三才駅
三才駅 | |
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駅舎(2021年8月) | |
さんさい SANSAI | |
◄北長野 (2.9 km) (4.0 km) 豊野► | |
長野県長野市大字三才字念仏塚2207[2] | |
所属事業者 | しなの鉄道[1] |
所属路線 |
■北しなの線[1] (■JR飯山線直通含む) |
キロ程 | 6.8 km(長野起点) |
電報略号 | ササ[2] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
1,252人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1958年(昭和33年)1月8日[2] |
備考 |
三才駅(さんさいえき)は、長野県長野市大字三才字念仏塚にある[2]、しなの鉄道北しなの線の駅である。
豊野駅から東日本旅客鉄道(JR東日本)飯山線に乗入れる列車の利用も可能。
歴史
[編集]- 1958年(昭和33年)1月8日[2]:国鉄の停車場として新設[4][5](当初、飯山線普通列車のみ停車し信越本線全列車は通過していた[2])。気動車の旅客のみ取扱う無人駅[6]。
- 1966年(昭和41年)10月1日:長野工業高等専門学校(1963年開校)の生徒が通学に利用し乗降客が増えたことから、駅に昇格。飯山線、信越本線双方の列車が停車するようになった。
- 1981年(昭和56年)6月29日:長野駅を20時49分に発車した、飯山線下り戸狩駅(現・戸狩野沢温泉駅)行普通列車が駅員のポイント不転換と信号無視が原因で安全側線に進入し、土手に乗上げる事故が発生[7]。
- 1983年(昭和58年)7月11日:業務委託駅となる[8]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[4]。
- 2003年(平成15年):業務委託駅化(JR東日本グループの株式会社しなのエンタープライズ受託)。
- 2009年(平成21年)7月27日:改札外に記念撮影用駅名板新設。これに伴い駅構内に入らず記念撮影をすることが可能となった[2]。
- 2015年(平成27年)3月14日:北陸新幹線金沢延伸開業に伴い[9][10]、しなの鉄道に移管[1]。駅業務は長野市に委託[3]。
-
JR時代(2006年12月)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅で下りホーム側に駅舎が隣接している[11]。単線区間にある駅であり、飯山線乗入もあるため列車交換が頻繁に行われる[11]。長野駅方に構内踏切の跡があり、ホーム同士は地下道を通って移動する[11]。
北陸新幹線開通に伴う経営分離に伴いJR東日本からしなの鉄道へ移管される直前までは、みどりの窓口が設置されていた[12]。移管後は長野市管理の業務委託駅である[3]。出札窓口があるが、発券端末が無いため企画券のみの取扱となっており、乗車券・回数券・定期券は自動券売機での購入となっている。
また、JR東日本への移管後暫くは軽食を取ることができる出店があった。
当駅では駅名にあやかって三歳(三才)を迎えた子供を連れて来る観光客が多く、硬券記念入場券は多い日で100セット以上販売されていた[2]。また、駅前では、土休日を中心に三才駅ウェルカムプロジェクトによる記念撮影の補助やグッズの販売・配布(非公式)が行われている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■北しなの線 | 下り | 豊野・妙高高原方面 |
■飯山線 | 飯山・戸狩野沢温泉・越後川口方面 | ||
2 | ■北しなの線 (■飯山線含む) |
上り | 長野方面 |
-
改札口(2021年8月)
-
地下通路(2021年8月)
-
ホーム(2021年8月)
利用状況
[編集]「長野市統計書」によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員は1,252人である[長野市 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下の通り。なお、2000年度(平成12年度) - 2014年度(平成26年度)の統計はJR東日本時代のものである。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 1,877 | [JR東 1] |
2001年(平成13年) | 1,811 | [JR東 2] |
2002年(平成14年) | 1,746 | [JR東 3] |
2003年(平成15年) | 1,701 | [JR東 4] |
2004年(平成16年) | 1,635 | [JR東 5] |
2005年(平成17年) | 1,570 | [JR東 6] |
2006年(平成18年) | 1,484 | [JR東 7] |
2007年(平成19年) | 1,480 | [JR東 8] |
2008年(平成20年) | 1,509 | [JR東 9] |
2009年(平成21年) | 1,482 | [JR東 10] |
2010年(平成22年) | 1,481 | [JR東 11] |
2011年(平成23年) | 1,468 | [JR東 12] |
2012年(平成24年) | 1,496 | [JR東 13] |
2013年(平成25年) | 1,542 | [JR東 14] |
2014年(平成26年) | [注 1]1,429 | [長野市 2] |
2015年(平成27年) | 1,503 | |
2016年(平成28年) | 1,424 | |
2017年(平成29年) | 1,457 | |
2018年(平成30年) | 1,525 | [長野市 3] |
2019年(令和元年) | 1,521 | [長野市 4] |
2020年(令和 | 2年)1,020 | [長野市 1] |
2021年(令和 | 3年)1,252 |
駅周辺
[編集]駅周辺は郊外住宅地であるが学校がいくつかあり、朝夕は通学・帰宅途中の学生で賑わう[2]。
バス路線
[編集]駅前の県道上に長電バスと長野市営バスの三才駅バス停がある。なお、三才駅始発・終着便は駅前ロータリーに入る。
- 長電バス
- 長野市営バス
- 豊野線:蟻ヶ崎公会堂・川谷 / 上神代公会堂
その他
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]注釈
[編集]- ^ しなの鉄道に移管される前の347日間における集計
出典
[編集]- ^ a b c 稲垣衆史、一條優太(2015年3月13日). “新幹線・北陸へ:/中 在来線赤字、地元懸念”. 毎日新聞(毎日新聞社)
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、27頁。ISBN 9784784071647。
- ^ a b c “北陸新幹線長野―金沢きょう開業 信越線長野―直江津、経営移管で運行終了 地域の鉄路一区切り”. 信濃毎日新聞: p. 35(朝刊・社会1). (2015年3月14日)
- ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 11号 信越本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年9月20日、23-25頁。
- ^ 「日本国有鉄道公示第480号」『官報』1957年12月24日。
- ^ 「通報 ●信越本線三才駅設置について(営業局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1957年12月24日、7面。
- ^ 信濃毎日新聞1981年6月30日朝刊
- ^ 長野鉄道管理局 編『写真でつづる長野鉄道管理局の歩み』長野鉄道管理局、1987年3月10日、481頁。
- ^ 川辺和将、巽賢司(2015年3月15日). “北陸新幹線:長野 - 金沢間開業 飯山歓喜 1万5000人、新時代祝う 一番列車、拍手と「ふるさと」で歓迎”. 毎日新聞(毎日新聞社)
- ^ 酒井博章、五十幡将之(2015年3月15日). “北陸新幹線開業 沿線の期待のせて”. 中日新聞(中日新聞社)
- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 14号 長野駅・新津駅・高田駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月11日、20頁。
- ^ JTB時刻表 2015年2月号 索引地図p.10 など
- ^ ラシック10周年記念サイト「10 YEARS HISTORY」2008年より
利用状況
[編集]- JR東日本
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月26日閲覧。
- 長野市統計書
- ^ a b “8 運輸・通信” (XIS). 令和4年版長野市統計書. 長野市 (2021年4月1日). 2023年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月28日閲覧。
- ^ “8 運輸・通信” (PDF). 平成30年版長野市統計書. 長野市. p. 166 (2019年3月). 2019年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月26日閲覧。
- ^ “8 運輸・通信” (XIS). 令和元年版長野市統計書. 長野市 (2020年3月25日). 2020年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月1日閲覧。
- ^ “8 運輸・通信” (XIS). 令和2年版長野市統計書. 長野市 (2021年4月1日). 2021年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月8日閲覧。
関連項目
[編集]- 日本の鉄道駅一覧
- 今 (HIKAKIN & SEIKINの曲):この曲のPVで数回、HIKAKINの幼少期の写真で駅名標が映る。
外部リンク
[編集]- 三才駅 - しなの鉄道