レイ・ラブロック
レイ・ラブロック Ray Lovelock | |
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『ミラノ殺人捜査網』(1974年) | |
本名 | Raymond Lovelock |
生年月日 | 1950年6月19日 |
没年月日 | 2017年11月10日(67歳没) |
出生地 | イタリア、ローマ |
職業 | 俳優 |
レイ・ラブロック(Ray Lovelock, 1950年6月19日 - 2017年11月10日)は、イタリア・ローマ出身の俳優。以前はレイモンド・ラブロック(Raymond Lovelock)の名義で活動していた。
来歴
[編集]イタリア人の母とイギリス人の父の間に生まれ、ローマのトラステヴェレ地区で幼少期を過ごす。デビューは15歳でジョン・シュレシンジャー監督の『ダーリング』に端役として出演、16歳の時にローマの「パイパー・クラブ」で、友人の俳優トーマス・ミリアンのバンドで歌っているところを見出され、1967年、ジュリオ・クエスティ監督『情無用のジャンゴ』で本格的に俳優としての活動を開始した。並行してトーマス・ミリアンのバンド、およびソロで音楽活動を行う。1969年、『ガラスの部屋』で初主演し、特に日本ではフランスのルノー・ヴェルレーと並び、1971年頃まで若い女性からアイドル的な人気を博した。訪日経験もあり、日本でオリベッティ、森永製菓のCMに出演、小薗江圭子作詞、浜圭介作曲の「恋は風」(B面は渡辺貞夫作曲の「ガラスの影」)、『週刊セブンティーン』懸賞応募優勝曲「白い影と青い影」(作詞者は一般人で、作曲は鈴木邦彦。B面は作詞阿久悠、作曲大野克夫によるもの[1])の2枚のシングルと2枚のアルバムをリリースしたことがある。「恋は風」はオリコントップ40に入るヒットとなっている[2]。
イタリアでも1970年代当時歌手活動も並行して行っており、主演映画『バニシング』の主題歌を歌った。
1980年以降は主にテレビで活躍しており、数多くの主演作がある。
人物像
[編集]趣味は作曲。好きな作家はA・J・クローニン[3]。サッカー好きで、イタリアの芸能人サッカー大会で主将を務めたことがある。1970年に結婚しており、翌年娘が生まれている[4]。
出演作品
[編集]- ダーリング Darling (1965)
- 情無用のジャンゴ Se sei vivo spara(1967)
- ヤング・タイガー I giovani tigri (1968)
- ミラノの銀行強盗 Banditi a Milano(1968)
- ガラスの部屋 Plagio(1969年)
- 透きとおった夕暮れ Häschen in der Grube(1969)
- 火の森 Le regine(1970)
- 屋根の上のバイオリン弾き Fiddler on the Roof(1971)
- ガラスの旅 Un posto ideale per uccidere(1971)
- 悪魔の墓場 Non si deve profanare il sonno dei morti(1974)
- ミラノ殺人捜査網 Milano odia: la polizia non può sparare(1974)
- 炎のいけにえ Macchie solari (1975)
- ああ新婚 La moglie vergine (1975)
- バニシング Uomini si nasce poliziotti si muore (1976)
- 追跡!麻薬コネクション Pronto ad uccidere (1976)
- カサンドラ・クロス The Cassandra Crossing (1976)
- 白昼の暴行魔 La settima donna (1978)
- ザ・ビッグ・バトル Il grande attacco (1977)
- 大人になる前に… Avere vent'anni (1978)
- 戦争と友情 Contro 4 bandiere(1979)
- マーダー・ロック Murderock - uccide a passo di danza(1984)
脚注・出典
[編集]- ^ 白い影と青い影レイモンド・ラブロック(思い出のEPレコードから)
- ^ 1970/08/27 歌謡チャート最高は1970年8月27日付の34位
- ^ 『外国映画人名事典 男優編』キネマ旬報社 1997年 ISBN 4-87376-201-4
- ^ https://www.imdb.com/name/nm0522590/bio/?ref_=nm_ov_bio_sm