ルパート・ドーヴァー
ルパート・ドーヴァー | |
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Rupert Dover | |
生誕 |
Rupert Timothy Alan Dover 1967年8月19日(57歳) イングランド ハートフォード |
団体 | 香港警察 |
配偶者 |
張雅詩 (結婚 2014年) [1] |
ルパート・ティモシー・アラン・ドーヴァー(中国語: 陶輝、英語: Rupert Timothy Alan Dover、1967年8月19日 – )は、イギリス国籍の香港警察総警司。イングランド・ハートフォード出身。新界南総区の指揮官を務め、2019年6月12日香港逃亡犯条例改正案反対デモで指揮を執った。作戦中、デモ参加者に向けて発砲を命じたと言われており、各界から非難を受けた[2]。6月23日、イギリスの新聞『タイムズ』はドーヴァーおよびデビッド・ジョーダン警司(荘定賢――機動部隊校長・英国籍)について、612衝突で暴力行為があったと報道した[3][4]。イギリスの一部インターネットユーザーはこの事象について、遺憾の意を示した[3][5]。
経歴
[編集]ルパート・ドーヴァーはイギリスで考古学の学位を取得後、1989年に王立香港警察に就職。1996年から1999年まで要人警護ユニットに配属。続いて空港保安ユニットに移った。2014年の雨傘運動では、デモ参加者による道路占拠等に対処する「日峰行動」に加わり、香港特区政府から表彰を受けた。その後、2015年に基礎訓練学校で高級警司となり、2016年1月に総警視に昇任し屯門警区の指揮官を担当。2017年1月に東区警区の指揮官に異動。2019年6月に新界南総区の副指揮官に転任[6]。
2019年の612紛争にて、香港警察の機動部隊傘下にある速龍小隊がデモ隊に発砲。ドーヴァーは当日の指揮官を務めていた[6]。その後、香港警察トップの盧偉聰処長は記者会見にて、発砲は当日の指揮官の責任であり、自身は無関係であると述べた。7月7日の九龍デモでは広東道にてデモ隊に包囲され、関連する衝突について暴力的な手段で対処したことを非難された[7]。7月13日、光復上水の期間中、ドーヴァーは3,000名の警察官に対して、港鉄の駅の清掃作業を指示した。10月27日、尖沙咀における警察集会にて、開始時に会場入りし、取り囲んでいる市民の監視を指示した。そして約30分後、群衆を分散させるため催涙ガスの使用を機動隊に命じた[8]。11月11日、二号橋の交通を妨害している香港中文大学の学生に対処するため、同日午後、機動隊を香港中文大学に侵入させ、催涙ガスを繰り返し使用した[9]。
脚注
[編集]- ^ “【蘋果踢爆】陶輝妻fb轉記者頭像疑起底恐嚇 大狀指涉違禁制令:或藐視法庭”. 2020年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月1日閲覧。
- ^ “612 帶隊清場總警司陶輝 拒回答當天為何下令射擊示威者” (中国語). 立場新聞. (2019年6月22日) 2019年7月7日閲覧。
- ^ a b 吳倬安 (2019年6月24日). “【逃犯條例】英警司指揮清場 英媒大篇幅報道 黃之鋒:揚威祖家” (中国語). 香港01 2019年7月7日閲覧。
- ^ Philip Sherwell (2019年6月23日). “Hong Kong protesters turn ire on british officers after clashes with Hong Kong police” (英語). タイムズ 2019年7月7日閲覧。
- ^ “陶輝英國家鄉城鎮貼滿濫權海報:Hertford鎮感自豪嗎?” (中国語). 香港蘋果日報. (2019年7月20日) 2019年7月21日閲覧。
- ^ a b “警拒交代下令開槍指揮官” (中国語). 香港蘋果日報. (2019年6月19日) 2019年7月7日閲覧。
- ^ 黃鳳儀 (2019年7月7日). “【九龍區大遊行】陶輝現身廣東道被示威者圍罵:為何當日要開槍?” (中国語). 香港01 2019年7月7日閲覧。
- ^ “尖沙咀集會 警施放多輪催淚彈驅散民眾” (中国語). 信報. (2019年10月27日) 2019年11月12日閲覧。
- ^ 中大脫共陣線 (2019年11月11日). “尖沙咀集會 警施放多輪催淚彈驅散民眾” (中国語). 香港獨立媒體 2019年11月12日閲覧。