こども自然公園
こども自然公園 (大池公園) | |
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分類 | 都市公園(広域公園) |
所在地 | |
座標 | 北緯35度27分4.8秒 東経139度32分6.1秒 / 北緯35.451333度 東経139.535028度座標: 北緯35度27分4.8秒 東経139度32分6.1秒 / 北緯35.451333度 東経139.535028度 |
面積 | 481,453 m2 |
開園 | 1972年6月5日 |
運営者 | 横浜市 |
設備・遊具 | バーベキュー広場、とりでの森、教育水田、ホタルの生息地、万騎が原ちびっこ動物園、青少年野外活動センター、野球場、売店 |
駐車場 | 第1駐車場 95台、第2駐車場 182台、第3駐車場 47台、臨時駐車場 49台 |
告示 | 1957年12月7日 |
事務所 | みどり環境局 北部公園緑地事務所 |
事務所所在地 | こども自然公園内 |
公式サイト | 横浜市みどり環境局内のページ |
こども自然公園(こどもしぜんこうえん)は、神奈川県横浜市旭区に所在する都市公園である。別名、大池公園とも呼ばれる。
所在地
[編集]概要
[編集]横浜市が管理する都市公園であり、横浜市旭区最大の面積(約48ha)を持つ。大池と呼ばれる池が公園の中心にあり、この池にちなんで「大池公園」とも呼ばれる。
相鉄線二俣川駅南口から伸びる「自然公園通り」の突き当たりにあり、二俣川駅南口から相鉄バスも利用できる。バス停は「万騎が原大池」または「万騎が原中央」が近い。また、同線の南万騎が原駅からも近距離に位置している。
こども自然公園の南側には戸塚カントリー倶楽部が、南東側には横浜カントリークラブと南本宿市民の森が隣接している。周辺は住宅街であるが、相鉄二俣川駅・緑園都市駅と横須賀線東戸塚駅の中間の位置に広大な緑地帯を形成している。
公園内には、横浜市立野毛山動物園の分園である「万騎が原ちびっこ動物園」やバーベキュー広場のような家族向けの施設が充実している。また、東側の「桜山」と呼ばれる小高い山には1000本もの桜の木があり[1]、春のシーズン期に大勢の花見客が毎年訪れている。さらに公園内はホタルの生息地にもなっており、小学生たちが行う教育水田や青少年野外活動センターなど教育向けの施設も多い。
公園の中央にある大池は約6,600m2の広さがある。古くから二俣川村本宿のため池であったが、江戸時代の中頃に地頭渡辺氏の命により六兵衛親子が現在の大きさに拡張したと伝えられている。池のほとりには「めだかの学校」の歌碑がある[注 1]。
横浜市旭区の中心的な公園であり、野球場は1990年以来「旭ジャズまつり」[3]の会場としても使用されている。
施設
[編集]- 大池
- 中池
- 桜山
- 梅林
- とりでの森[注 2]
- ピクニック広場
- ドーナツ広場
- 売店
- バーベキュー広場
- 野球場
- 青少年野外活動センター
- 教育水田
- ホタルの生息地
- 万騎が原ちびっこ動物園(野毛山動物園の分園)
- コンタクトコーナ
- 家畜展示コーナ
歴史
[編集]- 1202年(元久2年)6月 - 畠山重忠と北条時政の軍勢が、この池で炊き出しをしたと伝えられている。
- 1700年頃 - 地頭の渡辺氏の命により、百姓の六兵衛親子が灌漑池として大池を現在の大きさに造成した。
- 1790年(寛政2年)2月 - 大池のほとりにある、弁財天の石祠に建立の日付として刻まれている[注 3]。
- 1968年(昭和43年) - 相模鉄道が寄付した住宅分譲地23.6haと横浜市が買収した隣接地を使い、公園の整備に着手。
- 1972年(昭和47年)6月5日 - 横浜市により「こども自然公園」が開園。
- 1979年(昭和54年) - 横浜市立野毛山動物園の分園として、当公園内に「万騎が原ちびっこ動物園」が開園。
- 1990年(平成2年)8月12日 - こども自然公園野球場で第1回目となる「旭ジャズまつり」開催(翌年以降も継続開催中)。
- 2005年(平成17年)4月 - 「めだかの学校歌碑」が完成。
- 2007年(平成19年)6月25日 - ちびっこ動物園の和牛を市原ぞうの国へ移譲。
- 2008年(平成20年)
大池の行事
[編集]この池では古くから毎年5月5日になると、村人により弁天様に御神酒上げがされ豊作を祈る行事があった。また、干ばつになると大山の阿夫利(雨降)神社へ村の代表者数人が参拝し、そこで戴いた御神水を池に注ぎ弁天様に雨乞いをしていた。これらの行事は、1958年(昭和33年)頃まで行われていた[4]。
イベント
[編集]交通アクセス
[編集]- 鉄道
- 道路
- 保土ヶ谷バイパス「南本宿インターチェンジ」より自動車で5分程(公園北側正面入口)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 同曲の作曲者である中田喜直が生前、当公園の付近に住んでいたことから2005年4月に設置された[2]。
- ^ 2007年1月24日に閉鎖し再整備の後、新たな大型遊具として2008年5月に完成した。
- ^ 1783年(天明3年)の大飢饉で多くの犠牲者が出て、その供養のために建立されたと伝えられている。また、ある男が鴨と間違えて池の主である大蛇を殺害してしまい、祟りを恐れて建立したという伝説もある。
- ^ 2016年より公式名称が「旭ジャズまつり」から「横浜旭ジャズまつり」に変更されている。なお、同イベントにおける実行委員会の名称については、これまでどおり横浜を付けずに「旭ジャズまつり実行委員会」としている[5]。
出典
[編集]- ^ こども自然公園(おでかけインフォ)
- ^ 「めだかの学校」歌碑 - ウェイバックマシン(2019年2月21日アーカイブ分)(旭区役所サイト内)
- ^ a b 横浜旭ジャズまつり(公式サイト)
- ^ “相鉄沿線案内 こども自然公園”. 2007年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月27日閲覧。
- ^ 旭ジャズまつり実行委員募集(横浜旭ジャズまつり公式サイト)
- ^ 旭ジャズまつり:あゆみ(横浜旭ジャズまつり公式サイト)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 横浜市みどり環境局
- 史跡情報:こども自然公園(旭区役所サイト内)
- 万騎が原ちびっこ動物園 公式サイト(公益財団法人 横浜市緑の協会)
- 横浜旭ジャズまつり(公式サイト)
- 「めだかの学校」歌碑 - ウェイバックマシン(2019年2月21日アーカイブ分)(旭区役所サイト内)
- 大池の歴史など - ウェイバックマシン(2001年2月18日アーカイブ分)(相鉄沿線案内)
- こども自然公園(子供とお出かけ「オデッソ」)