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レプロエンタテインメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社レプロエンタテインメント
LesPros entertainment inc.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 レプロ (LesPros)
本社所在地 日本の旗 日本
101-0062
東京都千代田区神田駿河台一丁目5番3号
設立 1991年2月
(レヴィプロダクションズ)
業種 サービス業
法人番号 9010701023208 ウィキデータを編集
事業内容 タレントモデルのマネージメント・プロデュース
番組、催物および出版物などの企画・制作
広告代理業
代表者 本間憲(代表取締役)
資本金 1000万円
主要子会社 株式会社レヴィプラス
株式会社ブランジスタ
外部リンク https://www.lespros.co.jp/
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株式会社レプロエンタテインメントは、東京都千代田区に本社を置く日本芸能事務所で、バーニングプロダクション・グループ傘下の企業である。日本音楽事業者協会加盟。

概要

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1991年2月、東京都目黒区中目黒レヴィプロダクションズとして設立。

2006年4月6日に社名をレヴィプロダクションズから「レプロエンタテインメント」に変更し、下目黒にある目黒雅叙園のアルコタワーへ移転したが、2010年1月5日より品川区上大崎三丁目1番1号(JR東急目黒ビル)に本社機能を移した。2021年2月1日より千代田区神田駿河台に本社機能が移転している[1]。俳優、女優、歌手、モデルなどジャンルにとらわれないマルチなタレントの育成を主としている。近年はドラマに出演するタレントが増えてきている。

なお、社名を変更した2006年には初のオーディションとして「レプロガールズオーディション2006」が開催されており、以後不定期にオーディションを開催している(後述)。各プロフィールページで血液型は公開していない。また、モデルの年齢は公表していない。

2013年4月、グループ会社のレプロアスターを設立。当時ネクストスター☆所属のタレントが14名移籍している。主にタレント、モデル、アーティストのマネジメント・育成の主としている。

2018年4月には現役女子大生部門のCAMPUS ROOMを設立した[2][3][4]が、2020年現在、同部門は消滅している。

近年は、ドラマ・映画・舞台の企画制作や広告・PRの代理店業務にも進出している。

所属者一覧

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肩書き、順番は公式ページに従った。

アーティスト

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モデル

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スペシャリスト

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アスリート

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過去の所属者

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過去の関係者 

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レプロ・ガールズオーディション

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創立15周年を記念し2006年より行われている新人モデル・タレントの発掘オーディション。同性から支持される女性をプロモートすることをテーマにしており、「女性が女性を選ぶ全国オーディション」と銘打たれている。審査員には同事務所所属の吉川ひなの長谷川京子マリエらが参加し、最終審査には各ファッション誌の編集者が専属契約を結ぶべく訪れる。

2013年には、応募対象を男性にも広げた「レプロ次世代スターオーディション2013」を開催。

  • 2006年(第1回) - 応募総数18,219人。
  • 2008年(ハワイ大会) - 応募総数585人。
    • グランプリ:アレッサ・ミキ (「JJ」専属モデル)
    • 特別賞:ジュリー・ベア(「ViVi」専属モデル)、デヴィン・村上 (「JJ」専属モデル)
  • 2008年(第2回) - 応募総数21,452人。

LPG

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2010年9月に雑誌「B.L.T.」企画の「B.L.TRAVELファンイベントバスツアー」がきっかけで結成された事務所非公認ユニットとして発足。「LPG」はレプロガールズ(「LesPros Girls」)の略で清水富美加が命名[5]

発足当初のメンバーは、佐武宇綺菊地亜美大川藍・清水富美加(リーダー)・内田理央の5人で、2011年12月に梨里杏(現・小島梨里杏)が加入したが、2012年3月のイベントを最後に活動休止状態(菊地曰く「自然消滅」[6])であった。

しかし、2014年に事務所公認として復活。メンバーは「レプロエンタテインメントに所属する全ての女性タレント」となり、2014年1月25日に新生LPGとしては初のイベントが行われた。

所属タレントとのトラブル

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2015年4月、能年玲奈が無断で同年1月に個人事務所「三毛&カリントウ」を設立していたと報道され[7]、事務所独立騒動が発生した。同年4月25日の東京スポーツでは、同個人事務所の取締役は能年に演技指導をした劇団「the Misfits」(ザ・ミスフィッツ)主宰の滝沢充子が務め、能年が滝沢に“洗脳”されているとの内容が報道された[8][注 8]

翌2016年7月にレプロエンタテインメントとの契約が終了すると報じられ[11]、同月15日発売の『FRIDAY』の取材で久しぶりにメディアの取材を受け、芸名を「のん」に改名する事を発表。同月21日発売の『週刊文春』では、自身が代表取締役を務める個人事務所「株式会社non」を設立したと報じられた[7]

これに対しレプロエンタテインメントは、契約満了直前の2016年6月下旬に文書を送付して「昨年4月から能年との話し合いが進まず、仕事を入れられなかった」として15か月分の契約延長を求め、あわせて契約満了後も「能年玲奈」を芸名として使用するには同事務所の許可が必要であると警告していたと『週刊文春』誌上で報じられた[12]。7月1日以降も同事務所から退所に関する正式な発表はなく[13]、専属芸術家契約等の履行及び更新をめぐる諸問題について一部東京地方裁判所において係争中であり引き続き協議中である旨の声明を同月14日付で正式に発表し、契約問題は未解決であるとしている[14]

2018年4月12日、レプロエンタテインメントの公式サイトから能年玲奈のページが削除された[15]

2019年7月27日、のんと独占的にマネジメント契約を結んでいる株式会社スピーディの福田淳代表へのインタビューがBuzzFeedに掲載される。2019年の活動予定では、約20社ものCMに出演し、ほとんどスケジュールはいっぱい。一方で、テレビドラマの出演オファーはとても多く来ているが、何週間か経つと発注側から「なかったことにしてほしい」と立ち消えになる状態。どこからの圧力か発注側の忖度かは不明と語っている[16]

報道をめぐる訴訟

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2015年6月、レプロエンタテインメントは、騒動をめぐる『週刊文春』の記事に名誉を傷つけられたとして、発行元の文藝春秋に対し約1億1,000万円の損害賠償と謝罪広告を求める訴訟を東京地裁に起こした[17]。2019年4月19日、東京地裁は一部の内容について名誉毀損を認め、文春側に計660万円の賠償を命じる判決を言い渡した[18]。文春側が控訴し、9月26日、東京高裁は判決で、被告側に対して、レプロ社に計330万円、社長に計110万円の計440万円を支払うよう命じた[19]。文春側は上告したが、2020年10月6日、最高裁が文春側の上告を受理しない決定をし、計440万円の支払いを命じた2審東京高裁判決が確定した[20]

脚注

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注釈

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  1. ^ フリーランスも、一部マネジメントは継続。
  2. ^ セブンファクトリーに移籍後、未来に改名。
  3. ^ フリーディアに改名。
  4. ^ 幸福の科学に出家後、千眼美子に改名。ARI Productionへ移籍。
  5. ^ 真山れみに改名。
  6. ^ ヒラタオフィスに移籍後、上野真未に改名。
  7. ^ 事務所独立後、のんに改名。
  8. ^ なお、本人および母は『週刊文春』の取材に対し“洗脳”を否定している[9][10]

出典

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  1. ^ 2021年あけましておめでとうございます。... - レプロエンタテインメント LesPros entertainment | Facebook
  2. ^ “レプロ:女子大生部門「CAMPUS ROOM」設立 JJモデルや準ミス東大ら所属10人お披露目”. MANTANWEB (MANTAN). (2018年4月10日). https://mantan-web.jp/article/20180410dog00m200015000c.html 2018年12月2日閲覧。 
  3. ^ “レプロ、女子大生部門「CAMPUS ROOM」立ち上げ ミス青学準グランプリ井口綾子ら10人で始動”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年4月10日). https://www.oricon.co.jp/news/2109260/full/ 2018年12月2日閲覧。 
  4. ^ 30年ぶりに女子大生ブーム? 東大、慶応、早稲田などのミスキャンパスらが芸能プロ入り」『AERA dot.』朝日新聞出版、2018年4月12日。2018年12月2日閲覧。
  5. ^ バスツアーLPG(笑)っ - ゆったりお♪まったりお♪のんびりお 内田理央オフィシャルブログ 2010年9月15日
  6. ^ 2013年4月6日放送「菊地亜美の1ami9」(ゲスト・清水富美加)
  7. ^ a b “「のん」こと能年玲奈が新事務所「株式会社non」設立、復帰第1弾は“小泉今日子プロデュース舞台”か”. 日刊サイゾー (株式会社サイゾー). (2016年7月21日). https://www.cyzo.com/2016/07/post_28913_entry.html 2020年10月7日閲覧。 
  8. ^ “(本日の紙面・1面)スクープ!能年玲奈“洗脳”騒動”. 東京スポーツ. (2015年4月25日). http://www.tokyo-sports.co.jp/newspaper/%EF%BC%94%E6%9C%88%EF%BC%92%EF%BC%95%E6%97%A5%EF%BC%88%E5%9C%9F%EF%BC%89%E7%99%BA%E8%A1%8C/ 2015年7月26日閲覧。 
  9. ^ “能年玲奈母が独占告白「引退、洗脳報道はウソです」”. 週刊文春WEB (文藝春秋). (2016年6月1日). オリジナルの2016年6月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160601121121/http://shukan.bunshun.jp/articles/-/6207 2016年8月27日閲覧。 
  10. ^ “能年玲奈が独立後初告白「辛いことは削ぎ落とす」”. 週刊文春WEB (文藝春秋). (2016年7月13日). オリジナルの2016年7月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160713075656/http://shukan.bunshun.jp/articles/-/6361 2016年8月27日閲覧。 
  11. ^ 佐藤勇馬 (2016年7月1日). “能年玲奈、契約終了でファンが「復活」エール大合唱! 事務所HPにプロフィール掲載されたままで不安も”. メンズサイゾー. オリジナルの2021年5月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210506005738/https://www.menscyzo.com/2016/07/post_12272.html 2021年9月22日閲覧。 
  12. ^ “能年玲奈 改名の陰に前事務所からの“警告書””. 週刊文春WEB (文藝春秋). (2016年7月20日). オリジナルの2016年7月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160720085917/http://shukan.bunshun.jp/articles/-/6387 2016年8月27日閲覧。 
  13. ^ “能年玲奈の元気な姿、篠田麻里子が公開”. 日刊スポーツ. (2016年7月1日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1671520.html 2016年8月27日閲覧。 
  14. ^ “能年独立騒動 事務所言い分と真っ向対立【レプロ書面の全文】”. デイリースポーツ online. (2016年7月15日). https://www.daily.co.jp/gossip/2016/07/15/0009287218.shtml 2016年8月27日閲覧。 
  15. ^ “「能年玲奈」が前事務所レプロHPから消えネット騒然…理由めぐり臆測飛び交う”. Business Journal. (2018年4月13日). https://biz-journal.jp/2018/04/post_23003.html 2021年9月22日閲覧。 
  16. ^ 福田淳(インタビュアー:神庭亮介)「芸能界はもう、のんの様なケースを出しちゃいけない。マネジメント社長が語った真意」『BuzzFeed News』、2019年7月27日https://www.buzzfeed.com/jp/ryosukekamba/non2021年9月22日閲覧 
  17. ^ “能年玲奈の所属事務所が、週刊文春を名誉毀損で提訴!「これは能年本人を訴えたのと同じこと」”. 日刊サイゾー (株式会社サイゾー). (2015年6月15日). https://www.cyzo.com/2015/06/post_22393_entry.html 2020年10月8日閲覧。 
  18. ^ “のんさん元事務所が勝訴 文春に660万円の賠償命令”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2019年4月19日). https://www.asahi.com/articles/ASM4M5Q03M4MUTIL03W.html 2020年10月8日閲覧。 
  19. ^ “所属女優に「パワハラ」報道の文春に2審も賠償命令”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2019年9月26日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201909260000511.html 2020年10月8日閲覧。 
  20. ^ “文春への賠償命令確定 俳優のんさんめぐる記事”. 産経ニュース (産経デジタル). (2020年10月7日). https://www.sankei.com/article/20201007-X7UZHAKLUZNKPCSRYEAWEUOCXU/ 2020年10月8日閲覧。 

外部リンク

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