ロック (ダンス)
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(ロックダンスから転送)
ロック (lock) は1970年代に誕生したストリートダンスで、名前のロック (lock) とは錠を意味し、激しい動きから突然静止しポーズを取る(ロックする)スタイルが特徴である。
ロッキング(locking)、ロッキン(lockin')も同じ意味で、 ロック(ダンス)全体を示すことが多い。
歴史
[編集]ロックダンスを考案したのはアメリカ人のDon Campbell(ドン・キャンベル)である。Campbellock(キャンベルロック)とも呼ばれる。1969年、L.A.で、彼は当時流行していたダンス(Funky Chicken)を滑らかに行う事ができず、その代わりにロック(静止する)スタイルを生み出した。
また、ロックダンスの代表的な動きには観客に向かって指をさす(ポイント)があるが、これは彼が観客から笑われたため、指をさしたのが始まりである。このように、ロックダンスには何気ない動きを取り入れた物が多く存在する。
1970年代に入ってから、彼はThe Lockers(ザ・ロッカーズ)というダンスチームを結成する。The Lockersは「Saturday Night Live(サタデー・ナイト・ライブ)」に出演し、1972年にはTV番組「Soul Train」に起用され、一躍有名になった。
主な動き
[編集]ロックダンスには、主に以下のような動きが使われる。
- TWIRL [トゥエル]
- 手首を巻き上げる動き。ロックダンスの基本中の基本。
- LOCK [ロック]
- ロックダンスのロックとはこの動きから来ている。腕を身体の前で停止させる動き。ロックダンスの基本中の基本
- POINT [ポイント]
- 指を差す動き。ロックダンスの基本中の基本。
- PACING [ペイシング]
- 横にパンチを打つような動き。振り付けなどとは別に、リズムを取るためにも使われる。日本ではDRUM [ドラム]とも呼ばれる。
- FIVE [ファイブ]
- CLAP [クラップ]ともいう。相手をたたえて手を叩きあう動きから。自分で叩く動きはSELF FIVE [セルフファイブ]という。
- SCOOBIE DO [スクービードゥー]
- 片方の足でキックし、エンカウントでもう片方の足を上げ着地するステップ。由来はアニメ『スクービー・ドゥー』より。
- KICK WALK [キックウォーク]
- 別名PIMP WALK [ピンプウォーク]。一歩目で蹴って二歩目で膝を開くステップ。由来はPIMP(ポン引き)の歩き方から。
関連項目
[編集]- トニー・バジル - The Lockersのメンバー。