人工言語一覧
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人工言語一覧では、国際補助語、工学言語、芸術言語、およびその下位区分をそれぞれ五十音順で列挙する。
国際補助語
[編集]メジャーな音声言語
[編集]言語名 | 出版年 | 作者名 | 注記 |
---|---|---|---|
イディオム・ネウトラル | 1902年 | ヴァルデマール・ローゼンベルガー | ヴォラピュクを基にする。1908年放棄 |
イド語 | 1907年 | エスペラント話者の改革者集団 | 約2000~5000人 |
インターリング | 1922年 | エドガー・ド・ヴァール | 旧称「オクツィデンタル」 |
インターリングア | 1951年 | 国際補助語協会 | |
ヴォラピュク | 1879 - 1880年 | ヨハン・マルティン・シュライヤー | |
エスペラント | 1887年 | ルドヴィコ・ザメンホフ | 流暢な話者:約10万~200万人 |
グロサ | 1943年 | ランスロット・ホグベンなど | 当初 インテルグロッサとよばれた。 |
ノヴィアル | 1928年 | オットー・イェスペルセン | |
無活用ラテン語 | 1903年 | ジュゼッペ・ペアノ | 1908年、イディオム・ネウトラルを置換 |
リングア・フランカ・ノバ | 1965年 | ジョージ・ブレー |
マイナーな音声言語
[編集]- アドジュビロ (Adjuvilo)
- アフリヒリ (Afrihili)
- ウニヴェルサルグロット (Universalglot) 1868年にJean Pirroが創案。
- ウロピ (Uropi)
- エスペラントII (Esperanto II)
- コタヴァ (Kotava)
- コムニカティオンスプラッヘ (Communicationssprache)
- ジレンゴ (Zilengo) 1889年頃、動物学者丘浅次郎が創案。
- ソナ語 (Sona language)
- ソルレソル (Solresol) 1817年に作曲家ジャン・フランソワ・シュドルが創案。
- 地球同語 (Lingwa de Planeta)
- ネオ (Neo)
- ボアーボム (Babm) 1956年頃、哲学者岡本普意識が創案。
- ポリエスポ (Poliespo)
- ムンドリンコ (Mundolinco)
- モンディアル (Mondial)
- ユーロパイオ (Europaio)
- リングア・システムフラテル (Lingua sistemfrater)
- ロマーニコ (Romániço)
- インタースラーヴィク (Interslavic) スラヴ諸語を基にして作成
制限言語
[編集]英語系
[編集]- アングリッシュ (Anglish)英語における言語純化運動のひとつ。
- イージー英語 (EasyEnglish)
- E-プライム (E-Prime)
- グロービッシュ (全球語、Globish)
- スペシャル・イングリッシュ (Special English)
- 単純化英語 (Simplified English)
- プレイン・イングリッシュ (プレーン英語、Plain English)
- ベーシック英語 (Basic English)
日本語系
[編集]視覚言語
[編集]- 国際手話 (Gestuno)
- 水中手話 — 潜水士が水中で信号を送るためのもの。「潜水時のコミュニケーション」を参照。
- 中世の修道院の手話
- 地球語 (Earth Language)
- ブリスシンボル (Blissymbols)
- LoCos(ロコス)- 太田幸夫が考案。
言語の研究のために造られた人工言語
[編集]- エプン語(Epun)
工学言語
[編集]人間が使用できる言語
[編集]- アイソタイプ (Isotype)
- aUI
- イスクイル (Ithkuil) 1978年発表。アメリカの言語学者ジョン・キハーダによる。
- 真性の文字と哲学的言語にむけての試論 (An Essay towards a Real Character and a Philosophical Language) 1668年発表。ジョン・ウィルキンス (John Wilkins) による
- チェンリ (Ceqli)
- 普遍的記号法 (Characteristica universalis) ゴットフリート・ライプニッツ (Gottfried Wilhelm Leibniz) による
- ラーダン (Láadan) 1982年発表。サゼット・H・エルギンによる。
- Ro 1904年創案、06年発表。エドワード・パウエル・フォスターによる。
- ログラン (Loglan) 1955年創案。アメリカの社会学者ジェームズ・クック・ブラウンおよび彼の設立したログラン学会による。
- ロジバン (Lojban) 1987年創案。ロジカル・ラングイッジ・グループによるログランの改良。
知識表現
[編集]- CycL
- KIF
- 分散言語翻訳 (Distributed Language Translation) 計画は、元の言語とその翻訳の間の中間言語 (pivot language) としてエスペラントの「二進数コード」版を用いた。
- RDF
- Lincos
- ルーム (Loom)
- 統制語彙 - 表記揺れを統制した語彙体系。
芸術言語
[編集]物語に登場する人工言語
[編集]- アーヴ語 - SF小説『星界の紋章』シリーズに登場する架空言語。森岡浩之作。
- アルダの言語(とくにシンダール語、クウェンヤ、クズドゥル) - J・R・R・トールキン作。『指輪物語』に初めてあらわれ、死後に出版された『中つ国の歴史』とトールキン研究関連著作で議論されている。最も完成されたものはエルフ語である。
- クリンゴン語 (Klingon) - 『スタートレック』映画とテレビシリーズ。マーク・オークランド作。
- ドスラク語(Dothraki) ヴァリリア語群(Valyrian)-ジョージ・R・R・マーティンの『氷と炎の歌』と、それをドラマ化した『ゲーム・オブ・スローンズ』に登場する架空言語。デイビット・J・ピーターソン作。
- ナヴィ語(Na'vi)- 映画『アバター』に登場する架空言語。ポール・フロマー (en:Paul Frommer)作。
- ドラゴン語(Dragonish)- ベセスダ・ソフトワークスによってつくられたゲーム、『The Elder Scrolls V: Skyrim』に登場する架空言語。
- ナッドサット (Nadsat slang) - アンソニー・バージェスの『時計じかけのオレンジ』。アレックスとその友人により話される架空のスラング。
- ニュースピーク (Newspeak) - ジョージ・オーウェルの『1984年』。
- ファーブ・ラテン語 (Ferb latin) - ディズニーアニメーション『フィニアスとファーブ』
- ヒュムノス語 - バンプレスト・ガストのコンピューターゲーム『アルトネリコ』シリーズ
- リパライン語 - 異世界語入門 〜転生したけど日本語が通じなかった〜に登場する架空言語。Fafs F. Sashimi作。
- 人工言語アルカ - 言語と文化と風土をすべて織り込むことを目指した人工言語。セレン=アルバザード作。
改変言語 (Alternative languages)
[編集]- アングリッシュ (Anglish)
- いくつかの北スラブ語 (North Slavic languages) - 西スラブ語群、東スラブ語群南スラヴ語群の存在と、北スラブ語の不在に触発されたもの。
- ヴェネディック (Wenedyk) - 改変歴史『イル・ベジサド』(Ill Bethisad) の作者の一人、ヤン・ファン・ステーンベルヘン (Jan van Steenbergen) が作った。
極小国家言語
[編集]- タロッサ語 (Talossan language) - R・ベン・マディソン作。
個人言語
[編集]- エノク語 (Enochian) - エドワード・ケリー (Edward Kelley) 作。
- トキポナ (Toki Pona) - ソニャ・エレン・キサ (Sonja Elen Kisa) 作。
- リングア・イグノタ (Lingua Ignota) - ヒルデガルト・フォン・ビンゲン (Hildegard von Bingen) 作
- シャレイア語(qilxaléh) - ziphil shaleiras作。
- ワタナベタウン語 - 坂本小見山 作。
宗教言語
[編集]言語ゲーム
[編集]コンピュータ言語
[編集]コンピュータ言語およびプログラミング言語一覧を参照。
関連項目
[編集]- 言語のグループの一覧
- 言語の一覧 - 文字体系別の言語の一覧
- 人工言語一覧
- 言語ゲーム
- 換字式暗号