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全日本スプリントスピードスケート選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

全日本スプリントスピードスケート選手権大会(ぜんにほんすぷりんとすぴーどすけーとせんしゅけんたいかい)は、2018年まで毎年12月に2日間にわたって開催されたスピードスケートの国内大会である。開催地は持ち回り。

概要

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男女とも、500mと1000mを2回ずつ滑り、それぞれの走破タイムを得点化し、4レースの合計得点で総合優勝を争う。その際、500mはタイムがそのまま得点に、1000mはタイム÷2が得点として加算されていき、得点が少ないほど上位となる。

最多総合優勝は、男子が清水宏保の7回、女子が橋本聖子の10回。

オリンピック及び世界スプリント選手権、さらにISUワールドカップ後半戦の日本代表選考会を兼ねて行われる大会であり、2003年で30回となった。長くTBSが放映権を持ち「TBS杯」の呼称でも親しまれてきたが、第30回大会よりフジテレビに放映権が移った。

主催は公益財団法人日本スケート連盟である[1]

2019年6月19日に開催された日本スケート連盟理事会で2019/2020年シーズンより全日本スピードスケート選手権大会と統合されることになり、2019年よりスプリント選手権部門として開催された。

歴代開催地および男女総合優勝者

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開催地 男子選手(所属) 得点 女子選手(所属) 得点
1 岩手県盛岡市 平手則男三協精機 163.400 長屋真紀子三協精機 182.900
2 山梨県富士吉田市 鈴木正樹王子製紙 160.500 長屋真紀子(三協精機)(2) 178.650
3 長野県軽井沢町 大山三喜雄(王子製紙) 162.000 長屋真紀子(三協精機)(3) 179.750
4 岩手県・盛岡市 大山三喜雄(王子製紙)(2) 161.855 長屋真紀子(三協精機)(4) 183.790
5 長野県・松本市 市村和昭明治大学 155.770 長屋真紀子(三協精機)(5) 172.985
6 青森県八戸市 市村和昭(明治大学)(2) 160.535 長屋真紀子(三協精機)(6) 179.850
7 岩手県・盛岡市 黒岩彰専修大学 157.385 黒岩美智子西武鉄道 179.020
8 長野県・軽井沢町 浜谷公宏(専修大学) 155.995 橋本聖子駒大苫小牧高校 173.705
9 群馬県伊香保町 黒岩彰(専修大学)(2) 153.545 渡辺優子(中京短期大学) 173.560
10 岩手県・盛岡市 黒岩彰(専修大学)(3) 154.760 橋本聖子(富士急行)(2) 173.295
11 長野県・軽井沢町 三谷幸宏白樺学園高校 154.995 橋本聖子(富士急行)(3) 168.570
12 長野県・軽井沢町 黒岩彰(国土計画)(4) 150.845 橋本聖子(富士急行)(4) 164.780
13 岩手県・盛岡市 三谷幸宏(法政大学 156.015 橋本聖子(富士急行)(5) 173.180
14 山梨県・富士吉田市 森山秀美日本大学 153.450 橋本聖子(富士急行)(6) 164.800
15 北海道釧路市 黒岩康志(国土計画) 158.020 橋本聖子(富士急行)(7) 171.920
16 群馬県・伊香保町 宮部保範慶應義塾大学 152.025 橋本聖子(富士急行)(8) 164.190
17 青森県・八戸市 宮部保範(慶應義塾大学)(2) 152.250 橋本聖子(富士急行)(9) 167.395
18 山梨県・富士吉田市 宮部行範(三協精機) 150.135 橋本聖子(富士急行)(10) 166.380
19 群馬県・伊香保町 宮部保範(王子製紙)(3) 151.620 楠瀬志保佐田建設 168.040
20 長野県・軽井沢町 清水宏保(日本大学) 149.985 島崎京子(三協精機) 167.210
21 長野県・岡谷市 宮部行範(三協精機)(2) 150.150 島崎京子(三協精機)(2) 165.825
22 北海道・帯広市 宮部保範(新王子製紙)(4) 151.275 島崎京子(三協精機)(3) 169.405
23 長野県・長野市 堀井学(王子製紙) 146.305 岡崎朋美(富士急行) 162.300
24 長野県・長野市 清水宏保(三協精機)(2) 144.935 岡崎朋美(富士急行)(2) 157.800
25 1998 長野県・岡谷市 清水宏保(NEC)(3) 146.225 三宮恵利子(富士急行) 159.820
26 1999 山梨県・富士吉田市 清水宏保(NEC)(4) 143.325 三宮恵利子(富士急行)(2) 159.390
27 2000 北海道・釧路市 清水宏保(NEC)(5) 146.350 三宮恵利子(富士急行)(3) 159.060
28[2] 2001 長野県・長野市 武田豊樹(SHI) 142.235 外ノ池亜希アルピコ 155.585
29[3] 2002 北海道・札幌市 清水宏保(NEC)(6) 147.035 外ノ池亜希(アルピコ)(2) 162.750
30[4] 2003 栃木県日光市 清水宏保(NEC)(7) 145.055 新谷志保美(竹村製作所) 158.985
31[5] 2004 長野県・茅野市 小林正暢(山形県体育協会) 144.180 吉井小百合日本電産三協精機 157.945
32[6] 2005 長野県・長野市 長島圭一郎日本電産サンキョー 141.985 吉井小百合(日本電産サンキョー)(2) 155.030
33[7] 2006 北海道・帯広市 長島圭一郎(日本電産サンキョー)(2) 145.585 岡崎朋美(富士急行)(3) 162.355
34[8] 2007 北海道・釧路市 加藤条治(日本電産サンキョー) 144.730 吉井小百合(日本電産サンキョー)(3) 160.575
35[9] 2008 山梨県・富士吉田市 長島圭一郎(日本電産サンキョー)(3) 142.525 新谷志保美(竹村製作所)(2) 159.210
36[10] 2010 岩手県・盛岡市 羽賀亮平(日本大学) 145.970 小平奈緒相澤病院 160.230
37[11] 2011 北海道・帯広市 加藤条治(日本電産サンキョー)(2) 142.225 小平奈緒(相澤病院)(2) 154.285
38[12] 2012 北海道・釧路市 羽賀亮平(日本電産サンキョー)(2) 146.760 小平奈緒(相澤病院)(3) 158.445
39 2014 長野県・長野市 中村駿佑法政大学 142.155 小平奈緒(相澤病院)(4) 152.645
40 2015 北海道・帯広市 大和田司味のちぬや 142.030 髙木美帆日本体育大学 153.180
41 2016 長野県・長野市 長谷川翼(日本電産サンキョー) 140.810 小平奈緒(相澤病院)(5) 151.595
42[13] 2018 北海道・帯広市 新濱立也高崎健大 138.735 小平奈緒(相澤病院)(6) 150.315
第87回全日本スピードスケート選手権大会と統合(スプリント選手権部門)として開催
87 2019 北海道・帯広市 松井大和(日本大学) 139.450 髙木美帆(日本体育大学)(2) 149.705
88 2020 コロナ禍で距離別のみの開催
2021 北京オリンピックスピードスケート日本代表選手選考競技会
90 2022 距離別のみの開催
91 2023 北海道・帯広市 新濱立也高崎健大)(2) 138.580 髙木美帆TOKIOインカラミ)(3) 150.425

脚注

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  1. ^ 大会要項” (PDF). 日本スケート連盟 (2012年9月20日). 2012年12月29日閲覧。
  2. ^ TBS杯 第28回全日本スプリントスピードスケート選手権大会”. 日本スケート連盟. 2012年12月29日閲覧。
  3. ^ TBS杯第29回全日本スプリントスピードスケート選手権大会”. 日本スケート連盟. 2012年12月29日閲覧。
  4. ^ 第30回全日本スプリントスピードスケート選手権大会”. 日本スケート連盟. 2012年12月29日閲覧。
  5. ^ 第31回全日本スプリントスピードスケート選手権大会”. 日本スケート連盟. 2012年12月29日閲覧。
  6. ^ 第32回全日本スプリントスピードスケート選手権大会”. 日本スケート連盟. 2012年12月29日閲覧。
  7. ^ 第33回全日本スプリントスピードスケート選手権大会”. 日本スケート連盟. 2012年12月29日閲覧。
  8. ^ 第34回全日本スプリントスピードスケート選手権大会”. 日本スケート連盟. 2012年12月29日閲覧。
  9. ^ 第35回全日本スプリントスピードスケート選手権大会”. 日本スケート連盟. 2012年12月29日閲覧。
  10. ^ 第36回全日本スプリントスピードスケート選手権大会”. 日本スケート連盟. 2012年12月29日閲覧。
  11. ^ 第37回全日本スプリントスケート選手権大会”. 日本スケート連盟. 2012年12月29日閲覧。
  12. ^ 第38回全日本スプリントスピードスケート選手権大会”. 日本スケート連盟. 2012年12月29日閲覧。
  13. ^ 第42回全日本スプリントスピードスケート選手権大会”. 日本スケート連盟. 2021年4月27日閲覧。