コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

オウ・チュウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワン・チョンから転送)
王翀
(ワン・チョン)
生年月日 (1981-01-08) 1981年1月8日(43歳)
出生地 中華人民共和国の旗 中国北京市
身長 1メートル80センチ
職業 演出家
活動期間 2006-
所属劇団 薪伝実験劇団
公式サイト hanenaka.wix.com/theatre-du-reve
主な作品
『Kiss Kiss Bang Bang 2.0』『茶館 2.0』『幽霊 2.0』『地雷戦 2.0』『椅子 2.0』『雷雨 2.0』
受賞
Festival/Tokyoアワード
テンプレートを表示

オウ・チュウ(王翀、WANG Chong、ワン・チョン)は、中国の舞台演出家で、薪伝実験劇団の主宰者。

人物

[編集]

1981年北京に生まれる。北京大学法学を学んだ後、ハワイ大学カリフォルニア大学ニューヨークで演劇を学んだ。師匠は林兆華とロバート・ウィルソンだった。オウ・チュウは数多くのポストモダンの名作を翻訳し、演出した。現在では、中国ポストドラマ演劇の最も重要な演出家とみなされている。

また、中国、香港、台湾、韓国、日本、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、オランダ、ノルウェー、オーストラリアなどで巡回公演を行い、中国と世界のマスコミと学術界にも注目された。2008年に薪伝実験劇団を創立し、この劇団は一躍中国で最も活躍する芸術団体の一員となった。2012年初めて中国の作品に取り組み曹禺『雷雨』に基づく『雷雨2.0』を上演し成功させた。『雷雨2.0』はこの年新京報が選んだ中国小劇場演劇30年10選に入選した。2013年12月、1960年代の抗日映画『地雷戦』に基づく新作の『地雷戦 2.0』をFestival/Tokyoで上演し同アワードを受賞した。2015年12月から2016年1月にかけて約二ヶ月間セゾン文化財団の招きで日本に滞在し、日本演劇事情を視察した。2020年4月5日、6日には、新型肺炎であらゆる劇場が閉鎖されている情況を逆に利用し、北京・武漢・広州・大同をネットで結ぶ『ゴドーを待ちながら』を上演(上映)した。

公演履歴

[編集]
題名 作家 初演時間 巡回公演履歴
Constellations Nick Payne 2015, 中国語初演(予定) 北京、上海
幽霊2.0 ヘンリック・イプセン 2014, 初演 ソウル、北京、上海、東京
地雷戦2.0 オウ・チュウ 2013, 初演 東京、杭州、北京、上海
愛神 趙秉昊 2013, 初演 ニューヨーク
Ibsen in One Take Oda Fiskum 2012, 初演 北京、ロッテルダム、広州、上海、オスロ、アデレード
海上花2.0 オウ・チュウ 2012, 初演 上海
The Agony and the Ecstasy of Steve Jobs Mike Daisey 2012, 中国語初演 北京、上海、蘇州、無錫、太倉
椅子2.0 オウ・チュウ 2012, 初演 利賀村、北京
雷雨2.0 オウ・チュウ 2012, 初演 北京、台北
Central Park West ウディ・アレン 2011, 中国語初演 北京、深圳、杭州、鄭州、長沙、寧波、上海、台北、天津
ハムレット・マシーン ハイナー・ミュラー 2010, 中国初演 北京、杭州、アヴィニヨン
京具 なし 2010, 初演 北京、上海
渇望 サラ・ケイン 2009, 中国初演 北京
Self-accusation ペーター・ハントケ 2009, 中国初演 北京、香港、深圳、上海、ロンドン
ヴァギナ・モノローグス イヴ・エンスラー 2009, 中国初演[1] 北京、上海、深圳、長沙、杭州
e-Station なし 2008, 初演 北京、ニューヨーク、ケベック、エディンバラ、上海
アラビアの夜 ローラント・シンメルプフェニヒ 2007, 中国語初演 北京
ハムレット主義 ウィリアム・シェイクスピア 2006, 初演[2] ホノルル、北京


参考文献

[編集]

外部リンク

[編集]

脚注

[編集]