ケルサン・チャキー・テトン
ケルサン・チェキー・テトン | |
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ケルサン・チェキー・テトン[注 1] | |
基本情報 | |
原語名 | Kelsang Chukie Tethong |
生誕 | 1957-11 |
ジャンル | チベット音楽 |
担当楽器 | ボーカル |
公式サイト | [1] |
ケルサン・チャキー・テトン(Kelseng Chukie Tethong 1957年11月 - )はネパール、ムスタン郡生まれのチベット系ネパール人で女優兼歌手。通称チャキー・テトン。
来歴
[編集]チャキー・テトンは音楽一家の生まれで妹のナムギャル・ラモと一緒にインドのダラムシャーラー郊外マクロードガンジ (en) でチベット舞台芸術研究所に入学する。在学期間は11年で歌唱を専門に学ぶと、1974年に研究所を去り、オランダに渡る。
音楽家としての経歴
[編集]オランダ在住中もチベット音楽への興味は尽きず1990年代初頭に再びこの分野に取り組むと、テトンは1996年に最初の公演を行う。それに続いてヨーロッパとアメリカ各地で多くのコンサートが開かれた。またチベット民主化コンサートシリーズ (en) にバンド「チェンパギャング」として参加、ニューヨーク(1997年)とワシントンD.C. (1998年)、アムステルダム(1999年)で演奏する。2000年にはボーカルとしてこのバンドの初アルバム『チベットからの声』(仮題)に参加、その後ソロに転向しダラムシャーラーと西ベンガル州で典礼および記念式典に出演を続けている。
主要都市の海外公演は東京をふくめウーディネ、バンクーバー、デリー、デヘラードゥーン、ジャイプール、台北などを重ね、ツアー先の台北で初ソロアルバム『Voices from Tara』を作成。主題は17世紀頃のチベット音楽、チベット東部および北東部の遊牧民トーシー (Toeshey) の「lu」と呼ばれる歌を中心に組んだ。
またテトンはチベットのさまざまな地域の民族音楽もレパートリーに加えている。
映画俳優の経歴
[編集]映画ではテトンは『セブン・イヤーズ・イン・チベット』(1997年)[1]に姉妹で出演し、劇中の音楽でバンドのチェンパギャングも加わり、共演者はナムギャル・ラモ (en)、Tobden Gyaltso であった。
ヤン・ヴァン・デン・バーグ (Jan van den Berg) がこのバンドを追ったドキュメンタリー作品、『Seven Dreams of Tibet』 を2001年に監督している。
2006年、彼女はミラレパ映画『Milarepa』(チベット語: མི་ལ་རས་པའི་རྣམ་ཐར།།, ワイリー方式: mi-la-ras-pa'i rnam-thar) [2]で女優デビューを果たす。ミラレパ の母カルモ・キェンが若かったころを演じた。
作品
[編集]- Voices from Tibet、Gang Chenpa。作詞作曲(2000年、Papyros)
- Voices from Tara(2002年)
- Where the Heart Blossoms(2004年)
- Songs From The Forgotten(2005年)
- Songs of Milarepa(2006年)
- A Woman's Spiritual Chants(2009年)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ クリスチャン・リエヒティ撮影、2012年4月ダラムシャーラー、マクロードガンジ。
出典
[編集]外部リンク
[編集]- 経歴 (アーカイブ) ハールのウェブサイト
- « Seven Dreams of Tibet » (Archive • Wikiwix • Archive.is • Google • Que faire ?)[リンク切れ] Boeddhistische Omroep、«
- « Gang Chenpa » (Archive • Wikiwix • Archive.is • Google • Que faire ?)[リンク切れ] Speed Team,