ルサール
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(ルサルから転送)
種類 | 株式会社 |
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市場情報 |
MCX: RUAL |
本社所在地 |
ロシア モスクワ |
設立 | 2007年3月27日 |
業種 | 非鉄金属 |
事業内容 | アルミニウム、アルミニウム合金、ボーキサイト、アルミナの生産販売 |
代表者 |
会長 張震遠 CEO オレグ・デリパスカ |
資本金 | 10.539億米ドル |
売上高 | 122.91億米ドル(2011年) |
決算期 | 12月末日 |
主要株主 | En+ Group (47.41%) |
関係する人物 | ヴィクトル・ヴェクセリベルク(元会長) |
外部リンク | ルサール社のホームページ (英語) |
ルサール(ロシア語: РУСАЛ ルサール)ことロシア・アルミニウム(ロシア語: Русский алюминий ルースキイ・アルミーニイ)は、ロシアの世界的なアルミニウム製造メーカー。2010年度のアルミニウム生産量は408万3000トン(2009年は390万トン)、酸化アルミニウム生産量は784万トン(2009年は730万トン)で[1]、カナダのリオ・ティント・アルキャンに次いで世界第2位の生産量であった。(第3位はアメリカのアルコア社。)なお登記上の本社を租税回避地として知られるイギリス王室属領ジャージーに置いている。
社名について、日本では「ルスアル」「ルサル」とも表記されているが、原語発音により近いのは「ルサール」である。
主力製品・事業
[編集]- アルミニウム圧延
主要事業所
[編集]ルサールは5大陸19カ国に事業所を持ち、主要な工場がロシア、ウクライナ、アルメニア、ギニア、ナイジェリア、ガイアナ、オーストラリア、イタリア、スウェーデンなどにある。
沿革
[編集]- 2000年3月30日 - プーチン政権と親密な関係にあるとされるオレグ・デリパスカらがアルミ精錬所や原料のボーキサイトを産出する鉱山を統合して創業した。
- 2006年 - アルミ製造ロシア第2位のスアール(СУАЛ)と、スイスの商社グレンコア(Glencore)のアルミニウム部門を約300億ドルで買収し、米国のアルコア(約355万トン)を抜いて世界最大のアルミメーカーに躍り出ることとなる(出資比率はルサールが64.5%、スアールが21.5%、グレンコアが14%)。
- 2010年 - ロシア企業初で香港上場[2]。上場時の公募価格は10.8香港ドルであった。
- 2018年 - 2016年アメリカ合衆国大統領選挙におけるロシアの干渉を理由とするアメリカ政府の対ロシア経済制裁の対象となる[3]が、翌19年1月に解除。
- 2022年 - 2月にロシアが開始したウクライナ侵攻にはロシア企業が軒並み沈黙する中で批判的な立場で、デリパスカ自身が早い段階で侵略行為の早期終結を訴えたほか[4]、ルサールもまたブチャの虐殺について徹底的な調査と実行犯の厳罰を求めている[5]。
主要関係会社
[編集]- ノリリスク・ニッケル - 世界最大手のニッケル生産メーカー。2011年3月時点、ルサールはノリリスク・ニッケル株の25%を保有している[6]。
脚注
[編集]- ^ “ルサール:2010年アルミニウム生産量408万3000トン”. China Press. (2011年2月15日) 2011年3月8日閲覧。
- ^ “アルミニウム大手、ルサールが香港上場…ロシア企業初”. サーチナ. (2010年1月28日) 2011年2月14日閲覧。
- ^ 米、ロシア有力実業家7人に制裁 プーチン氏の「義息」もフランス通信社(2018年4月7日)2018年11月11日閲覧。
- ^ “ロシア実業界の大物2人、ウクライナ侵攻の中止呼び掛け”. CNN.co.jp. CNN. (2022年3月1日) 2022年4月12日閲覧。
- ^ “ロシア金属企業ルサール、ブチャでの「犯罪」の調査要求”. CNN.co.jp. CNN. (2022年4月9日) 2022年4月12日閲覧。
- ^ “ルサール、ノリリスクからの株式20%買い戻し提案を拒否-関係者(1)。”. bloomberg. (2011年3月4日) 2011年3月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- ルサール(ロシア語/英語)