ロダンテノンB
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ロダンテノンB | |
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2,4,6,3′,4′-ペンタヒドロキシベンゾフェノン 2-O-β-D-グルコピラノシド | |
別称 マクルリン-2-グルコシド マクルリン-6-グルコシド | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 1346648-38-1 |
PubChem | 102429099 |
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特性 | |
化学式 | C19H20O11 |
モル質量 | 424.36 g mol−1 |
外観 | 黄色粉末[1] |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ロダンテノンB(Rhodanthenone B)はマクルリン配糖体の一種。2011年、中国南西部に分布し、民間療法に用いられるリンドウ科の植物 Gentiana rhodantha から初めて単離および同定された[1]。その後、マンゴスチン果皮にも含まれることが報告された。アンチエイジング成分として着目されている[2]。
生理作用
[編集]この節のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2017年10月) |
ロダンテノンBはマンゴスチン果皮から抽出した水溶性ポリフェノール中に含まれる[3]。この抽出物および精製したロダンテノンBにはメイラード反応を抑制し、その生成物であるAGEsの一つペントシジンの生成を抑制する作用がある[3]。また、皮膚粘弾性測定器を用いて皮膚の弾力性を改善する効果も確認されている[3]。
出典
[編集]- ^ a b Xu, Min; Zhang, Ming; Wang, Dong; Yang, Chong-Ren; Zhang, Ying-Jun (2011). “Phenolic Compounds from the Whole Plants of Gentiana rhodantha (Gentianaceae)”. Chemistry & Biodiversity 8 (10): 1891–1900. doi:10.1002/cbdv.201000220. ISSN 1612-1880. PMID 22006717 .
- ^ 桑原弘樹『サプリメント健康バイブル』株式会社学研、2016年、126–127頁。
- ^ a b c Ohno, Rei-ichi; Moroishi, Narumi; Sugawa, Hikari; Maejima, Kazuhiro; Saigusa, Musashi; Yamanaka, Mikihiro; Nagai, Mime; Yoshimura, Morio et al. (2015). “Mangosteen pericarp extract inhibits the formation of pentosidine and ameliorates skin elasticity”. Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition 57 (1): 27–32. doi:10.3164/jcbn.15-13. PMC 4512896. PMID 26236097 .