高橋光子
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(上条由紀から転送)
ペンネーム | 上条 由紀 |
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誕生 |
1928年8月15日(96歳) 愛媛県宇摩郡川之江町 |
職業 | 小説家 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 川之江高等女学校卒業 |
活動期間 | 1965年 - |
ジャンル |
純文学 少女小説 |
主な受賞歴 |
文學界新人賞(1965年) 潮賞ノンフィクション部門優秀賞(1993年) |
デビュー作 | 「蝶の季節」(1965年) |
高橋 光子(たかはし みつこ、1928年8月15日 - )は、日本の小説家。上条由紀名義で70年代から80年代にかけて少女小説も手掛けた。東京都武蔵野市在住[1]。日本文藝家協会会員[2]。
来歴
[編集]愛媛県川之江町(現・四国中央市)生まれ[3]。川之江高等女学校在学中は勤労動員で日本陸軍の秘密兵器「風船爆弾」を作っていた[4]。
卒業後はテレビ、ラジオの脚本の仕事を経て、1965年「蝶の季節」で文學界新人賞受賞[3]、同作で芥川賞候補、1972年「遺る罪は在らじと」で二度目の候補[3]。また上条由紀の名で 集英社コバルト文庫を中心に少女小説を執筆、1993年『高畠華宵とその兄』で潮賞ノンフィクション部門優秀賞受賞[3]。
著書(高橋光子名義)
[編集]- 『とし子さん あなたに似た人』 弘文堂 1966
- 『先生! 泣いてたまるか』 三一書房 1968(高校生新書)
- 『遺る罪は在らじと』 檸檬社 1981.8
- 『ハムスターになった男』 潮出版社 1984.7
- 『母は平和の大地』 潮出版社 1988.7
- 『この素敵な女たち』 泰流社 1989.5
- 『漢方すばらしき人生』 砂書房 1992.11
- 『高畠華宵とその兄』 潮出版社 1993.11
- 『「雪女」伝説 謎の作家・森万紀子』 潮出版社 1995.11
- 『私をささえた母の一言 39人の母たち』 集英社文庫 1995.4
- 『おだやかな死』 鳥影社 1999.8
- 『蝶の季節』 鳥影社 2001.7
- 『海のつぶやき』 鳥影社 2008.2(季刊文科コレクション)
- 『家族の肖像』 鳥影社 2016.10(季刊文科コレクション)
- 『ぼくは風船爆弾』 潮出版社 2018.10(潮ジュニア文庫)
上条由紀名義
[編集]- 『心に愛の鐘がなる』 偕成社 1973(少女小説シリーズ)
- 『さよなら悲しみの川よ』 集英社文庫 1976
- 『美しく燃える炎を見た』 集英社 1976 のち文庫
- 『わが心の真珠』 集英社コバルト文庫 1977.11
- 『愛ふたりだけ』 集英社文庫 1978.6
- 『白い蝶の涙』 集英社コバルト文庫 1979.4
- 『遠い声遠い海』 集英社コバルト文庫 1980.3
- 『恋人たちの夜明け』 集英社コバルト文庫 1980.7
- 『津和野の恋』 集英社コバルト文庫 1980.12
- 『夜明けのハーバーライト』 集英社コバルト文庫 1982.2
- 『恋のひとり旅』 集英社コバルト文庫 1982.12
漫画原作・ノベライズ
[編集]翻訳
[編集]- 『奇跡の詩』 ジュゼッペ・スコテーゼ 上条由紀訳 集英社 1975 のち文庫
脚注
[編集]- ^ 「ぼくは風船爆弾」に託した平和への思い むさしのみたか市民テレビ局、2019年5月放送。
- ^ 海のつぶやき 鳥影社、2020年12月21日閲覧。
- ^ a b c d 『蝶の季節』著者紹介
- ^ 風船爆弾つくった日々 旧川之江高女33回生、作家・高橋光子さん(91) 毎日新聞、2020年8月8日配信。
- ^ 『家族の肖像』 田中和彦のヒコヒコ日誌、南海放送、2016年10月18日更新。
関連項目
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