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余市駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
余市駅
駅舎(2024年8月)
よいち
Yoichi
S19 仁木 (4.4 km)
(5.3 km) 蘭島 S17
地図
所在地 北海道余市郡余市町黒川町5丁目43番地7
北緯43度11分11.22秒 東経140度47分40.83秒 / 北緯43.1864500度 東経140.7946750度 / 43.1864500; 140.7946750座標: 北緯43度11分11.22秒 東経140度47分40.83秒 / 北緯43.1864500度 東経140.7946750度 / 43.1864500; 140.7946750
駅番号 S18
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 232.6 km(函館起点)
電報略号 イチ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗降人員
-統計年度-
1,280人/日
-2018年-
開業年月日 1902年明治35年)12月10日
備考
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余市駅
よいち
Yoichi
黒川町
所属事業者 余市臨港軌道
所属路線 余市臨港軌道線
キロ程 0.0 km(余市起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1933年昭和8年)5月10日
廃止年月日 1940年(昭和15年)7月25日
テンプレートを表示

余市駅(よいちえき)は、北海道余市郡余市町黒川町5丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線である。駅番号S18電報略号イチ事務管理コードは▲130112[2][3]。余市町唯一の駅であり、かつては特急北海」、急行「ニセコ」・「らいでん」などの停車駅であった。函館本線のいわゆる「山線」区間の中では小樽駅に次いで乗降客数が多く、小樽駅から当駅折り返しの列車も設定されている。

歴史

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1976年の余市駅と周囲約1km範囲。下が倶知安方面。駅舎横小樽側の貨物ホームには、海産物の出荷が盛んであったかつての名残りに長い上屋を有し、その引込み線から北へスイッチして石炭荷卸線が緩いカーブを描いて伸びている。駅裏に機待線と転車台が残されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅構造

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単式島式ホーム混合の2面3線を持つ地上駅[1]。ホーム間の移動は跨線橋で行ない、単式ホームに駅舎が接している。

駅舎は1996年(平成8年)に改築された鉄筋コンクリート造2階建てで、スコットランド風の外観である[11]。「余市町観光物産センター」(エルラプラザ)を併設しており[11][13]、2階には「スキー王国余市展示ホール」がある。また、北海道中央バス余市案内所がある。

直営駅で早朝・深夜を除き駅員が配置されている。自動券売機みどりの窓口設置[14]

函館本線の当駅-銀山駅間を管理下においている。

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1 函館本線 下り 小樽札幌方面
2 上り 然別倶知安方面
3 夜の1本のみ
下り 小樽・札幌方面 当駅折り返し

利用状況

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乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

乗車人員推移
年度 乗車人員(人) 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 1,260.0 [15]
2017年(平成29年) 589.8 [16]
2018年(平成30年) 586.6 [17]

駅周辺

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駅前は北海道道228号豊丘余市停車場線になっており、余市蒸溜所入口交差点で国道5号国道229号(リタロード)に接続している。北海道社会事業協会余市病院北星学園余市高等学校まで車で約10分のアクセスになっている。

バス路線

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北海道中央バス札幌駅発着の高速便(一部除く)とニセコバス各便は、駅から少し離れた「余市駅前十字街」に発着する。それ以外は駅前に発着する[18]

北海道中央バス(余市営業所
ニセコバス
仁木町
  • 予約制バス「ニキバス」(仁木・尾根内方面)
赤井川村
  • 「むらバス」(赤井川・落合・常磐方面)

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
快速「ニセコライナー」・普通
仁木駅 (S19) - 余市駅 (S18) - 蘭島駅 (S17)

かつて存在した路線

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余市臨港軌道
余市臨港軌道線
余市駅 - 黒川町駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 急行「ニセコ」は夏季のみの臨時列車として1993年平成5年)まで運転され、当駅にも停車していた。

出典

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  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、25頁。 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、215頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  4. ^ その72 余市駅の移転”. 余市町でおこったこんな話. 余市町 (2010年). 2015年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月24日閲覧。
  5. ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、813頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  6. ^ その4 臨港軌道鉄道”. 余市町でおこったこんな話. 余市町 (2004年). 2016年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月24日閲覧。
  7. ^ a b c その24 余市駅”. 余市町でおこったこんな話. 余市町 (2006年). 2015年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月24日閲覧。
  8. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、111頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  9. ^ 吉田, 揵治、前崎, 順亮「56・10ダイヤ改正」『交通技術』第36巻第10号、交通協力会、1981年10月、5-8頁、doi:10.11501/2248666 
  10. ^ スコットランド風の外観*新余市駅、19日に開業”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1996年3月17日). 2017年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月24日閲覧。
  11. ^ a b c 「スコットランド風に JR函館線 余市駅新駅舎が完成」『交通新聞』交通新聞社、1996年3月26日、3面。
  12. ^ 駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20070930015220/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf2014年9月6日閲覧 
  13. ^ 余市町観光物産センター エルラプラザ”. 余市振興公社. 2017年3月24日閲覧。
  14. ^ JR北海道のおもな駅”. 北海道旅客鉄道. 2017年3月22日閲覧。
  15. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、811頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  16. ^ 函館線 長万部・小樽間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. p. 4 (2019年7月22日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  17. ^ 函館線 長万部・小樽間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. p. 4 (2020年8月26日). 2021年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  18. ^ 余市駅前周辺のりば案内図” (PDF). 北海道中央バス. 2020年12月29日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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