利用者:Suguri F/6
この文書は、1利用者のメモ書きであって正式な方針ではありません
記事タイトル: 管理者の仕事は何でないか
以下の文書は、しばしば誤解される「管理者(sysop)」とは何をする役目の人ではないかを示します。(誤解のないようにさらに書くと、下記の役目の殆どは全ての利用者が果たせるものであり、下記の役割をしたいときにはもちろん、管理者が行っても構いませんし、許諾などは誰にも行うことが出来ません)
方針を決定する役目はありません
[編集]ウィキペディアは、皆が平等な立場で編集に参加する百科事典です。一般の記事空間はもちろん、Wikipedia名前空間にある方針文書も、誰でも作成し、提案する事ができます。(採用されるかどうかは、皆の話し合いや、投票によって決まります)
管理人の役目はありません
[編集]喧嘩を仲裁したり、文書の監視をしたりは管理者の仕事ではありません。ウィキペディアの項目は、(初めてウィキペディアに来た読者も含めて)全ての執筆者が、出来る限り正確かつ中立であるように気に掛けることで、品質が保たれています。そういう意味では、ウィキペディアン全員が管理人であるとも言えます。
権力者ではありません
[編集]管理者がもっている権限は、あくまでもシステム上の権限であって、議論や記事において、管理者が常に優位にあるということではありません。記事の誤りはもちろん、正しましょう。ノートでの議論も管理者が間違っていると思えば、反論して互いの誤解を解くように心がけてください。また、管理者への立候補で、皆の支持を得られれば、誰でも管理者になることができます。
議論についての例外としては、いくつかの名前空間での依頼は管理者の裁定を待たない限り、終了することが出来ません。しかし、この裁定も、原則として全ての利用者が参加できる議論を反映する形で下されます。
折衝係ではありません
[編集]管理者は、ライセンス問題などが起こった場合に「メールを書かなければならない」という義務は負っていません。単にそういう世話好きな人が管理者に多いだけで、それが管理者の仕事というわけではありません。逆に、だれであっても外部にメールを書いて、構いません。そのときには、GFDLでライセンスされるので、他サイト・他メディアでの商用利用も許可することになることなどを忘れずに伝えてください。
専任スタッフではありません
[編集]管理者は、ウィキメディア財団から給与を受けて働いているスタッフではなく、無償でボランティアとして動いています。従って、権限行使の頻度は個々人により異なります。(もっとも、3ヶ月以上編集なしの管理者は、解任されることもあります)
スポークスマンでも代表者でもありません
[編集]ときおり、マスコミ関連の方から「管理者の方に取材を」という問い合わせが来ます。取材に応じることもありますが、管理者はマスコミの前であっても1ユーザーとしての立場でしか発言をすることが出来ず、全ての発言は「ウィキペディアに参加している1ユーザーの見解」でしかありません。
ウィキペディア公式の見解が欲しい場合には、アメリカ合衆国にあるウィキメディア財団にお問い合わせ下さい。
ライセンス管理者ではありません
[編集]管理者はあくまでも1ユーザーにすぎず、各項目、各マルチメディアファイルの利用許諾を出すことは出来ません。日本語版の記事の文章部分はほぼ全てがGNU Free Documentation Licenseでライセンスされています。画像・音声などのマルチメディアファイルは、それぞれのサムネイルをクリックすると見ることが出来るライセンスで許諾されています。雑誌・TVなど他のメディアで利用するためにそれ以外の許諾を求められる方がいますが、管理者にはそれを与える権限はありません。