下出積与
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下出積与(しもで せきよ、戸籍上は「積與」。1918年4月20日[1] - 1998年5月16日[1])は、日本の歴史学者。研究分野は宗教史。明治大学名誉教授。
来歴
[編集]石川県出身。大聖寺中学校、1938年3月第四高等学校文科甲類卒業[2]し、1941年、東京帝国大学文学部国史学科卒業[3]。北國新聞社、旧制小松中学、大聖寺高校教諭、金沢高師教授[4]を経て、1949年、金沢大学法文学部助教授[5]、のち文学部教授。1968年、明治大学教授[1]となり、1989年定年退任、名誉教授。
1975年に「日本古代の神祇と道教」により東京大学から文学博士の学位を授与される[6]。道教、神道などを研究した。
著書
[編集]- 木曽義仲 人物往来社 1966 (日本の武将)
- 神仙思想 吉川弘文館 1968 (日本歴史叢書
- 能登の塩 橋本確文堂 1968
- 石川県の歴史 山川出版社 1970 (県史シリーズ
- 道教 その行動と思想 評論社 1971 (日本人の行動と思想
- 加賀金沢の金箔 北国出版社 1972
- 日本古代の神祇と道教 吉川弘文館 1972 (日本宗教史研究叢書)
- 道教と日本人 1975 (講談社現代新書)
- 古代神仙思想の研究 吉川弘文館 1986.6
- 古代日本の庶民と信仰 弘文堂 1988.5
- 日本古代の仏教と神祇 吉川弘文館 1997.8
- 日本古代の道教・陰陽道と神祇 吉川弘文館 1997.9
- 白山の歴史 神と人とその時代 北國新聞社 1999.5
共編著
[編集]参考文献
[編集]- 森田悌「下出積與氏の訃(学界消息)」『日本歴史』第604号、吉川弘文館、1998年、141頁。
- 圭室文雄「下出積與先生の御他界を悼む(追悼)」『駿台史學』第109号、駿台史学会、2000年、186-187頁。
脚注
[編集]- ^ a b c 森田悌 1998
- ^ 第四高等学校 編『第四高等学校一覧 自昭和13年4月至昭和14年3月』1938年9月27日、316頁。NDLJP:1441325/163。
- ^ 『東京帝国大学一覧 昭和16年』東京帝国大学、1941年12月25日、612頁。NDLJP:1451090/318。
- ^ 圭室文雄「下出積與先生の御他界を悼む」『駿台史學』第109巻、駿台史学会、2000年3月、186-187頁、ISSN 0562-5955、NAID 120001970411、2022年3月2日閲覧。
- ^ 圭室文雄 2000
- ^ 下出積与「日本古代の神祇と道教」東京大学 文学博士, 乙第3506号、1975年、NAID 500000363265。