ワイト島ライヴ
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(ワイト島ライブから転送)
『ワイト島ライヴ』 | ||||
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エマーソン・レイク&パーマー の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1970年8月29日 | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | マンティコア | |||
プロデュース | ELP | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
エマーソン・レイク&パーマー アルバム 年表 | ||||
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ワイト島ライヴ(Live at the Isle of Wight Festival)は、エマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)のライブ・アルバム。1970年8月29日に「第3回ワイト島ポップ・フェスティバル」にて録音されて、1997年に発表された。
内容
[編集]ELPは1970年8月23日にプリマス・ギルドホールで初舞台を踏んでおり[1][注釈 1]、6日後の8月29日に出演した第3回ワイト島ポップ・フェスティバル[2]は彼らの二番目のライブに相当する[3][注釈 2]。キース・エマーソンはインタビューにおいて「あれ(プリマスでの初舞台)は(ワイト島ポップ・フェスティバルに出演する為の)ウォーム・アップだった」と明言しており、ワイト島でのステージがELPの実質的なデビューだという意見を持つ者も少なくない[注釈 3]。音質や演奏の良さよりも「歴史的なステージ」の記録という意味合いが強い作品であると言えよう。
「展覧会の絵」の最後に、エマーソンとグレッグ・レイクがステージの両脇に設置された錬鉄の大砲から順番に空包を撃っている[注釈 4]。
「ロンド」はエマーソンが1960年代に在籍したザ・ナイスの作品で、デイヴ・ブルーベックの'Blue Rondo à la Turk'の改作である。冒頭にヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲の「イタリア協奏曲」第三楽章の最初の24小節が演奏されている。
収録曲
[編集]- 未開人 – The Barbarian (Béla Bartók, arr. Emerson, Greg Lake, Carl Palmer)
- 石をとれ – Take a Pebble (Lake)
- 展覧会の絵 – Pictures at an Exhibition: Promenade (Modest Mussorgsky) / The Gnome (Mussorgsky, Palmer) / Promenade (Mussorgsky, Lake) - The Sage (Lake) / The Old Castle (Mussorgsky, Emerson) - Blues Variation (Emerson, Lake, Palmer) / Promenade (Mussorgsky) / Baba Yaga (Mussorgsky, Emerson, Lake, Palmer) / The Great Gates of Kiev (Mussorgsky, Lake)
- ロンド – Rondo (Dave Brubeck)
- ナットロッカー – Nut Rocker (Pyotr Ilyich Tchaikovsky, Kim Fowley)
- ELP、ワイト島フェスティバルを語る(インタビュー)
各トラックの英題と作詞・作曲はCD(Manticore, M-CD101)のライナーノーツ、演奏時間は en:Live_at_the_Isle_of_Wight_Festival_1970_(Emerson,_Lake_&_Palmer_album) による。合計時間はボーナス・トラックの#6(8:16)を含んでいない。 | |||
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
1. | 「The Barbarian (未開人)」(instrumental) | Adapted from Bela Bartok's Allegro Barbaro by Emerson, Lake and Palmer | |
2. | 「Take a Pebble (石をとれ)」 | Lake | |
3. | 「Pictures at an Exhibition (展覧会の絵)」 | Mussorgsky/Emerson, Lake and Palmer | |
4. | 「Rondo (ロンド)」(instrumental) | Brubeck | |
5. | 「Nutrocker (ナットロッカー)」(instrumental) | Fowley | |
6. | 「(- Bonus Track -) Emerson, Lake and Palmer discuss the Isle of Wight Festival」 | ||
合計時間: |
参加ミュージシャン
[編集]CD(Manticore, M-CD101)のライナーノーツに基づく。
- Emerson, Lake & Palmer
- Keith Emerson – ハモンド・オルガン、ピアノ、モーグ・シンセサイザー
- Greg Lake – ベース・ギター、アコースティック・ギター、ボーカル
- Carl Palmer – ドラムス、パーカッション
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 聴衆は約3000人でELPが受け取った収益は約500イギリス・ポンドだった。DVD "The Birth of a Band – Isle of Wight 1970" のライナーノーツより。
- ^ トラック6のインタビューでは「セカンド・ギグ」と呼んでいる。
- ^ 冒頭で司会者が「ファースト・デビュー・パフォーマンス」とアナウンスしている。
- ^ DVDThe Birth of a Band – Isle of Wight 1970で確認できる。
出典
[編集]- ^ Macan (2006), pp. 106–107.
- ^ Macan (2006), p. 107.
- ^ Macan (2006), pp. 108–110.
引用文献
[編集]- Macan, Edward (2006). Endless Enigma: A Musical Biography of Emerson, Lake and Palmer. Chicago and La Salle: Open Court. ISBN 978-0-8126-9596-0