酸化イリジウム(IV)
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酸化イリジウム(IV) | |
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別称 Iridium dioxide | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 12030-49-8 |
PubChem | 82821 |
ChemSpider | 10605808 |
UNII | CL6CQW9MWS |
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特性 | |
化学式 | IrO2 |
モル質量 | 224.22 g/mol |
外観 | 青黒色固体 |
密度 | 11.66 g/cm3 |
融点 |
1100 °C, 1373 K, 2012 °F (分解) |
水への溶解度 | 不溶 |
磁化率 | +224.0·10−6 cm3/mol |
構造 | |
結晶構造 | 金紅石 (四面体型) |
配位構造 | 八面体型 (Ir); 三角形型 (O) |
危険性 | |
引火点 | Non-flammable |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | フッ化イリジウム(IV), 硫化イリジウム(IV) |
その他の陽イオン | 二酸化ロジウム, 二酸化オスミウム, 二酸化白金 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
酸化イリジウム(IV)(Iridium(IV) oxide)は、イリジウムの酸化物のうち、唯一、性質が良く測定されたものである。青黒色の固体である。金紅石型の構造であり、6配位のイリジウムと3配位の酸素を持つ[1]。
発見者の記載によると、緑色の塩化イリジウム(III)を高温で酸素で処理することで形成される。
- 2 IrCl3 + 2 O2 → 2 IrO2 + 3 Cl2
水和物型も知られている[2]。
利用
[編集]産業的な電気分解や電気生理学研究のための微小電極等のためのアノードに用いられる[3]。
被覆電極を作るのに用いられる[4]。
出典
[編集]- ^ グリーンウッド, ノーマン; アーンショウ, アラン (1997). Chemistry of the Elements (英語) (2nd ed.). バターワース=ハイネマン. ISBN 978-0-08-037941-8。
- ^ H. L. Grube (1963). “The Platinum Metals”. In G. Brauer. Handbook of Preparative Inorganic Chemistry, 2nd Ed.. NY: Academic Press. p. 1590
- ^ Cogan, Stuart F. (August 2008). “Neural Stimulation and Recording Electrodes” (英語). Annual Review of Biomedical Engineering 10 (1): 275–309. doi:10.1146/annurev.bioeng.10.061807.160518. ISSN 1523-9829 .
- ^ “改性二氧化铱电极研制--《无机盐工业》1998年03期”. www.cnki.com.cn. 2021年5月21日閲覧。