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Work with Pride

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

一般社団法人Work with Pride審査料[1][2]振込後に、LGBTQ+に関する評価希望依頼側(企業・組織・団体)を審査する事業、企業・団体を対象に、LGBTQ+に関する人権教育事業も行っている一般社団法人。元は任意団体であったが、2023年から一般社団法人となった。代表理事は松中権[3][4][5][6][7][8][9][10][11][12]


概要

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組織の発端は、2012年9月17日であり、同年に日本アイ・ビー・エム株式会社と、国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ、NPO法人グッド・エイジング・エールズの3者が共同で「日本でのLGBTQ+従業者支援に関するセミナー」を企画したことからである。後に、NPO法人虹色ダイバーシティ(2017年脱退)が加わって、任意団体となった。企業による実行委員会を毎年組成し、NPO法人グッド・エイジング・エールズが事務局を務める体制で活動していた。2023年の法人化後に「一般社団法人work with Pride」となった[13]

評価事業と審査料

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2016年から、審査費を支払った企業・団体等における「LGBTQ+の働きやすさへの取り組み」を評価する指標「PRIDE指標[14]」の結果を付与する事業を行っており、5つの指標で構成されている。同指標の最高点は「ゴールド」、次点「シルバー」、最後「ブロンズ」となっており、評価された企業・団体は指標の結果を名乗ることが許される。社員証健康診断通称名等で性自認に沿った「本人が希望する性別」を選択可能にしているか、男性用・女性用に限定されず利用できるトイレ更衣室等のインフラ整備をしているかで加点・減点の評価がされる。2021年からは国・地方自治体・学術機関・NPO/NGOなどとのセクターを超え、「日本社会でのLGBTQ+に関する理解促進や権利擁護で協働を推進する企業」を審査費振込後に評価する「レインボー認定[15]」事業も行っている[16][17][18]

2022年度の「PRIDE指標」では5点満点のゴールド評価を得た企業は318社であり、ゴールド評価された企業から選出される「レインボー企業」には14社が選出された[19]。2023年度の「PRIDE指標」へは大企業を中心とした834社が応募し、ゴールド評価は705社であった[20]

2024年度における「従業員数300人以上の企業の応募/グループ・複数社連名応募の場合」の中で<1社単体での応募の場合[21]>であるケースの「PRIDE指標」の審査料55,000円(税込)、「レインボー認定」の審査料33,000円(税込)である。そして、「従業員数300人以下の企業/一般社団法人、公益社団法人、一般財団法人、公益財団法人、特定非営利活動法人、社会福祉法人、社会医療法人、学校法人などの団体/自治体、国公立の機関(学校、病院、博物館など)」の応募の場合は、「PRIDE指標」の審査料33,000円(税込) 、「レインボー認定」の審査料22,000円(税込)である。双方の審査を望む場合は55,000円(税込)[22]


脚注

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  1. ^ 金額は後述。
  2. ^ https://workwithpride.jp/pride-i/application/
  3. ^ 性的少数者の働きやすさ、愛知県岡崎市がゴールド評価 全国で2市目:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年11月20日). 2024年12月7日閲覧。
  4. ^ https://www.asahi.com/sdgs/article/15053598
  5. ^ https://www.asahi.com/and/pressrelease/425213772/
  6. ^ https://www.asahi.com/and/pressrelease/425212543/
  7. ^ トリドールHD、work with Pride「PRIDE指標2024」 最高評価「ゴールド」を4年連続受賞”. www.afpbb.com. 2024年12月7日閲覧。
  8. ^ タイヤ大手3社がLGBTQ+施策で最高評価”. 自動車春秋社 (2024年12月2日). 2024年12月7日閲覧。
  9. ^ 「PRIDE指標」において、今年度も最高評価「ゴールド」を受賞しました。” (英語). 大阪大学. 2024年12月7日閲覧。
  10. ^ LGBTQに関する取り組みを評価する「PRIDE指標」で7年連続最高評価の「ゴールド」を受賞:北海道新聞デジタル”. 北海道新聞デジタル. 2024年12月7日閲覧。
  11. ^ work with Prideとは - work with Pride”. workwithpride.jp. 2024年12月7日閲覧。
  12. ^ 積水ハウス、LGBTQ+の取り組みを評価する「PRIDE指標」にて 住宅業界初、3年連続「レインボー認定」取得|下野新聞デジタル”. 下野新聞デジタル. 2024年12月7日閲覧。
  13. ^ 【6回目のGOLD受賞】work with Pride 2023 | LGBTQ+関連”. 筑波大学ジェンダー支援チーム (2023年11月8日). 2024年12月7日閲覧。
  14. ^ PRIDE指標とは - work with Pride”. workwithpride.jp. 2024年12月7日閲覧。
  15. ^ レインボー認定とは - work with Pride”. workwithpride.jp. 2024年12月7日閲覧。
  16. ^ 「PRIDE指標」における4年連続ゴールド受賞、および「レインボー認定」の取得について|KOBELCO 神戸製鋼”. KOBELCO:神戸製鋼所グループ. 2024年12月7日閲覧。
  17. ^ PRIDE指標2024でゴールド認定&レインボー認定を受賞しました|北海道苫小牧市”. www.city.tomakomai.hokkaido.jp. 2024年12月7日閲覧。
  18. ^ コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社”. コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社. 2024年12月7日閲覧。
  19. ^ https://www.asahi.com/sdgs/article/14813603
  20. ^ 性的少数者の働きやすさ、愛知県岡崎市がゴールド評価 全国で2市目:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年11月20日). 2024年12月7日閲覧。
  21. ^ グループ内9社という複数社連名で「PRIDE指標2024」と「レインボー認定」双方の審査希望の場合の審査料は「PRIDE指標2024」審査料:¥71,500(税込)+「レインボー認定」審査料:¥38,500(税込)=審査料合計:¥110,000(税込)
  22. ^ https://workwithpride.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/749c149fa860836fb3476b0d4cf70ea8.pdf