中京郵便局
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中京郵便局 | |
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基本情報 | |
正式名称 | 中京郵便局 |
前身 | 西京郵便役所、京都郵便局 |
局番号 | 44153 |
設置者 | 日本郵便株式会社 |
所在地 |
〒604-8799 京都市中京区三条通東洞院東入菱屋町30 |
位置 |
北緯35度00分32.2秒 東経135度45分40.4秒 / 北緯35.008944度 東経135.761222度座標: 北緯35度00分32.2秒 東経135度45分40.4秒 / 北緯35.008944度 東経135.761222度 |
貯金 | |
店名 | ゆうちょ銀行 代理店 |
保険 | |
店名 | かんぽ生命保険 代理店 |
特記事項 | |
ゆうゆう窓口は24時間営業 ATMホリデーサービス実施 |
中京郵便局(なかぎょうゆうびんきょく)は、京都府京都市中京区にある郵便局。民営化前の分類では集配普通郵便局であった。
概要
[編集]住所:〒604-8799 京都府京都市中京区三条通東洞院東入菱屋町30
1871年(明治4年)の郵便制度発足時に、東京、大阪と共に設けられた郵便役所を前身としており、日本で最も歴史のある郵便局の一つである。
局舎
[編集]設計:逓信省、施工:安藤組
1902年(明治35年)に建設されたネオルネサンス様式、赤レンガ造りの美しい外観が特徴である。当局の面している三条通のこの一帯は、京都文化博物館別館や日本生命京都三条ビルなど、明治期以来の近代建築が多く残っていることで知られ、京都市から「歴史的界隈景観地区」に指定されている。また本局舎は京都市登録有形文化財であり「景観重要建築物」として指定もされている。
1973年(昭和48年)には改築計画が発表され、1974年(昭和49年)に一旦は局舎の取壊しが決定したが、反対運動などもあり、最終的には、外壁を残したままで内部のみを新築する建築手法(ファサード保存)を用いて改築された。この手法は、歴史的建造物の保存などを目的として多く用いられているが、この中京郵便局舎が日本で最初の実施例である[1]。
1998年(平成10年)には建設省(当時)により、公共建築百選に選定されている。
沿革
[編集]- 1871年4月20日(明治4年3月1日) - 日本の近代郵便制度の創設とともに西京(さいきょう)郵便役所として開設[2]。
- 1875年(明治8年)
- 1885年(明治18年)9月 - 電信取扱を開始。
- 1887年(明治20年)4月1日 - 京都郵便局と京都電信局が合併し、京都郵便電信局となる。
- 1902年(明治35年) - 赤れんが造り2階建の局舎を新築。
- 1903年(明治36年)4月1日 - 京都電話交換局と合併し、京都郵便局となる。
- 1949年(昭和24年)2月1日 - 中京郵便局に改称[3]。
- 1978年(昭和53年)5月 - 外壁を残して、内装を新築。
- 1993年(平成5年)7月1日 - 外国通貨の両替および旅行小切手の売買に関する業務取扱を開始。
- 2007年(平成19年)10月1日 - 民営化に伴い、併設された郵便事業中京支店に集配・ゆうゆう窓口業務などを移管。
- 2012年(平成24年)10月1日 - 日本郵便株式会社の発足に伴い、郵便事業中京支店を中京郵便局に統合。
取扱業務
[編集]- 郵便、印紙、ゆうパック、内容証明
- 貯金、為替、振替、振込、国際送金、外貨両替・トラベラーズチェック、国債、投資信託
- 生命保険、バイク自賠責保険、自動車保険、変額年金保険
- 地方公共団体事務(京都市地下鉄バス利用券の交付)
- ゆうちょ銀行ATM
- 「604-00xx」「604-08xx」「604-09xx」「604-80xx」「604-81xx」「604-82xx」「604-83xx」「604-84xx」区域(京都市中京区内)の集配業務
- ゆうゆう窓口
周辺
[編集]アクセス
[編集]- 京都市営地下鉄烏丸線・東西線 烏丸御池駅(出口5)から徒歩約3分
- 京都市営バス(31号・51号・65号系統)、京都バス(45系統)「烏丸三条」停留所下車
- 名神高速道路 京都南ICから北へ約7km、京都東ICから北西へ約8km
- 京都縦貫自動車道 沓掛ICから北東へ約12km
- 阪神高速8号京都線 上鳥羽出入口から北へ約6km
- 駐車場あり:6台
脚注・出典
[編集]- 前久雄・日向進編、『京都の赤レンガ-近代化への遺産』、京都新聞社、1997年(平成9年)、52頁、 ISBN 978-4-76380412-9 。
- 山本四郎、『京都府の歴史散歩(上)』、山川出版社。
関連項目
[編集]- 下関南部町郵便局 - 1900年(明治33年)建設の国内最古の現役郵便局舎。登録有形文化財。
- 博物館明治村簡易郵便局 - 1909年(明治42年)建設。旧山田郵便局舎を移築して使用している。重要文化財。
- 角館郵便局、竹田郵便局 - ともに、局舎が公共建築百選に選定されている。