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レンチ (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
WRENCH
出身地 日本の旗 日本
ジャンル ミクスチャー・ロック
サイケデリック・ロック
ダビー・メタル
活動期間 1992年 -
公式サイト www.wrench.jp
メンバー 松田知大(ベース)
MUROCHIN(ドラムス)
SHIGE(ヴォーカル、シンセサイザー)
坂元東(ギター)

WRENCH(レンチ)は、日本の4人組ロックバンド

メンバー

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Condor Records (3rd Stone From The Sun)を運営。1998年~2003年ALL LIVING THINGS、2004年以降トランスバンドStrobo、2011年1月よりポストロックバンドte'でも活動。グラフィックデザイナーとしてはGradelic名義。自身が手掛けるブランド、DRONEを展開。
ABNORMALSと並行して活動。
AYASHIGE名義でソロ活動。2005年にブライアン・バートンルイスDJ TASAKAとユニットAGERO結成。
2005年、宮崎県出身アーティストによるMMTPに参加。
  • MASATO(ドラムス)
2020年にサポートメンバーから正式加入

旧メンバー

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再結成アナーキー(1996年 - 2001年)と並行して活動。活動休止後は関係メンバーによる各種ユニット(SDR、レジーナ、KASIN)で活動するほか、2005年にCAUCASUS結成。

来歴

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1992年7月、前身となるバンド「FIGHT FOR YOUR RIGHT」を結成。1994年4月に現バンド名に改名、9月にはインディー・レーベルZK Records[1]からファースト・ミニアルバム『WRENCH』を発表。ファースト・アルバム『Black Holiday』(1996年)からの限定盤シングル『空』には、ケン・イシイ、DJ Tsutchie(SHAKKAZOMBIE)によるリミックスが収録されている。メロコアをはじめとするラウド・ミュージック・ブームの初期にあたり、ハードコアミクスチャー・ロックとして売られたが、ピンク・フロイドフランク・ザッパをカバーするなど1970年代のプログレッシブ・ロックハードロックからの影響も色濃い。1998年には、Hi-STANDARDのラウド・ロック・イベントAir Jam98(東京・豊洲ベイサイドスクエア)にも出演した。

1999年、メジャー・レーベルVICTOR / HAPPY HOUSEと契約し、サード・アルバム『BLUE BLOOD BLUE』を発表。以降、ベスト盤を含めて8枚のアルバムをリリースした。ボーカルのSHIGEは、AYASHIGE名義でテクノ、トランス作品を発表し始めるが、このような四つ打ち的なビートはレンチの作品にも徐々に取り入れられていく。森脇美喜夫が「サイケ・ヘヴィ」(『Doll』169.p48)と評した24分のインストを含む『Clinic of Satanic』(2001年)を経て、『Overflow』(2003年)ではプログラミング音を本格的に導入したデジタル・ロックサウンドが試みられた。ハードコアとエレクトロ・ロック、ダンスミュージックの融合がバンドの方向性となるが、「クリック聞いてやるのはイヤ」(『Indies Issue』vol.7 p27)だったドラムの名越が脱退、元ココバットのMUROCHINの加入までバンドの存続が危ぶまれた。2007年以降は cutting edgeからアルバム『nitro』、2008年浅野忠信石野卓球、セイジ(ギターウルフ)、HIFANAらとのコラボレーションアルバム『drub』をリリースしている。

「現場(ライブ)主義」サウンドを標榜し、ライブ活動には初期から力を入れている。ZKレコード時代はNUKEY PIKESカウパーズとのイベントのほか、UNSANERollins Bandといった来日バンドのオープニングにも出演した。メジャー契約以降では、アメリカのSXSW(2001年)のほか、Air Jam 2000、ライジング・サン・ロックフェスティバル(2002年)、サマーソニック(2002年)、フジ・ロック・フェスティバル(2003年前夜祭、2008年)といった大型ロックフェスやツアーだけでなく、渚音楽祭(2008年)などさまざまなレイブ企画にも参加している。ジャンルの垣根を越えた企画も多い。2012年、結成20周年の節目として、これまで長らく演奏される事のなかった90年代の楽曲のみで構成するライブ『WRENCH 90'S LIMITED SET』をKAIKOO POPWAVE FESTIVAL(2012年4月)と下北沢SHELTER(2012年5月)にて2本のみ開催した。

ディスコグラフィー

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シングル

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  • 空(1996年ZK)限定盤シングル
  • WRENCH & TODAY IS THE DAY 7インチ EP (1997年06月19日)
  • DOUBLE-0-FREEDOM(2000年1月21日)
  • SKY,LIQUID,MEN,(2000年5月24日)
  • Arp3(2020年11月22日)
  • Runaway(2021年8月24日)
  • Breaking Man/MOONSHOT(2023年5月26日)12 インチレコード

アルバム

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  • WRENCH(1994年)インディーズミニアルバム
  • WRENCH 12インチ EP (1995年) "Let There Be More Light"(ピンク・フロイド)収録
  • BLACK HOLIDAY(1996年ZK, 1998年9月23日再発)
  • ヒポテーゼ…(1997年ZK, 1998年9月23日再発)ミニアルバム
  • WRENCH & NUKEY PIKES split CD(1997年ZK, 1998年9月23日再発)スプリットアルバム
  • WANDERING IN THE EMPTINESS(1997年11月21日)
  • BLUE BLOOD BLUE(1999年5月21日)
  • bliss(2000年6月21日)
  • Shinjuku,LIQUID,MEN,(2000年12月16日)ライブミニアルバム
  • Clinic of “SATANIC”(2001年8月1日)ミニアルバム
  • CIRCULATION(2002年1月23日)
  • OVERFLOW(2003年1月22日)
  • WR990III(2004年9月22日)ベストアルバム
  • TEMPLE OF ROCK(2004年11月10日)
  • NITRO (2007年9月10日)
  • drub (2008年7月9日)
  • weak (2019年3月20日)
  • OVERFLOW 特別版 (2019年7月24日)
  • The Shape (2022年2月11日)

DVD

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  • CLIPS 990001(2001年8月1日)
  • NISTORY (2008年7月9日)

ビデオ

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  • LIVE ON EARTH TOUR VIDEO (1998年6月24日)

脚注

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  1. ^ 1980年代後半のインディーズブーム期に活動していた痛郎のメンバーによる自主レーベル。ルインズのライブ盤、ゆらゆら帝国の初アルバムなど、傘下のレスザンTVとともに1990年代の「日本のリアル・オルタナティブ・シーンの総本山」(行川和彦。シンコーミュージックムック『爆音侍激情無宿編』2001)ともいうべきリリースで知られる。1994年以降、リクルート系列のミュージックマインと協力関係にはいっており、現在はその傘下にある。

外部リンク

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