杉浦由梨
杉浦 由梨(すぎうら ゆり、1989年[1][2]8月25日[要出典] - )は、愛知県出身の美術家、女性漫画家、イラストレーター。漫画家活動時のペンネームは、三浦 よし木(みうら よしき)。
略歴
[編集]2014年、愛知県立芸術大学美術学部油画専攻卒業[1][2]。卒業後漫画家を目指す。
2015年5月、25歳のときに講談社の新人賞「第37回MANGA OPEN」に応募した読みきり作品『僕の変な彼女』で、東村アキコ賞と編集部賞のダブル受賞を果たす。選考委員をつとめた東村アキコが「私が過去に読んだ読み切りの中でもベスト10に入る傑作」と絶賛し、ネット上で話題を呼んだ[4]。
美術家としては一風変わったアート作品を展開している。その中でも浴槽に「その日抜けた毛で絵を描く」という「髪の毛アート」は、「アートアワードトーキョー丸の内 2014」でオーディエンス賞を受賞[5]。翌2015年には中京テレビ『オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。』でも取り上げられた[6]。
2016年頃は東京都中野区の古物買取販売店でアルバイトをしており、同店の店長の似顔絵を描いたところ「むかつくけど、似てる」という絶妙に「ひどい」似顔絵が完成し、これをきっかけに「ひどい似顔絵描き」というイベントが開かれた[7]。
2018年6月頃より、自身のInstagramアカウントで、洗顔料の白い泡の利用して著名人の顔を造形する「洗顔ものまね」を投稿。2020年3月にTwitterアカウントでも投稿を行ったところ、50万いいねを獲得するなど大きな話題を呼んだ[6]。2023年4月にはヴィレッジヴァンガードとのコラボレーションによるグッズ販売が行われた[8]。
作品リスト
[編集]※全て「三浦よし木」名義。
- 僕の変な彼女 (2015)
- こころ (2016)(週刊Dモーニング)[9]
- 付け髷侍 (2017年Dモーニング8月増刊号掲載)
- とろみ星人とろみちゃん (2018年週刊モーニング23号掲載)
- も (2019年週刊モーニング38号掲載)[10]
- 「も」 - この読み切りドキュメンタリー作品の元になった、「も」という文字の上で作者が24時間生活する動画。も
- 花をうめる (2021年) ※原作:新美南吉
脚注
[編集]- ^ a b c 本人のサイトのBioページより
- ^ a b “杉浦 由梨 | 展示作家”. a.a.t.m. アートアワードトーキョー丸の内 2014. 2022年6月9日閲覧。
- ^ a b ゆり(インタビュアー:ENCOUNT編集部 福嶋剛)「「洗顔ものまね」ゆりさんが「顔まね」直伝!? 苦労した顔は「中尾彬さんとそらジロー」」『ENCOUNT』、2020年7月20日 。2020年7月27日閲覧。
- ^ 【新人賞】 第37回MANGA OPEN、全受賞作を決定した白熱の最終選考議事録を公開!
- ^ “受賞作品”. a.a.t.m. アートアワードトーキョー丸の内 2014. 2020年10月15日閲覧。
- ^ a b “モノマネ界の新ジャンル「洗顔ものまね」 泡を駆使して有名人の顔マネをする天才現る”. ねとらぼ. (2020年3月6日) 2020年6月19日閲覧。
- ^ “都立家政で「ひどい似顔絵描き」 「むかつくけど似てる」「自信をなくす」の声も”. 中野経済新聞. (2016年8月22日) 2020年6月19日閲覧。
- ^ “これぞ芸術!?「洗顔ものまね」杉浦由梨さんって??”. ヴィレヴァン応援サイト (2023年4月18日). 2023年6月6日閲覧。
- ^ こころ 三浦よし木 『僕の変な彼女』で話題騒然となった三浦よし木、最新作!! 30分で乾くから。
- ^ “東村アキコ絶賛の『僕の変な彼女』から4年半、三浦よし木最新作『も』は、ほぼ実話(!?)のドキュメンタリー読み切り。今週のモーニングに登場!”. モーニング (2019年8月22日). 2020年7月12日閲覧。
外部リンク
[編集]- 杉浦 由梨 - 本人のサイト
- 洗顔ものまね☁️ゆり (@sugiura16738120) - X(旧Twitter)
- 三浦よし木 (@mxnk_m) - X(旧Twitter)
- 杉浦由梨 (@yuri_sugiura.20) - Instagram
- 杉浦由梨 yuri sugiura (@sugiura.yuri.art) - Instagram
- 杉浦由梨の動画集 - YouTubeチャンネル