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エットーレ・ポッツォーリ国際ピアノコンクール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ポッツォーリ国際ピアノコンクール (Concorso pianistico internazionale ’’Ettore Pozzoli’’)はイタリアで行われている国際ピアノコンクール。2023年から国際音楽コンクール世界連盟へ加盟した。

歴史

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正確には、国際ピアノコンクール’’エットレ・ポッツォーリ’’である[注釈 1]。1959年に第一回が開催された。

マウリツィオ・ポリーニが第一回第一位であることはよく知られているが、このコンクールは第一位の発給基準が厳しい。躊躇なく第一位不在第二位という采配を行うことで知られている。

課題曲に必ずポッツォーリの練習曲を演奏しなければならない規定[1]がある。しかし、近代音楽以降のレパートリーは必修ではないため、10代の挑戦者も普通に見られるのが特徴。

現在はFazioli社のフルコンサートグランドピアノで予選から本選までの全日程が消化されることが、特に有名である。

過去の第一位受賞者

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  • 1959年 - マウリツィオ・ポリーニ (Italia)
  • 1961年 - Pier Narciso Masi (Italia) e Fabio Peressoni (Italia), 同着
  • 1963年 - Laura De Fusco (Italia)
  • 1965年 - François-Joël Thiollier (Stati Uniti d'America)
  • 1967年 - 該当者なし
  • 1969年 - Franco Angeleri (Italia) e Anna Maria Cigoli (Italia), 同着
  • 1971年 - Pierre Réach (Francia)
  • 1973年 - Raimondo Campisi (Italia)
  • 1975年 - Daniel Rivera (Argentina)
  • 1977年 - Pietro Rigacci (Italia)
  • 1979年 - Rolf Plagge (Germania)
  • 1981年 - Huseyin Sermet (Turchia)
  • 1983年 - Hugh Tinney (Irlanda)
  • 1985年 - Klara Würtz (Ungheria)
  • 1987年 - Seizo Azuma (Giappone)
  • 1989年 - William Stephenson (Inghilterra)
  • 1991年 - 該当者なし
  • 1993年 - Maria Stembolskaja (Russia)
  • 1995年 - 該当者なし
  • 1997年 - 該当者なし
  • 1999年 - Filippo Gamba (Italia)
  • 2001年 - 該当者なし
  • 2003年 - 該当者なし
  • 2005年 - Martin Cousin (Inghilterra)
  • 2007年 - Alexandre Pirojenko (Russia)
  • 2009年 - Cristopher Falzone (Stati Uniti d'America)
  • 2011年 - Alexey Chernov (Russia)
  • 2013年 - アレクサンドル・ヴィクトロヴィチ・ヤコブレフ (Russia)
  • 2015年 - アナスタシア・リジコフ (Canada) e 沼沢淑音 (Giappone), 同着
  • 2017年 - 該当者なし
  • 2019年 - Evgeny Konnov (Uzbekistan)
  • 2021年 - 該当者なし
  • 2023年 - 該当者なし

脚注

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注釈

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  1. ^ イタリアでは’’がよく用いられる。

出典

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  1. ^ regolamento-pozzoli-2023”. www.concorsopozzoli.it. www.concorsopozzoli.it. 2023年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月27日閲覧。

外部リンク

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