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ハードウィック伯爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロイストン子爵から転送)
ハードウィック伯爵ヨーク家の紋章の盾部分

ハードウィック伯爵(Earl of Hardwicke)は、グレートブリテン貴族伯爵位。法律家・政治家のフィリップ・ヨーク1754年に叙されたのに始まる。

歴史

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初代ハードウィック伯爵フィリップ・ヨーク

法律家フィリップ・ヨークは、司法職のイングランドおよびウェールズ法務総裁や、英国議会のルイス選挙区英語版シーフォード選挙区英語版選出の庶民院議員をつとめたあと、1733年11月23日グレートブリテン貴族爵位グロスター州におけるハードウィックのハードウィック男爵(Baron Hardwicke, of Hardwicke in the County of Gloucester)に叙された。その後、1737年から1756年にかけてウォルポール内閣から第1次ニューカッスル公内閣までの4代のホイッグ党政権で大法官を務めた。その在任中の1754年4月2日にグレートブリテン貴族爵位ハードウィック伯爵(Earl of Hardwicke)ケンブリッジ州におけるロイストンのロイストン子爵(Viscount Royston, of Royston in the County of Cambridge)に叙せられた[1][2]

3代伯フィリップ・ヨークは、1801年から1806年にかけてアイルランド総督を務めた[1][3]

4代伯チャールズ・ヨーク英語版は、海軍大将まで昇進した海軍軍人であり、かつ保守党の政治家として政界でも活躍し、郵政長官英語版(在職1852年)や王璽尚書(在職1858年-1859年)を務めた[1][4]

6代伯アルバート・ヨーク英語版も保守党の政治家としてインド省政務次官英語版(在職1900年-1902年)、陸軍省政務次官英語版(在職1902年-1903年)を務めている[1][5]

現在の当主は10代伯ジョゼフ・ヨーク英語版である[1][6]。住居はロンドン・ランズダウン・ロード(Lansdowne Road)12番地にある[1]

現当主の保有爵位

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現当主ジョゼフ・ヨーク英語版は以下の爵位を保有している[1]

  • 第10代ハードウィック伯爵(10th Earl of Hardwicke)
    (1754年4月2日勅許状によるグレートブリテン貴族爵位)
  • ケンブリッジ州におけるロイストンの第10代ロイストン子爵(10th Viscount Royston, of Royston in the County of Cambridge)
    (1754年4月2日の勅許状によるグレートブリテン貴族爵位)
  • グロスター州におけるハードウィックの第10代ハードウィック男爵(10th Baron Hardwicke, of Hardwicke in the County of Gloucester)
    (1733年11月23日の勅許状によるグレートブリテン貴族爵位)

ハードウィック伯爵 (1754年)

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g Heraldic Media Limited. “Hardwicke, Earl of (GB, 1754)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2019年9月12日閲覧。
  2. ^ Lundy, Darryl. “Philip Yorke, 1st Earl of Hardwicke” (英語). thepeerage.com. 2019年9月9日閲覧。
  3. ^ Lundy, Darryl. “Philip Yorke, 3rd Earl of Hardwicke” (英語). thepeerage.com. 2019年9月9日閲覧。
  4. ^ Lundy, Darryl. “Admiral Charles Philip Yorke, 4th Earl of Hardwicke” (英語). thepeerage.com. 2019年9月9日閲覧。
  5. ^ Lundy, Darryl. “Albert Edward Philip Henry Yorke, 6th Earl of Hardwicke” (英語). thepeerage.com. 2019年9月9日閲覧。
  6. ^ Lundy, Darryl. “Joseph Philip Sebastion Yorke, 10th Earl of Hardwicke” (英語). thepeerage.com. 2019年9月9日閲覧。