘下時代
[編集]2005年7月12日にクリーブランド・インディアンスと契約[1]。
2012年オフの11月2日にFAとなった[1]。11月17日にインディアンスとマイナー契約で再契約を結んだ[1]。
アスレチックス傘下時代
[編集]2013年11月14日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結び[1]、傘下AAA級サクラメント・リバーキャッツに配属された[1]。
2014年は開幕を傘下AAA級サクラメントで迎えた[1]。7月1日に傘下AA級ミッドランド・ロックハウンズに配属された[1]。
エクスプローラーズ時代
[編集]2014年12月2日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだ[1]。12月7日に傘下AA級ペンサコーラ・ブルーワフーズへ配属された[1]。2015年3月30日にFAとなった[1]。その後、独立リーグであるアメリカン・アソシエーションに所属するスーシティ・エクスプローラーズでプレー[2]。
メキシカンリーグ時代
[編集]2016年2月2日にメキシカンリーグのアグアスカリエンテス・レイルロードメンと契約を結んだ[1]。
ジャイアンツ傘下時代
[編集]2016年12月9日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んだ[1]。
2017年1月4日にAAA級サクラメントに配属された[1]。3月18日に招待選手としてスプリングトレーニングに参加[1]。4月2日に傘下のAA級リッチモンド・フライングスクウォーレルズへ配属された。
2018年1月25日にスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[1]。3月23日に傘下のAA級リッチモンド・フライングスクウォーレルズへ配属された[1]。4月3日にAAA級サクラメントに配属された[1]。7月30日にFAとなった[1]。
BCリーグ・富山時代
[編集]2019年3月1日にルートインBCリーグの富山GRNサンダーバーズと契約[3]。先発投手として22試合に登板し、9勝7敗、防御率2.00、92奪三振の成績を残した。
シーズン終了後の10月、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズの秋季練習に参加し、入団テストに挑んだ[4]。
ロッテ時代
[編集]2019年12月23日、千葉ロッテマリーンズと育成選手契約を結んだことが富山とロッテの両球団から発表された[5][6]。背番号は129。外国人選手との育成入団は8年ぶりだった[7]。
2020年は、春季教育リーグや二軍練習試合で12回を投げて無失点に抑える活躍を見せ[8]、3月31日に支配下選手登録された[9]。背番号は86[10]。7月12日の埼玉西武ライオンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)で、NPB初登板初先発を果たしたが、3回7安打6失点で敗戦投手となり[11]、翌日に出場選手登録を抹消された[8]。8月11日に再登録されると、同日の北海道日本ハムファイターズ戦(ZOZOマリン)で2点差の6回に登板し、1回無失点に抑え、NPB初ホールドを記録[8]。同13日の同カードでは同点の7回に登板し、1回無失点に抑えてNPB初勝利を手にした[12]。しかし、その後は4試合連続で失点し、8月31日に再び登録抹消となった[8]。10月6日に、新型コロナウイルスに感染した選手の代替選手として再々昇格を果たし、同15日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦(ZOZOマリン)で2回1安打4奪三振無失点に抑えると、この登板から6試合連続で無失点に抑える活躍を見せ、10月以降は12回1/3を7安打17奪三振、防御率0.73と好成績を残した[8]。前述の通り、シーズン序盤は失点を重ねたため、2勝2敗、防御率7.66の成績でシーズンを終えたが、オフの12月19日に契約延長が発表された[13][14]。12月25日には、翌年から背番号が76に変更されることが発表された[15][16]。
2021年は、腰痛で離脱したフランク・ハーマンに代わり、6月4日に初昇格[17][18]。ビハインドの状況での救援登板を重ね、7月3日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦(ZOZOマリン)では、1点ビハインドの7回に登板。2回無失点に抑えると、直後に味方が逆転し、シーズン初勝利を挙げた[19]。しかし、一軍にはレオネス・マーティン、ブランドン・レアード、アデイニー・エチェバリア、フランク・ハーマンがいたため、外国人枠の関係で一軍に昇格できないことが多かった。さらに、6月にはエニー・ロメロが加入[20]。8月22日にロメロと入れ替わりで登録抹消されると[21]、その後は一軍昇格の機会がなく、最終的に1勝0敗、防御率1.38の成績を残したが、10試合の登板に終わった[22]。二軍でも24試合の登板で2勝0敗、防御率1.80の成績を残したが[23]、シーズンオフの12月2日に自由契約となった[24]。
ロッテ退団後
[編集]2022年2月7日にメキシカンリーグのドスラレドス・オウルズに入団することが発表された[22][25]。
選手としての特徴・人物
[編集]150km/h台のストレートとスライダーで凡打を誘う右腕[26]。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020 | ロッテ | 14 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 1 | .500 | 108 | 22.1 | 27 | 3 | 16 | 1 | 0 | 25 | 2 | 0 | 19 | 19 | 7.66 | 1.93 |
2021 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 52 | 13.0 | 9 | 0 | 5 | 1 | 0 | 11 | 2 | 0 | 3 | 2 | 1.38 | 1.08 | |
通算:2年 | 24 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 1 | .600 | 160 | 35.1 | 36 | 3 | 21 | 2 | 0 | 36 | 4 | 0 | 22 | 21 | 5.35 | 1.61 |
- 2022年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2020 | ロッテ | 14 | 0 | 7 | 0 | 0 | 1.000 |
2021 | 10 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 24 | 0 | 10 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2022年度シーズン終了時
記録
[編集]NPB
[編集]- 初記録
- 初登板・初先発登板:2020年7月12日、対埼玉西武ライオンズ6回戦(ZOZOマリンスタジアム)、3回6失点で敗戦投手
- 初奪三振:同上、1回表に鈴木将平から空振り三振
- 初ホールド:2020年8月11日、対北海道日本ハムファイターズ7回戦(ZOZOマリンスタジアム)、6回表に2番手で救援登板、1回無失点
- 初勝利:2020年8月13日、対北海道日本ハムファイターズ9回戦(ZOZOマリンスタジアム)、7回表に3番手で救援登板、1回無失点
独立リーグでの投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
完 投 |
勝 率 |
投 球 回 |
打 者 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
奪 三 振 |
与 四 球 |
与 死 球 |
失 点 |
自 責 点 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 策 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | 富山 | 22 | 9 | 7 | 0 | 1 | .563 | 130.2 | 539 | 108 | 5 | 92 | 43 | 3 | 32 | 29 | 3 | 1 | 0 | 2.00 | 1.16 |
通算:1年 | 22 | 9 | 7 | 0 | 1 | .563 | 130.2 | 539 | 108 | 5 | 92 | 43 | 3 | 32 | 29 | 3 | 1 | 0 | 2.00 | 1.16 |
登場曲
[編集]- 「Calma(Remix)」Pedro Capó & Farruko(2020年 - 2021年)
背番号
[編集]- 40(2019年)
- 129(2020年 - 同年3月30日)
- 86(同年3月31日 - 同年終了)
- 76(2021年)
- 45(2022年 - )
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t MLB公式プロフィール参照
- ^ Baseball-Reference 参照
- ^ “新入団選手のお知らせ”. 富山GRNサンダーバーズ (March 1, 2019). February 10, 2022閲覧。
- ^ “ロッテ】今オフ補強の絶対命題は「後ろの投手」 BC富山2投手をテスト”. スポーツ報知 (2019年10月10日). 2020年8月14日閲覧。
- ^ “ホセ・フローレス投手 入団について”. 千葉ロッテマリーンズ オフィシャルサイト (December 23, 2019). February 10, 2022閲覧。
- ^ “ホセ・フローレス選手千葉ロッテマリーンズ契約合意のお知らせ”. 富山GRNサンダーバーズ (December 23, 2019). February 10, 2022閲覧。
- ^ “ロッテが大型右腕フローレス、アコスタと育成契約 外国人育成入団は球団8年ぶり”. サンスポ.com (2019年12月23日). 2020年8月14日閲覧。
- ^ a b c d e “10月以降の防御率は0.73 ロングリリーフで光ったロッテ・フローレスの投球”. BASEBALL KING (2020年12月18日). 2021年1月6日閲覧。
- ^ “新規支配下選手登録 2020年度”. NPB.jp (2020年3月31日). 2020年3月31日閲覧。
- ^ “フローレス投手 支配下選手登録について”. 千葉ロッテマリーンズ (2020年3月31日). 2020年3月31日閲覧。
- ^ “ロッテ・フローレス初登板3回6失点「言い訳ない」”. 日刊スポーツ (2020年7月12日). 2021年1月6日閲覧。
- ^ “ロッテ・フローレス救援でNPB初勝利「うれしい」”. 日刊スポーツ (2020年8月13日). 2021年1月6日閲覧。
- ^ “フローレス投手 来季契約について”. 千葉ロッテマリーンズ (2020年12月19日). 2022年2月10日閲覧。
- ^ “ロッテがフローレスと来季の契約延長「マリーンズの一員として全力を尽くしたい」”. サンケイスポーツ (2020年12月19日). 2020年12月20日閲覧。
- ^ “原投手・フローレス投手 背番号変更について”. 千葉ロッテマリーンズ (2020年12月25日). 2022年2月10日閲覧。
- ^ “ロッテが背番号変更発表 フローレスは86→76”. 日刊スポーツ (2020年12月25日). 2021年1月6日閲覧。
- ^ “ロッテ・ハーマン、腰痛のため登録抹消 井口監督「長引いては困るので」”. 日刊スポーツ. (2021年6月4日) 2022年5月4日閲覧。
- ^ “ロッテの助っ人右腕、フローレスが32歳の誕生日に今季初昇格”. サンケイスポーツ. (2021年6月4日) 2022年5月4日閲覧。
- ^ “ロッテ・フローレス力強く押し込む投球で逆転呼び込む 井口監督も高評価”. 日刊スポーツ. (2021年7月3日) 2022年5月4日閲覧。
- ^ “ロッテ新外国人ロメロ投手獲得「優勝に貢献」リーグ戦再開へ3日連続の補強”. 日刊スポーツ. (2021年6月16日) 2022年5月4日閲覧。
- ^ “阪神二保旭ら抹消 広島野村祐輔、巨人中川皓太ら登録/22日公示”. 日刊スポーツ. (2021年8月22日) 2022年5月4日閲覧。
- ^ a b “前ロッテ・フローレスがメキシコのドスラレドス・オウルズに移籍 NPB通算24試合登板”. 日刊スポーツ. (2022年2月8日) 2022年2月9日閲覧。
- ^ “2021年度 千葉ロッテマリーンズ 千葉ロッテマリーンズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2022年5月4日閲覧。
- ^ “2021年度 自由契約選手 公示”. 日本野球機構. 2022年2月10日閲覧。
- ^ “EL PITCHER DIESTRO JOSÉ FLORES SE UNE AL VUELO DE TECOLOTES” (スペイン語). Tecolotes de los Dos Laredos (2022年2月7日). 2022年2月7日閲覧。
- ^ “【ロッテ】プロ未経験の最速164キロ右腕アコスタと育成契約 フローレスも獲得”. スポーツ報知 (2019年12月22日). 2021年8月26日閲覧。
- ^ “76 ホセ・フローレス 選手名鑑2021|千葉ロッテマリーンズ”. 千葉ロッテマリーンズ オフィシャルサイト. 2021年8月26日閲覧。
- ^ “86 ホセ・フローレス 選手名鑑2020|千葉ロッテマリーンズ”. 千葉ロッテマリーンズ オフィシャルサイト. 2021年8月26日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]
- 選手の通算成績と情報 MLB、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Jose A. Flores stats MiLB.com
- 個人年度別成績 J.フローレス - NPB.jp 日本野球機構