利用者:Nekoraji/sandbox

このページでは、ウィキペディアに参加するときに気をつけてほしいことを若い人向け(小学生から大学生くらいまで)にまとめています。

できれば、ウィキペディアで編集をする前に読んでおいてください。

すでにトラブルに巻きこまれているのであれば、問題解決への手がかりとして使ってください。

ウィキペディアは年少者をどう考えているか[編集]

ウィキペディアは、編集に参加している人の年令を確かめていません。年少者からお年寄りまで平等に参加することができます。

しかしこれは、別の言い方をすれば「子どもであっても特別あつかいをしない」ということです。失敗したときに「まだ子どもなのだから(許して)」という言いわけは通じません。

書きこんだ内容の正確さや話し合いでの態度など、全ての場面で大人と同じようにあつかわれます。

大人の中に入って、大人と同じように仕事ができるかを考えておきましょう。

ウィキペディアに参加するときに気をつけてほしいこと[編集]

ウィキペディアで年少者が巻きこまれがちなトラブルの中から、気をつけてほしい点を挙げていきます。

ウィキペディアは、百科事典を作るためのプロジェクトです[編集]

ウィキペディアに参加するのならば、「私たちは、百科事典を作るために集まっているのだ」ということを忘れないように活動してください。

もし友だちとのコミュニケーションなどを求めているのなら、ウィキペディアではなく、別のふさわしいサイトを探しましょう。

ウィキペディアの記事の書き方[編集]

ウィキペディアは「だれでも自由に書ける百科事典」と説明されることが多いですが、これはまちがっています。ウィキペディアは「基本方針に同意する人が、記事を編集できる百科事典」です。

基本方針に同意し、一定以上の質がある記事の内容が求められます。そこで、百科事典として適切な記述をするために気をつけてほしいことを2つ紹介します。

本やニュースサイトで調べた情報だけを書いてください[編集]

ウィキペディアでは、次のような内容を書いてはいけません。

  • 授業で聞いたことや友達に聞いた話
  • テレビや雑誌で見た不完全な知識
  • ニュース的な情報
  • アニメやマンガの1回ごとの内容
  • 自分の意見や感想

こういった情報を書きこんでいる他の人がいても、その人がまちがっています。絶対にマネしないでください。

ウィキペディアでは、教科書や図書館の本などを参考にして、根拠のある文章を書く必要があります。

あなたが何を根拠に書き込んだのかは必ず分かるようにしてください。そうすれば、記事の内容をもっと詳しく知りたい人も、同じ資料を読むことができます。

根拠が確認できない文章を書いてしまうと、誰かに直してもらう手間をかけてしまいます。それを消すかどうか話し合いをする人々にも負担をかけるので、やめましょう。

資料の丸写しはしないでください[編集]

根拠のある文章を書くときも、参考にした資料の丸写しはしないでください。歌詞やセリフをそのまま書くのもいけません。

丸写しは、他人の著作権ちょさくけんを守らない犯罪行為になります。文章の言い方を少し変えたりしても違いはありません。

著作権を守らない文章はすぐに削除されますし、くり返し著作権を守らない人は編集禁止になります。

個人情報は書かないでください[編集]

  • 自分の名前
  • 生年月日
  • 性別
  • 住所
  • 年齢
  • 電話番号
  • メールアドレス

などの、自分の情報は書かないようにしましょう。

犯罪者に悪用されたり、事件にまきこまれたりすることもあり、とても危険なことです。

もちろん、友達や家族の情報も書いてはいけません。

写真を載せる前によく考えましょう[編集]

ウィキペディアに載せていい写真は、記事の説明に役立ち、他人の権利を侵害しないものでなければなりません。

ネット上の写真や、自分が撮った写真に関わらず、問題のある写真を載せるのはやめましょう。

くわしくは「百科事典向け写真撮影しゃしんさつえいのガイド」をご覧ください。

ウィキペディアでは、記録を残しています[編集]

ウィキペディアでは、すべての編集記録を残しています。

学校の人について書いたり、いじめに使ったりした場合、書きこまれた記録は残り、これを消去することはできません。

表面上は削除されて見えなくなっても、裏では残っています。

気軽に書いたことで犯罪を犯してしまわないようにして下さい。

管理に参加するときは、注意深く[編集]

ウィキペディアでは、百科事典としての質を保つために、削除などの管理作業が行われています。

年少者が管理作業に参加してはいけないという決まりはありませんが、参加する時はよく注意して下さい。

削除依頼さくじょいらいを出す場合には、十分な注意を[編集]

ある記事を消してほしいとき、「その項目が必要かどうか」「その項目は著作権を守っているかどうか」など、いろいろな検討が必要になります。 あなたが削除すべきだと思っても、実はその項目には大きな価値があるかもしれません。

議論・投票への参加はきちんと理解をしてから[編集]

議論や投票には、「そこで何が問題になっているか」を理解してから参加しましょう。

ウィキペディアのルールを読まずに自分の考えを述べても、その考えは間違っているかもしれません。議論や投票の背景をきちんと理解しなければ、何が問題になっているのかもわかりません。

問題の内容や背景が分からないまま議論や投票に参加するのは、迷惑になってしまいます。

ほかの利用者への注意も用心深く[編集]

ウィキペディアの他の利用者に注意をするのも、用心深く行うのがいいでしょう。

知識不足や経験不足が原因で、問題のない行動を問題があると思いこんでしまうこともあります。問題のない行動を注意されたら、たいていの人は気分を害します。ときには激しい反論をしてくるかもしれません。

不用意な注意をすることは、ウィキペディアにとってもあなた自身にとってもマイナスになってしまいます。

もし注意されたら[編集]

人に注意されることは、あまり楽しいことではありませんが、すぐに感情的になって言い返してしまうのは、まちがった対応です。

ウィキペディアは人を言い負かすために活動する場ではありません。

注意されたら、まず「自分の行動の何が注意されたのか」をよく考え、反省すべきところを反省して同じまちがいをくり返さないようにしましょう。