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杜の都信用金庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
仙台信用金庫から転送)
杜の都信用金庫
Mori No Miyako Shinkin Bank
本店ビル
本店ビル
種類 信用金庫
本店所在地 日本の旗 日本
980-8588 
宮城県仙台市青葉区
国分町三丁目5番30号
設立 1932年昭和7年)10月
(仙台信用組合)
業種 金融業
法人番号 8370005001528 ウィキデータを編集
金融機関コード 1170
事業内容 協同組織金融機関
代表者 星 倫市(理事長
資本金 27億26百万円(出資金)
発行済株式総数 5,429万9千口(出資口数)
従業員数 253名
会計監査人 新日本有限責任監査法人
主要子会社 株式会社仙信ビジネスサービス
外部リンク 杜の都信用金庫
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杜の都信用金庫のデータ
法人番号 8370005001528 ウィキデータを編集
店舗数 28店
貸出金残高 3,417億27百万円
預金残高 5,276億5百円
特記事項:
(2019年3月末現在)
『2019年ディスクロージャー』に拠る。
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杜の都信用金庫(もりのみやこしんようきんこ、英語Mori No Miyako Shinkin Bank)は、宮城県仙台市青葉区に本店を置く信用金庫である。

概要

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2005年7月19日、仙台信用金庫(本店:仙台市青葉区)と塩竈信用金庫(本店:塩竈市尾島町)が対等合併して発足した[1](存続法人は仙台信用金庫で、塩竈信用金庫は法的には仙台信用金庫に吸収合併されて解散)。名称は一般公募され約2千件の応募から最も多かった「杜の都」と緑が多い地域社会にという思いを込め、杜の都信用金庫とした[2]。この合併は、東北全体の信用金庫の再編の口火を切ったとされる。

帝国データバンク仙台支店が発表した2017年10月時点での県内企業におけるメインバンクの実態に関する調査結果において杜の都信金は、1位である七十七銀行の56.04%、2位である仙台銀行の12.56%に次ぐ3位で、6.29%のシェアを県内において占めている[3]

店舗展開

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本店・本部の再開発関連

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2007年12月17日、仙台市役所近隣に所在した本店営業部を置く本部ビルが老朽化したため、広瀬通沿いに建設した地上8階、地下1階の中央支店本部ビルで本部業務を開始し、翌年1月15日、1階で中央支店が営業を開始した[4]

2008年には、旧本部ビルの建物と土地を売却の上、建設されるビルの1階に本店営業部を入居させることを条件にした競争入札を実施。NTT都市開発が落札した[5]。同年秋にはビル建設が着工され、2009年10月13日には竣工した地上7階、地下1階からなるアーバンネット定禅寺ビル1階で本店営業部は営業を開始した。

本店ビル完成

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本店営業部を置いていたアーバンネット定禅寺ビルの賃借契約期限を2019年に迎えることなどを踏まえ、杜の都信金は業務効率化や顧客に対する利便性確保を狙い、東京エレクトロンホール宮城(青葉区国分町3丁目)の北側のビル跡地に地上6階、地下1階の新本店ビルを建設し、2019年7月8日、完成した新本店ビルでの営業を開始した。これに伴い、アーバンネット定禅寺ビルから本店営業部は撤退し、中央支店本部ビルから本部機能が新本店ビルに移った。新本店ビルは1階に本店営業部、2階に約300人が入るホールを設置したほか、ATMを4台設置した[6][7]

塩竈営業部

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旧塩竈信金本店は現在の塩竈営業部の位置に所在したが、現在の塩竈営業部は旧仙台信用金庫の塩竈支店が合併と同時に同所に移転し、その際同時に旧塩竈信金本店・同中央支店を統合した上で営業部に昇格している。従って、塩竈営業部は、口座勘定および組織としては旧塩竈信金の本店をそのまま継承した店舗ではない。

沿革

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  • 1931年(昭和6年) - 有限責任塩竈信用組合として設立。
  • 1932年(昭和7年) - 仙台信用組合として設立。
  • 1943年(昭和18年) - 市街地信用組合法により塩竈信用組合に組織変更。
  • 1950年(昭和25年) - 中小企業共同組合法により塩竈信用組合に組織変更。
  • 1951年(昭和26年)
    • 仙台信用組合を仙台信用金庫に組織変更。
    • 塩竈信用組合を塩竈信用金庫に組織変更。
  • 1998年(平成10年) - 仙台信用金庫が徳陽シティ銀行岩切支店を、塩竈信用金庫が同行塩竈支店の営業譲渡をされる。
  • 2002年(平成14年)6月17日 -2001年11月に経営破綻した宮城県中央信用組合の正常債権などが仙台信用金庫と宮城第一信用金庫に事業譲渡される[8]
  • 2005年(平成17年)7月19日 - 仙台信用金庫が塩竈信用金庫と合併し、杜の都信用金庫に改称。
  • 2006年(平成18年) - 西多賀支店が西多賀営業部に改称。
  • 2007年(平成19年)12月17日 - 新築した中央支店ビル内に本部機能を移設。
  • 2008年(平成20年) - 本店営業部の仮店舗を仙台第一生命タワービルディングの3Fに設置し、空中店舗化。
  • 2009年(平成21年)
    • 4月1日 - 宮城県から加瀬沼公園命名権を取得し、同公園の愛称が『杜の都信用金庫「モリリン加瀬沼公園」』となる[9]
    • 杜の都信金を含む県内5信用金庫と七十七銀行・仙台銀行相互間によるATM出金手数料無料提携「みやぎネット」を開始。
    • 10月13日 - 旧本店ビル跡地に新築されたアーバンネット定禅寺ビルで本店営業部が営業を開始。
  • 2013年(平成25年)5月27日 - 東日本大震災で被災したことに伴う抜本的な対策としての建替実施に伴い、北仙台支店を本店営業部内にブランチインブランチ化。
  • 2014年(平成25年)3月17日 - 北仙台支店を原位置に新築の上再開。
  • 2015年(平成26年)9月14日 - 住吉台支店を泉中山支店に統合[10]
  • 2017年(平成29年)5月15日 - 原町支店を卸町支店の位置に移転し、ブランチインブランチ化。卸町支店原町出張所(店舗外ATM)を設置。
  • 2019年(平成31年/令和元年)
    • 4月1日 - 卸町支店原町出張所(店舗外ATM)の廃止にともない、原町支店の電話番号を移転前から使用していた番号から変更。
    • 7月8日 - 新本店ビルでの営業開始。
    • 10月15日 - 原町支店を同居先である卸町支店に統合。
  • 2020年(令和2年)4月13日 - 古川支店を新築移転。
  • 2021年(令和3年)2月22日 - 中央支店を本店営業部に統合。

totoの払い戻し店

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スポーツ振興くじ(toto)の払い戻し店は以下の店舗で行う。

  • 本店営業部
  • 中央支店
  • 長町支店
  • 卸町支店
  • 西多賀営業部
  • 泉中山支店
  • 古川支店
  • 塩竈営業部
  • 七郷支店
  • 黒松駅前支店
  • 泉中央支店
  • 西中田支店
  • 岩切支店
  • 多賀城支店
  • 北支店

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ 「仙台・塩釜信金、合併へ 東北で最大規模 来年、対等合併で合意」『朝日新聞』宮城版 2004年7月24日
  2. ^ 「合併後の名称は「杜の都」信金に 仙台・塩釜2信金」『朝日新聞』宮城版 2004年12月8日
  3. ^ “宮城の企業メインバンク、七十七銀がトップ 帝国データ調査”. 河北新報. (2017年12月28日). http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171228_12022.html 2018年4月21日閲覧。 
  4. ^ 「杜の都信金 新本部ビル完成 環境性能お墨付き」『日経産業新聞』2007年12月13日
  5. ^ 「杜の都信金 旧本部ビルを売却 15億円程度 NTT都市開発に」『日本経済新聞』2008年1月11日
  6. ^ “<杜の都信金>新本店が完成、営業を開始 本部機能を集約”. 河北新報. (2019年7月9日). https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190709_12035.html 2018年7月10日閲覧。 
  7. ^ “杜の都信金、本店ビル完成 本部機能と本店営業部を集約”. 日本経済新聞. (2019年7月8日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47093960Y9A700C1L01000/ 2018年7月10日閲覧。 
  8. ^ 「公的資金など114億円 県中央信組破たん処理」『朝日新聞』宮城版 2002年5月17日
  9. ^ 加瀬沼公園・矢本海浜緑地のネーミングライツ契約を更新しました』(プレスリリース)宮城県、2016年12月1日https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/tosikei/kouen-ne-minguraitukoushin.html2017年3月1日閲覧 
  10. ^ “店舗統廃合のお知らせ”. 杜の都信用金庫. (2015年7月). http://www.morinomiyako-shinkin.co.jp/news/pdf/20150731_touhaigou.pdf 2016年2月25日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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