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ローザ・サルキシャン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Роза Володимирівна Саркісян
ローザ・サルキシャン
ローザ・サルキシャン
2017年撮影
本名 ローザ・ヴォロディミリヴナ・
サルキシャン
生年月日 (1987-01-20) 1987年1月20日(37歳)
出生地 ソビエト連邦の旗 アゼルバイジャン・
ソビエト社会主義共和国

ナゴルノ・カラバフ自治州
ステパナケルト市
国籍  ウクライナ
職業 演出家
キュレーター
ジャンル 演劇
活動期間 2012年 -
主な作品

演劇

  • 『はい、総統』(演出)
  • 『マクベス』(演出)
  • 『H-effect』(制作)
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ローザ・ヴォロディミリヴナ・サルキシャンウクライナ語: Роза Володимирівна Саркісян1987年1月20日 - )は、ウクライナの演出家、キュレーター[1]

第一ウクライナ児童青少年劇場芸術監督などを歴任した。

来歴

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1987年1月20日、ソビエト連邦に属するアゼルバイジャン・ソビエト社会主義共和国ナゴルノ・カラバフ自治州ステパナケルト(現在のアゼルバイジャン共和国)で生まれる。ハルキウ大学を2012年に卒業した[2]

2012年にハルキウでデー・ファクトー劇場 (2012-2017) を創設し、ブリギッテ・シュヴァイガー作『はい、総統』などを演出した[3][4]。2013年にはモスクワのロシア青少年劇場やウドムルトのウドムルトロシア演劇劇場で演出をした[5][6]

2017年から2019年までリヴィウの第一ウクライナ児童青少年劇場の芸術監督をつとめた[3][7]。リヴィウではポーランドドラマトゥルクであるヨアンナ・ウィホフスカと『素敵な、素敵な、素敵な時』を制作した[8][9]

2018年にはキーウのアクトル劇場でサラ・ケインの『4.48サイコシス』を上演した[3][10]。2020年にはリヴィウのレーシャ・ウクライーンカ劇場でウィリアム・シェイクスピアの『マクベス』を演出した[11]新型コロナウイルス感染症の流行中にはオンラインで作品の初演を実施した[12]。2020年にシェイクスピアの『ハムレット』とハイナー・ミュラーの『ハムレットマシーン』からヒントを得て、役者たちの実人生に基づく劇作品『H-effect』を制作し、オンライン上演を行った[13][14]。2021年には若者や障害のある役者とともに作品制作を行った[15]

評価

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ユーロマイダンロシアとの紛争に揺れるウクライナ社会において「演劇の役割にまつわる文化的想定に挑戦する[16]」作品を作っている演出家であると評価されている。

受賞

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2017年にはポーランド共和国文化・国家遺産の奨学金を受けた[3][17]。同年、ウクライナでイギリス演劇を上演する演出家を対象とするブリティッシュ・カウンシルのプログラムである「テイキング・ザ・ステージ」の受賞者となった[18]。2018年にはウクライナ大統領芸術奨学金を受けた[19]

脚注

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  1. ^ About Radio Mariia (director Roza Sarkisian) - Teatr Powszechny”. www.powszechny.com. 2022年2月19日閲覧。
  2. ^ Саркісян Роза” [Roza Sarkisian] (ウクライナ語). theatre.love. 2021年3月5日閲覧。
  3. ^ a b c d 4.48 Psychosis (Kyiv) | Director Roza Sarkisian” (英語). 2022年3月6日閲覧。
  4. ^ Постдрама: вихід із "гетто"” (ウクライナ語). Збруч (2020年2月11日). 2021年3月5日閲覧。
  5. ^ 100-летие со дня рождения драматурга Виктора Розова”. 2022年3月6日閲覧。
  6. ^ В Русском драматическом театре Удмуртии вновь открылась Творческая лаборатория”. 2022年3月6日閲覧。
  7. ^ "The time has come to treat our audience like adults," stage director Roza Sarkisian's observation following the experience of her mobility tour to Berlin”. 2022年3月6日閲覧。
  8. ^ PIĘKNE, PIĘKNE, PIĘKNE CZASY / ПРЕКРАСНІ, ПРЕКРАСНІ, ПРЕКРАСНІ ЧАСИ” (ポーランド語). Teatr Polski w Poznaniu. 2021年3月5日閲覧。
  9. ^ Burnell, Emma. “Beautiful, Beautiful, Beautiful Times – Close Strangers Festival”. 2022年3月6日閲覧。
  10. ^ Great Performances in Kyiv: October 2018”. 2022年3月6日閲覧。
  11. ^ Macbeth | director Roza Sarkisian”. 2022年3月6日閲覧。
  12. ^ "Украдене щастя" живого театру. Критики – про пандемічний театральний рік” (ウクライナ語). www.ukrinform.ua. 2021年3月5日閲覧。
  13. ^ Creaton-Barber, Grace. “H-Effect Close Strangers Festival 2021”. 2022年3月6日閲覧。
  14. ^ Khromeychuk, Olesya. “The real challenge is the arrival of the ‘new normal’”. 2022年3月6日閲覧。
  15. ^ Примірка костюмів і підготовка до вистав: актори Франківського драмтеатру розповіли про роботу під час локдауну. ФОТО/ВІДЕО” (ウクライナ語). Ратуша. 2021年3月5日閲覧。
  16. ^ Contemporary European playwrights. Maria M. Delgado, Bryce Lease, Dan Rebellato. Abingdon, Oxon ; New York: Taylor & Francis. (2020). p. 235. ISBN 978-1-315-11194-0. OCLC 1182800294. https://www.worldcat.org/oclc/1182800294 
  17. ^ "The time has come to treat our audience like adults," stage director Roza Sarkisyan's observation following the experience of her mobility tour to Berlin”. 2022年3月6日閲覧。
  18. ^ 2017 Winners”. British Council. 2022年3月6日閲覧。
  19. ^ Про призначення стипендій Президента України для молодих письменників і митців у сфері музичного, театрального, образотворчого, хореографічного, естрадно-циркового мистецтва та кіномистецтва”. 2022年3月6日閲覧。

外部リンク

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