Work with Pride
一般社団法人Work with Prideは 審査料[1][2]振込後に、LGBTQ+に関する評価希望依頼側(企業・組織・団体)を審査する事業、企業・団体を対象に、LGBTQ+に関する人権教育事業も行っている一般社団法人。元は任意団体であったが、2023年から一般社団法人となった。代表理事は松中権[3][4][5][6][7][8][9][10][11][12]。
概要
[編集]組織の発端は、2012年9月17日であり、同年に日本アイ・ビー・エム株式会社と、国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ、NPO法人グッド・エイジング・エールズの3者が共同で「日本でのLGBTQ+従業者支援に関するセミナー」を企画したことからである。後に、NPO法人虹色ダイバーシティ(2017年脱退)が加わって、任意団体となった。企業による実行委員会を毎年組成し、NPO法人グッド・エイジング・エールズが事務局を務める体制で活動していた。2023年の法人化後に「一般社団法人work with Pride」となった[13]。
評価事業と審査料
[編集]2016年から、審査費を支払った企業・団体等における「LGBTQ+の働きやすさへの取り組み」を評価する指標「PRIDE指標[14]」の結果を付与する事業を行っており、5つの指標で構成されている。同指標の最高点は「ゴールド」、次点「シルバー」、最後「ブロンズ」となっており、評価された企業・団体は指標の結果を名乗ることが許される。社員証、健康診断、通称名等で性自認に沿った「本人が希望する性別」を選択可能にしているか、男性用・女性用に限定されず利用できるトイレ・更衣室等のインフラ整備をしているかで加点・減点の評価がされる。2021年からは国・地方自治体・学術機関・NPO/NGOなどとのセクターを超え、「日本社会でのLGBTQ+に関する理解促進や権利擁護で協働を推進する企業」を審査費振込後に評価する「レインボー認定[15]」事業も行っている[16][17][18]。
2022年度の「PRIDE指標」では5点満点のゴールド評価を得た企業は318社であり、ゴールド評価された企業から選出される「レインボー企業」には14社が選出された[19]。2023年度の「PRIDE指標」へは大企業を中心とした834社が応募し、ゴールド評価は705社であった[20]。
2024年度における「従業員数300人以上の企業の応募/グループ・複数社連名応募の場合」の中で<1社単体での応募の場合[21]>であるケースの「PRIDE指標」の審査料55,000円(税込)、「レインボー認定」の審査料33,000円(税込)である。そして、「従業員数300人以下の企業/一般社団法人、公益社団法人、一般財団法人、公益財団法人、特定非営利活動法人、社会福祉法人、社会医療法人、学校法人などの団体/自治体、国公立の機関(学校、病院、博物館など)」の応募の場合は、「PRIDE指標」の審査料33,000円(税込) 、「レインボー認定」の審査料22,000円(税込)である。双方の審査を望む場合は55,000円(税込)[22]。
脚注
[編集]- ^ 金額は後述。
- ^ https://workwithpride.jp/pride-i/application/
- ^ “性的少数者の働きやすさ、愛知県岡崎市がゴールド評価 全国で2市目:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年11月20日). 2024年12月7日閲覧。
- ^ https://www.asahi.com/sdgs/article/15053598
- ^ https://www.asahi.com/and/pressrelease/425213772/
- ^ https://www.asahi.com/and/pressrelease/425212543/
- ^ “トリドールHD、work with Pride「PRIDE指標2024」 最高評価「ゴールド」を4年連続受賞”. www.afpbb.com. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “タイヤ大手3社がLGBTQ+施策で最高評価”. 自動車春秋社 (2024年12月2日). 2024年12月7日閲覧。
- ^ “「PRIDE指標」において、今年度も最高評価「ゴールド」を受賞しました。” (英語). 大阪大学. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “LGBTQに関する取り組みを評価する「PRIDE指標」で7年連続最高評価の「ゴールド」を受賞:北海道新聞デジタル”. 北海道新聞デジタル. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “work with Prideとは - work with Pride”. workwithpride.jp. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “積水ハウス、LGBTQ+の取り組みを評価する「PRIDE指標」にて 住宅業界初、3年連続「レインボー認定」取得|下野新聞デジタル”. 下野新聞デジタル. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “【6回目のGOLD受賞】work with Pride 2023 | LGBTQ+関連”. 筑波大学ジェンダー支援チーム (2023年11月8日). 2024年12月7日閲覧。
- ^ “PRIDE指標とは - work with Pride”. workwithpride.jp. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “レインボー認定とは - work with Pride”. workwithpride.jp. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “「PRIDE指標」における4年連続ゴールド受賞、および「レインボー認定」の取得について|KOBELCO 神戸製鋼”. KOBELCO:神戸製鋼所グループ. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “PRIDE指標2024でゴールド認定&レインボー認定を受賞しました|北海道苫小牧市”. www.city.tomakomai.hokkaido.jp. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社”. コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社. 2024年12月7日閲覧。
- ^ https://www.asahi.com/sdgs/article/14813603
- ^ “性的少数者の働きやすさ、愛知県岡崎市がゴールド評価 全国で2市目:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年11月20日). 2024年12月7日閲覧。
- ^ グループ内9社という複数社連名で「PRIDE指標2024」と「レインボー認定」双方の審査希望の場合の審査料は「PRIDE指標2024」審査料:¥71,500(税込)+「レインボー認定」審査料:¥38,500(税込)=審査料合計:¥110,000(税込)
- ^ https://workwithpride.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/749c149fa860836fb3476b0d4cf70ea8.pdf