DYパティル・スタジアム
DYパティル・スタジアム | |
ムンバイ・シティFCの試合。2015ISL決勝戦 | |
所在地 | インド マハラシュトラ州ナビムンバイネルール |
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座標 | 座標: 北緯19度2分31秒 東経73度1分36秒 / 北緯19.04194度 東経73.02667度 |
創設 | 2008年[1] |
収容人数 | 55,000 |
オーナー | DYパティル・スポーツ・アカデミー代表 ヴィジャイ・パティル Vijay Patil, D. Y. Patil Sports Academy |
エンドネーム | |
メディア・エンド Media End パビリオン・エンド Pavilion End | |
2016年以前年8月8日現在 |
DYパティル・スタジアム(マラーティー語: डी.वाय. पाटील स्टेडियम, 英: DY Patil Stadium)、別称DYパティル・スポーツ・スタジアムとは、インドのマハラシュトラ州ナビムンバイにある競技場のこと。市内ネルールのパドマシリーDYパティル大学の敷地内にあり[2][3]、クリケットとサッカーの公式スタジアムでムンバイ・シティFCの2番目のホームグラウンドである。設計はハフェーズ・コントラクター(Hafeez Contractor)が担当[3]。
沿革
[編集]スタジアムは2008年3月4日に正式に発足し、2014年にIPLチームのムンバイ・インディアンスの本拠地となる。同クラブのIPLマッチを3回開催し、2008年と2010年のIPL決勝も開催した[4]。
ISLフランチャイズのムンバイ・シティFCはホームマッチをすべて当スタジアムで行った。また2014年のISL決勝戦は、ATKとケラーラ・ブラスターズが対戦。2017 FIFA U-17ワールドカップも開いている。クーパレッジ・グラウンドの開催地候補にも選ばれた[注釈 1]。2020 FIFA U-17女子ワールドカップの決勝戦で再び使用される予定だった。このスタジアムでは、DYパティル・インターナショナルスクールの学校対抗クリケットの試合も毎年開催されている。
収容人数5万5千人は、インドのクリケット場で9番目に大きい。当スタジアムは、テニスコート9面(ハード)、屋内バドミントンコート(4面)、オリンピック規格の水泳プールなどの施設も備える。競技場としては、柱が不要なカンチレバー式の屋根を用いたユニークな特徴があり、スタンド内の任意の場所から遮るもののない眺めを楽しめる。
スポーツ種目
[編集]サッカー(インディアン・スーパーリーグ)
[編集]トーナメントは10月6日に第1試合のニュージーランド対トルコ戦が引き分け、続いてパラグアイ対マリが合計5ゴールを決めて3–2で終え、パラグアイが勝者として上がった。2日目の試合(10月9日)では、トルコとマリが対戦、続いてパラグアイとニュージーランドの試合が4-2のスコアラインで展開。パラグアイはこれに続いて10月12日に別の壮大なパフォーマンスを見せ、グループBのトップとして16バースのラウンドを固め、観客の注目に応じた。グループAのコロンビアは16ラウンドを勝ち上が理、アメリカとの試合に臨んだ。激しい展開となり、アメリカを3対1で敗退させた。
10月18日の16試合では、ガーナがニジェールを2-0で下し、ブラック・スターレットを準々決勝に導いている。
2020 FIFA U17 WWCの決勝戦は、このスタジアムでの開催が決まっていた。
ISL 2014
[編集]当スタジアムは、インディアン・スーパーリーグの開幕シーズンにムンバイシティFCのホームグラウンドとして機能した。フレドリック・ユングベリやニコラ・アネルカのようなレジェンドが同クラブ所属だったシーズンである。トーナメントの決勝戦は当スタジアムで開催され、 ATKがケラーラ・ブラスターズFCを破った。
ISL 2015
[編集]2シーズン連続でムンバイシティFCのホームグラウンドとして機能した。スニル・チェトリは同クラブと記録破りの契約を結び、ここでホームゲームのほとんどをプレーした。最も注目すべき記憶は、チェットリーがノースイースト・ユナイテッドFC戦で達成したハットトリックである。
国際試合のリスト
[編集]クリケット
[編集]ワン・デイ・インターナショナル
[編集]オーストラリアの2009年インドツアー期間中、2009年11月11日にはインドとオーストラリアのODI第7戦を予定した。初のクリケット国際試合となるはずが、大雨のため中止された [6][7][8]。
トゥエンティ20
[編集]IPL 2010ではT20のオープニングマッチ、準決勝、3位決定戦、決勝を含む6試合を開催した。
DYパティル・トゥエンティ20
[編集]DYパティル博士スポーツ・アカデミー(DYPSA)が2005年、インド国内初の公式T20トーナメントを開催するまで、インドの人々はT20フォーマットをほとんど知らなかった。実際に興奮を味わった観客にもろてで迎えられると、第14回DYパティルT20カップを開催。リライアンス1がチャンピオンになった。
サッカー
[編集]ムンバイシティFCのため、サッカーのインディアン・スーパーリーグの試合を主催した。2017 FIFA U-17ワールドカップでは複数の試合を行い、2020 FIFA U-17女子ワールドカップの決勝戦で再び使用される予定だった。
ワンデイ・インターナショナルの主催
[編集]当スタジアムはこれまで以下のワン・デイ・インターナショナルの試合を主催した。
チーム(A) | チーム(B) | 勝者 | 点差 | 年 |
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インド | オーストラリア | 中止 | 2009年 |
設備
[編集]FIFA U-17対応の再開発
スタジアムは改修を行い、屋根のふき替え、非常出口16ヵ所を新設するとともに、ロッカールームを2つ増設、またスタジアム内にトレーニングルームを4ヵ所設けるなど、3000万インドルピー相当の予算を費やした。
ピッチとアウトフィールド
[編集]ピッチの設定は、南アフリカのニール・テイントンとジョン・クラッグの助言と指導を受け、南アフリカから輸入した粘土200トンを敷き詰めてある。周辺のスタジアムは通常、アウトフィールドに赤土を入れ、雨が降ると重くなり、足を取られる傾向が見られる。その点、当スタジアムでは砂ベースを採用し、降雨による試合中断を最小限に抑えている。表面には全く見えないが、地下排水システムですばやく水を除去する。メインスタジアムの隣のキャンパスに、練習用ピッチが10ヵ所用意されている。
観客の快適さと安全性
[編集]観客はベンチシートではなく個別のバケットシートに座る。グラウンドの眺めを妨げる柱はない。巨大なLEDスクリーン2基にスコア、リプレイその他の情報を表示する[3]。
モンスベルゲン・サッカースタジアム(ベルギー)に設置されたものと同機種(スウェーデン製のAxisカメラ)のデジタル監視カメラをインドで初めて導入した。非常に高画質の動画が撮れ、観客を撮影した画像はセキュリティ機関に送信する。耐震設計の建造物であり、消防と避難用の設備を備える。
駐車場はスタジアムのほかDYパティル大学の敷地内[2]にある。
他の設備ほか
[編集]特別室、ボックス席
[編集]バストイレ付きの豪華なスイートルームがある。メインのパビリオンエリアでは、飲食物の出前を提供する[2]。
観覧席の上層階には、法人専用の貸切ボックス席が60ヵ所ある。
コンサートやイベント
[編集]2015年12月、ハードウェルは収益全額を8歳から18歳までの3,000人の子供の教育支援に充てるというチャリティーの趣旨に賛同して、当会場のコンサートに無料で出演した。イベントは記録を次々に生み、ハードウェルは自分に与えられた招待客席7万5千人を事前登録ファン12万5千人超のために寄付した。またイベントの趣旨に賛同した誓約や寄付金も受け入れた[9]。
2017年5月、ジャスティン・ビーバーは、インド初公演のパーパス・ツアーの1会場としてコンサートを行った。
2017年12月、社会活動を主旨とする団体 Guestlist4Good 主催の2日間のイベントにHardwell、 W&W、Nucleya、アドナン・サミー、シャーン、ミトゥーン、Kill The BuzzとSuyano(オランダ)、アディティ・シン・シャルマ、アルマアン・マリクが出演[10]。
2019年9月、 U2はヨシュアトゥリー・ツアー2019の途中、同年末の12月15日に当スタジアムでコンサートを開くと発表した[11]。
また同年11月16日、Dua Lipaとケイティ・ペリーはムンバイで演奏し、「ワンプラス音楽祭」のヘッドライナーを務めた。ペリーにとって、2012年以来の初のインド来訪だった[12]。
2019年12月4日、信者9万人超が集まり、教祖プラムフ・スワミ・マハラジの98歳の誕生祝いを取り行った。インド内務大臣アミット・シャーも出席。
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アディティ・シン・シャルマ
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アルマアン・マリク
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ミトゥーン
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アドナン・サミー(2007年)
世界記録
[編集]ギネスブックに「最大の健康意識レッスン(単一会場)」として記載されたのは、2013年12月20日に当スタジアムを会場にしたイベント。参加者5万1861人がシュリ・ナナサヘブ・ダールマディカリ・プラティシュタン博士(インド)のもとに集まった[13] [14]。
交通機関
[編集]ネルール駅:最寄りのローカル鉄道駅
ジュイナガー駅:アクセス可能な地元の鉄道駅
バス路線
バス番号 | 始点 | 終点 | 下車するバス停 |
AC125 | ボリバリ駅(東口) | Ova GaonCif | 当スタジアム |
AC123 | ボリバリ駅(東口) | Ova Gaon
Cif |
当スタジアム |
512 | ムルンド・チェック・ナカ | ネルール・バス・ターミナル | DYパティル・
キャンパス |
AC103 | ムルンド・チェック・ナカ | パンベル駅 | DYパティル・
キャンパス |
105 | バンドラ駅(西口) | CBDバスターミナル | DYPatil大学 |
108 | ワールド・トレード・センター | セクター46シーウッズ | DYPatil大学 |
61 | カルヤン駅 | ベラプール駅 | DYPatilStadium |
他の交通手段はタクシー(営業免許および白タク)と人力車がある。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “Six of the best: The architecture of cricket grounds”. Architects Journal .(「6大スタジアム:クリケット場の建築について」『Architects Journal』)
- ^ a b c “The D Y Patil Stadium”. D Y Patil Sports Academy. 2021年11月26日閲覧。
- ^ a b c Nagraj Gollapudi (2008年5月). “Dr DY Patil Sports Academy | India | Cricket Grounds | ESPNcricinfo.com”. Cricinfo. ESPN. 2021年11月26日閲覧。
- ^ “fixtures/flash/player”. Indian Premier League. 23 April 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。23 April 2011閲覧。[リンク切れ]
- ^ “DY Patil Stadium, not Cooperage, likely to host FIFA U-17 World Cup”. DNA India (2020年7月9日). 2021年11月25日閲覧。
- ^ Scorecard
- ^ India look to salvage pride
- ^ Bad weather washes out dead rubber
- ^ “Hardwell”. www.guestlist4good.com. 27 October 2018閲覧。
- ^ “DJ Hardwell and Shailendra Singh to release festival anthem today”. timesofindia.indiatimes.com. The Times Group. 22 September 2019閲覧。
- ^ “'MUMBAI - LET'S ROCK THE HOUSE!'”. U2.com. 18 September 2019閲覧。
- ^ “Katy Perry, Dua Lipa, Ritviz and More Head To Mumbai For The OnePlus Music Festival This Weekend -” (英語) (13 November 2019). 22 March 2020閲覧。
- ^ “Largest health awareness lesson (single venue)”. Guinness World Records. 4 December 2016閲覧。
- ^ Debroy, Sumitra (20 December 2013). “The health awareness and check-up camp held at DY Patil Stadium, Nerul on Friday has been recognized as the latest record breaking event and officially marked its entry in the Guinness Book Of World Records. The camp, organized by Dr Nanasaheb Dharmadhikari Prathishthan, saw participating from over 1.5 lakh people from Navi Mumbai, Mumbai, Thane, Pune and other adjacent cities.”. Times of India 4 December 2016閲覧。
関連項目
[編集]- ナビムンバイ
- ネルール