ヒルズ族
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(六本木ヒルズレジデンスから転送)
ヒルズ族(ヒルズぞく)とは、2000年代に六本木ヒルズ森タワーに本社を置く企業群の代表者たち、また六本木ヒルズ内の住宅棟である高級マンションの六本木ヒルズレジデンスに住む住人を示していた。ITベンチャーや投資ファンドの関係者が多く含まれていた。
概要
[編集]住居棟である六本木ヒルズレジデンスには、著名人が数多く居住し、またオフィス棟である六本木ヒルズ森タワーには、ITベンチャー企業が相次いでオフィスを設けた。これらの企業の経営者たちは、若くして成功したこと等でマスコミなどに注目されるようになった。ヒルズはアントレプレナー(起業家)の聖地となり、各界の著名人が織りなすセレブ文化の発信地でもあった。
六本木ヒルズレジデンス
[編集]六本木ヒルズレジデンス Roppongi Hills Residences | |
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施設情報 | |
所在地 |
〒106-0032 106-0032東京都港区六本木6-12-1 |
状態 | 完成 |
着工 | 2000年(平成12年)3月 |
竣工 | 2003年(平成15年)3月 |
用途 | 共同住宅・店舗・駐車場 |
各種諸元 | |
階数 |
A: 地上6階地下2階 B・C: 地上43階地下2階 D: 地上18階地下2階 |
敷地面積 | 16,649.47 m² |
延床面積 |
149,812 m² ※*A15,198 *B58,576 *C49,595 *D26,443 |
構造形式 | 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造) |
戸数 | 総戸数793戸(賃貸戸数473戸) |
関連企業 | |
設計 | 森ビル・入江三宅設計事務所 |
施工 |
A・B:戸田建設・フジタ C・D:清水建設・西武建設 |
デベロッパー | 六本木六丁目地区市街地再開発組合(森ビルなど) |
所有者 | 森ビルほか |
管理運営 | 森ビル |
六本木ヒルズを構成する住宅施設として、六本木ヒルズの開業と同じく2003年(平成15年)4月に完成した集合住宅である。住宅建物には、地上43階・地下2階建てのツインタワーであるB棟、C棟を始め、A棟、D棟とゲートタワーがあり、総戸数は793戸となっている。デザインは主にG2デザインパートナーズによるGallery White、Gallery Walnut、コンラン & パートナーズが担当[1]。
賃貸物件では1平米あたりの月額賃料相場が1万円程度と高額であり、ここに住む企業経営者らを「ヒルズ族」と呼んでもてはやす傾向がみられた[2]。一方、この地では再開発前約500世帯が暮らしていたことから、六本木ヒルズレジデンスの住戸のうち、約250戸は地権者が入居している[2]。また、完成時にはレジデンス4棟計793戸のうち、約4割が旧地権者の所有であった。
代表的な「ヒルズ族」
[編集]会社が森タワーにあった人物
脚注
[編集]- ^ 六本木ヒルズレジデンス C棟 六本木ヒルズレジデンス賃貸情報。2014年2月26日閲覧
- ^ a b 浅原敬一郎 「六本木 ヒルズっ子の夕焼け小焼け」 『日経マガジン』(日本経済新聞) No.103 2011年11月
参考文献
[編集]- 「六本木ヒルズの若手社長たち ~21世紀勝ち組企業家たちの新・哲学~」(岩田 智也 (著)、ブックマン社、2005年2月26日)
- 「ヒルズな人たち IT業界ビックリ紳士録」(佐々木俊尚 (著)、小学館、2005年5月10日)
- 「ヒルズ黙示録―検証・ライブドア」(大鹿 靖明 (著)、朝日新聞社、2006年4月1日)
- 「ヒルズ黙示録・最終章 (朝日新書) 」(大鹿 靖明 (著)、朝日新聞出版、2006年10月31日)
- 「ヒルズ 挑戦する都市 (朝日新書 200)」(森 稔 (著)、朝日新聞出版、2009年10月13日)